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本【発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ】から学ぶ5つの方法 《 後編 》

こんにちは。こちらは後編になります。
前編に続いてまとめを紹介します。

そもそも本書では、
ABA(応用行動分析)という療育法
利用した言葉かけとして紹介されています。

本書を読むまではABAの存在を知らなかったのですが、調べてみるとABAは科学的に証明された療育法であり、アメリカなどではその療育を受けるにあたり保険適用されているとのこと。
そんな根拠のあるABAの療育法を学ばずには
いられません…
また、本書でのABAを利用した療育法は
自分の発達支援保育での経験と一致するところが
ありました。

本書からの新しい学びを参考にしながら、
自分の経験を含めてまとめました。

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《前編》
①いい関係を築こう
②事前予告
《後編》
③褒めるチャンスを逃さない
④指示は簡潔に具体的に
⑤問題行動は無視しよう


③褒めるチャンスを逃さない

できている時や頑張っている時を見逃さないで、見つけたらすぐ褒めることはとても大切です。
本書では、こどもが普通にしているときに褒めるとありますが、まさにそれだと思いました。

【褒めるポイント】
できたことを褒めることで、
できたことを強化して定着させる
がんばっている過程を褒めることで、
できていなくても、モチベーションを上げる
存在を認める
こどもの自己肯定感を高める

具体的な言葉かけやその他のポイントなど
本書にてぜひ読んでいただけたらと思います。

目の前のできるできないばかりに
目を向けるのではなく、子ども自身のやろうと
する気持ちを一緒に育てることが大切ですね。


④指示は具体的に簡潔に

「ちゃんと〇〇しなさい」
「なんでそんなことばかりするの!」
一度は口にしてしまった親御さんもいるのではないでしょうか。あとで後悔するのことを分かっていながらもついついというのはよくあるもの…

けれどそのような言い方によって、
問題がきちんと解決できたという結果は
ほとんどないのではないでしょうか。

本書ではこうした言葉かけは
指示が漠然としていて子どもには分かりにくいとあります。子どもの行動に合わせてひとつずつ順番にできるだけ具体的なやり方を示していく。

「1番〇〇する」「2番〇〇する」と数字を使うことも子どもの理解につながりやすいです。
また指差ししながら「かばんを掛けます」などと目の前のやることを言葉とセットで視覚的に伝えることもおすすめです。
とにかく言葉は簡潔にがポイントになります。


⑤問題行動は無視しよう

無視というとなかなか強い言葉ですが、
時には目線も合わせず無視をすることは
重要なポイントになります。

ここでの無視は問題を放っておくという意味でも人格否定するという意味でもありません。

問題行動を無視する場合は、
子どもがいけない行動だと分かっているけれど
その行動を注目されることで嬉しくなって
同じ行動を繰り返してしまう行動
の場合です。

例えば、椅子に座って先生の話しを聞く時間に
立ち上がって先生の様子をうかがったり、
友達と違う行動をとることで周りの反応を見たりなど…

こういう行動が見られる場合は、
注意をするよりも問題行動を無視すること。

しばらくすると、注目されないことに気づいて
仕方なく椅子に座ったり今やることに取り組もうとしたりという行動が見られるようになります。

そんな時はすかさず
「椅子に座れたね」「戻ってこれたね」
良い行動に注目して褒めることで、その行動が
強化されて持続する
とあります。

‘’③褒めるチャンスを逃さない” 
このような場合にも活用できますね!

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こんな本があったら分かりやすいだろうなあと
なんとなくの想像していたところに
こちらの本と出会いました。
対応に具体性があり、内容も分かりやすく、
かわいいイラストに癒されながら
読ませてもらいました。

勝手な思いかもしれませんが、
発達の気になる子どもの対応に悩んまれている
子育て中の方々や、保育教育に携わる方々に
ぜひ読んでいただきたいと思います。



長くなりましたが、
最後まで読んで頂きありがとうございました☺︎

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