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カメラとの出会い#3 〜デジタルとの遭遇〜

 こんにちは、ゆーふくです。前回の続きです。

コンタックス のAriaを買って楽しいカメラライフを送っていたのですが、時代はいよいよデジタルカメラが普及し始めていました。新しい物好きの僕はもうそろそろかな?と言う事で、コンパクトデジカメ、富士フィルムのファインピクスを購入していました。品番は忘れましたが、縦型のハニカムCCDが売りだった機種でした。

 そのデジカメの便利さを実感したのは、結婚式の妻の衣装合わせの時でした。取っ替え引っ替え衣装を変えるのですが、鏡では自分の後ろ姿や横からの姿がいまいちよくわからないんですね。そこでデジカメの出番です。衣装を変える度に僕がデジカメで、正面、右、左、後ろとデジカメで写真を撮りその場で妻が確認。また次の衣装に変えて写真を撮り確認。をひたすら繰り返しようやく妻の納得したドレスが見つかりました。今であればなんて事のない風景ですが、「撮った写真をその場で見る」と言うのはフィルムカメラからすれば革命的な出来事でした。これからはデジタルカメラだなぁと感じるのには十分な経験でした。ちなみに、妻は22着のドレスを着ました。画像フォルダに「22」と数字を付けたのを覚えているので。これが多いか、少ないかはわかりませんが、僕は2着で決まりました、笑。

 結婚して子供ができるまではカメラのメインまだフィルムのコンタックス のAriaでした。デジカメ は便利さはわかったのですがいまいち使い所がなく、写すメモ的な使い方が多く、デジカメで撮った写真をプリントして後で見返して見る事はありませんでした。「カメラと似て非なるもの」そんな感じでした。

 この意識が大きく変わるのは子供が産まれてからでした。子供が産まれると今日の子供の出来事を妻がデジカメで撮り、その日のうちに僕に見せるという衣装合わせの時と似たような事が起こりました。こういう「写真の鮮度」が必要な時にデジカメというのは途端に威力を発揮します。ついにここで我が家もデジタル一眼レフを購入します。買ったのはペンタックスのistDs。比較的コンパクトで、ファインダーがペンタプリズムなのが決め手でした。もちろんMZ-5のレンズも使えます。ここで初めてフィルムがメインの座を明け渡しました。

 妻がデジイチ撮った写真は僕だけじゃなく、離れて暮らすお互いの両親も心待ちにしている。なんせ両家の初孫、その愛情は凄い!ここから僕の毎週末の宿題は、その週に妻が撮った写真を10枚くらいピックアップし、Photoshopでコメントと日付を入れて、お互いの両親にメールで送る事になった。最初のうちは楽しかったけど、だんだんと重荷になってくる。フィルムカメラでは自分は撮るだけ、後はお店に出して写真を受け取る。その写真を見てまたその撮った時の事を思い出すという一連の楽しさが全くない。それでも子供が1歳になるまではほぼ毎週続けた。1年を機にペースを落とすねーという事でお互いの両親も納得してもらった。

 このままデジタルが主役なのかと思いきや事件が起こった!(またまたおおげさ、笑)長くなったので続きはまた次回。

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