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うた恋いに学ぶエモすぎる和歌の世界

こんにちは、ゆうほです!
(自己紹介記事はコチラ)

友達が貸してくれた
『うた恋い』シリーズを読破。


百人一首に登場する和歌を書いた人は
どんな人柄だったのか?
どんな背景や想いがあって
その和歌は作られたのか?

超訳とタイトルにある通り、
史実をもとにしつつ結構創作部分も多い。

けど、
それも含めてロマンがあって良い!!!
作者の絵がクセがなくてとても綺麗なのも良い!!!

元々アニメ版は観てたから、
ある程度大筋は知ってたけど
映像化されなかったエピソードも
沢山読めて嬉しかったー。


月夜の明かりに照らされて
御簾越しに会話したり…
粋な和歌のやり取りしたり…
東下り三人衆の推し活だったり…

「エモすぎじゃん😩」
って読みながら何回心の中で叫んだことか(笑)


大河ドラマの「光る君へ」も
初回からずーっと追いかけて観てるから、
「このキャラクター大河のあの人か!」
って思いながら読めるのも気分上がる。
(特に公任と行成)


いろんな和歌が登場するけど、
1000年以上まえに書かれたものなのに
共感できるものが沢山。


大切な人を想う優しい気持ち
恋へのわくわく
失恋の苦しみ
自然の美しさにハッとする気持ち
季節の変わり目に切なくなる気持ち


文化も常識もガラッと変わったけど、
どれだけ進歩しても人の心は
いつの世も変わらないんだなぁと少し安心したし、
平安時代の人=遠くの時代の人
って思ってたけどすごく親近感を感じた。


大河ドラマで観た感じ、
一見優雅そうだけど結構ドロドロしてたり
色んな制約に縛られて息苦しそうだなぁ
って印象の平安時代だけど、
タイムスリップして一日くらいなら過ごしてみたい🤭

最後に、
個人的に好きな和歌をいくつか紹介させて。

①君がため 惜しからざりし 命さへ
ながくもがなと 思ひけるかな

⇒あなたに会えるなら捨てても
惜しくはないと思っていた命ですが、
逢瀬を遂げた今、(あなたと逢うために)
できるだけ長くありたいと思うようになりました。


これは藤原義孝の和歌。

光る君へに登場する
書の達人藤原行成のお父さん。


疫病で21歳で亡くなってしまうけど
めちゃくちゃイケメンだったとか。

絶世のイケメンからこんな和歌送られてみ?
どうする?

② 君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ

⇒ あなたにさしあげるため、
春の野原に出かけて若菜を摘んでいる
私の着物の袖に雪がしきりに降りかかってくる。


光孝天皇が親王だった若い頃、
詳細は分からないけど親しい大切な人の
長寿を願って春の野草を贈った時に添えた歌。


相手のことを想いながら
一生懸命野草を摘む情景が浮かんで
この歌を見るたびに心がほっこりする。

何かを貰う時って物自体も嬉しいけど、
それを自分にあげたいと思ってくれた
相手の心遣いがなにより嬉しいよね。


書いてみて初めて気付いたけど、
どっちも始まりの言葉が同じ(笑)

相手を想う温かい気持ちが伝わる
言葉や文章が特に私は好みなのかも😊


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