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【生活とフィルム】僕が持っている一番古いカメラ

 こんにちは、ゆーふくです。カメラとの出会いは一旦お休みして、今日は僕が持っている一番古いカメラのご紹介をしたいと思います。多分長い記事になるので作例は次回。

 僕が持っている一番古いカメラがこれです!

Kodak No.2 Folding Pocket Brownie Model B

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見るからに、古いですよね。これはレンズ側を開いた状態。この状態で撮影します。まぁまぁ目立ちます。赤い蛇腹がカッコいいです!

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上が閉じた状態のレンズ側。ま四角のお弁当箱みたいな形。本体は木製です。そう、木!それに革が丁寧に貼られています。革の持ち手も付いていて小さなバックのよう。

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 上の写真、こちらはフィルム室側。見慣れた赤窓もありますね。裏蓋を開けるた状態が下の写真。

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 しっかりとカメラの製品名が記載されています。

 僕調べによると、製造は1907年!明治40年ですよ!日本の時代背景としては日露戦争が終わった後のようです。世界的に見れば第一次世界対戦前、アメリカは第二次産業革命を経て、世界一の工業国になっていた頃でしょうか?いずれにしてもその頃にこのようなカメラが発売されていたんですね。どうやら今も発売されているブローニーフィルム=120フィルムの2番目の機種だそうです。ちなみに1番目は1902年発売のKodak No.2 Folding Pocket Brownie Model A で見た目はほぼ同じであるレンズのついている金属プレートが木製のようです。

 レンズ周りは下の写真のような感じ。なんとシャッターがそのまま見えている状態!5枚羽根のシャッターです。シャッターはインスタント(I)とバルブ(B)とタイム(T)の3速。インスタントは1/30位のようです。

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その奥に絞り、8枚の綺麗な円形絞り。絞りは画像下にあるように1、2、3という数字で表されています。f11、f16、f22らしいです。

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最後にレンズの順番。光って見えるのがレンズです。

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実は、この構成のお陰でただ同然の値段で購入、いや引き取らせて頂きました。いつも行っているカメラ店に行った時、

「ゆーふくさん店頭に並べれないカメラが貯まってきたので一回見てみます?もうゆーふくさんくらいしか活かせる人いないので部品としてどうですか?1個○○円でイイですよ。」と。

その中に入っていた一つがこれ。店員さんが

「これいきなりシャッターが見えてるんですよね〜、多分、前のレンズが取れてるんだと思います」

と僕もいるの場では全く分からず

「確かになんか先端にレンズ付きそうですよね。でも綺麗だし、シャッターも切れてるし、次に同じカメラが出てくる時まで待ってますわ」

というやり取りで我が家に来て頂きました。

 帰ってから調べるとどうやら1枚レンズでこれで正解。はい、感動品でございました、汗。もちろん後日店員さんに伝えましたが、「誰も買わないんで問題ないですよ〜」と。感動品であれば当然フィルムを通さないとねという事で次回はこの1907年製のカメラで撮った作例をお届け予定です。




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