ゲームを作る専門学校に入学してゲーム開発会社に就職したはずなのに、いつの間にか音声作品の制作・販売やシナリオライティングの事務所を設立して代表になっていた話

みなさまこんにちは。

ボイスプラン事務所の林田です。

今まで投稿頻度が非常に少なかったので、今月から週一投稿を目指して頑張ろうと企んでます。

応援よろしくお願いします。皆さんの応援が、力になります。

と、前置きはここまでにして、今日はタイトルの通り、僕のここ最近の不思議な行動録を書き記していきたいと思います。

「ゲーム開発」「音声作品制作(同人音声含む)」「新卒」「独立」「働き方」とか検索している方には、もしかしたら有益な話があるかも知れません。

是非最後まで見ていってください。

そもそも、ゲームを作る専門学校に入る前は何していたの?

はい。まずはゲームを作る専門学校に入る前のお話からです。

学生の頃にお恥ずかしながらメディアのインタビューに出演させていただいた際にお答えしたのですが、元々は飲食店でフリーターをしてました。

▼インタビュー記事はこちら(ゲームクリエイターズギルド様のインタビュー)

https://game.creators-guild.com/g4c/interview-studentgamescreator-20200130/

雇われマネージャーみたいな立ち位置でしたので、正直、プライベートの時間は少なく、あまり外出することもなく、服とかも必要最低限しか買わず、お金を使うのは漫画とか画集とかCDとか、家や移動中で楽しめる趣味にお金を使っていました。

お金はかなり溜まりました。しかし、なんだか満たされることはなかったのです。

「一度きりの人生、楽しいことしてから死んでやろう」

そう思い始めた林田青年は、何か面白い職業ってないのかな、とスマホで色々仕事を検索してみました。

「ほう、ゲームプランナー、とな」

そこで、「ゲームプランナー」という職業を初めて知る事になりました。

「なるほど、面白そうな職業だな。ゲームは昔から真・三國無双とかドラクエとか、色々やってきたし、ゲーム業界楽しそうだ!」

と、いう事で、ゲームプランナーのアルバイトを応募している会社にたくさん応募をすることにしました。

しかし、なんということでしょう。10社以上応募しましたが、全てお祈りです。

まだその当時はコロナウイルスなんてものはない時代です。職業難とは特に言われていなかった時代です。それでも、アルバイトすら、未経験ではなかなか採用されないのです。

「こうなったら、専門学校でも行ったるか!」

という事で、専門学校の門を叩きました。入学試験と面接を経て、林田青年はゲームを作る専門学校に入学することになりましたとさ。続く。

ゲーム開発会社に就職

はい。ゲームを作る専門学校での話はすっ飛ばし、ゲーム開発会社に就職してからのお話です。

専門学校のお話とかは、僕が以前投稿した【ゲームプランナーになりたい人へシリーズ】を見てください。

https://note.com/yu_haya/n/n3e5ac7ecaffb

元々、色々なところにちょっかいするのが好きだった林田青年は、専門学校時代には数々のイベントや勉強会に参加していました。(勿論、「ちょっかい」は比喩表現ですよ?)

色々なところに行くことで、多くの経験を積み、そのインプット・アウトプット量が功をなし、ゲーム開発会社に見事内定をいただいて、ゲーム開発会社に就職することになりました。

ゲーム開発会社に入ってからは、会社内のプロジェクトに従事することになります。当たり前です。会社に所属しているのですから。

ですが、専門学校に通い、望んだ未来を手にしながら、そんな当たり前にどこかまた、満たされた気持ちにはならなかったのです。

そんな時に、専門学校時代終盤から趣味で始めていた音声作品制作で転機が訪れます。

2020年10月から販売が続く、「圧倒的添い寝CD」シリーズです。

サークル「じゅじゅっとウェルダン」としての活動の転機

少し話の時系列を前に戻すと、そもそも林田青年が音声作品制作を始めたのは、2019年の11月。

ゲーム開発の傍ら、何か自分で作れるものはないかと考えるようになりました。

元々、フリーランスでシナリオライターをしていたので、このシナリオライティングに関わるような仕事を何かしたいなと漠然と思うようになります。

ここで、ゲームや漫画、アニメなど、オタクカルチャー大好きな林田青年は思います。

「可愛い声の美少女に癒されるドラマCD作ってみたいなぁ!」

はい、このようにして音声作品の制作が始まります(ちなみに、最初はドラマCDで販売する予定でしたが、紆余曲折の末、DLsiteでの音声作品としての販売に変更になりました)。

最初は右も左も分からず、とにかく作品を完成させようという気持ちで制作に臨みました。

そして、2020年5月。

サークル「じゅじゅっとウェルダン」処女作の「圧倒的バブみCD」が発売されることになります。

その後、音声作品制作の楽しさに心打たれ、サークルの第2作目の制作を企画します。ゲーム開発会社に入社して5ヶ月後、2020年8月のことです。

この頃、いわゆる事務所所属のプロの声優さんが起用された音声作品が多く販売されるようになります。

このブームが起きるとほぼ同時に、「圧倒的添い寝CD」の制作が始まります。そして、様々なご縁が重なり、賢プロダクション所属の声優、藤田 茜さんの起用が決まりました。

ブームに呑み込まれる前に、この「圧倒的添い寝CD」の第1弾をリリースが出来たことから、思っていた以上の反響を得ることが出来ました。

「あれ、これ、事業化できるんじゃないか?」

林田青年は、このような野望を抱くようになります。乱世の奸雄だ!(曹孟徳かな?)

という冗談はさておき、実際に事業化できるような環境になり、独立を考えるようになったのは事実で、ここで、ようやく「満たされた」気持ちを手にします。

満たされた気持ちの正体

そして、ここでようやく満たされた気持ちとは何かを悟ることとなります。

そう。

満たされた気持ち。

その正体は、

「色々な人と繋がりながら、自分で考えたものを制作し、宣伝し、販売し、ファンを増やしながら、利益を出していく」

ことでした。

これ、会社に所属すると、ほぼほぼ出来ないんですよね。たとえ企画職でも。

何故なら、組織の一員になるからです。

組織の一員になるということは、その組織の方針に従うことになるのです。

会社に労働力を提供することで、対価として賃金を得るわけですから。

勿論、ネームバリューや実績が伴えば、いつかは会社のお金で上記のことができるようになる可能性はあります。

ですが、僕はそこに至るまでの時間が惜しいと思ったわけですね。

要は、僕はこの働き方が合わなかったというだけの話です。

ただ、働き方が合わなかっただけで辞めるのは早計となることもあると思います。

そこで、フリーター時代に頑張って稼いだお金が響いてきます。貯蓄があるのです。

さらに、既にサークル「じゅじゅっとウェルダン」で積み重ねてきた制作の実績が、図らずも手に入っていたのです。

そして、フリーター時代から渇望していた「満たされた気持ち」があるのです。

「よし、一念発起して、独立しよう!」

ーーこうして、林田青年は2021年3月。

林田青年は無事、「ボイスプラン事務所」を開業することになりましたとさ。

林田青年の戦いは、まだ始まったばかり!!

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