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コワモテ社長さんの「心」に気付いた話


こんにちは、ユウホです。
(自己紹介記事はこちら)

私が普段働いている職場は、
2つの会社がコラボ事業として
運営してるため社長さんが1人ずついる。


職場のある場所が田舎の地域で
どちらの本社ともかなり距離があるため、
普段顔を合わせることは全く無くて
年に2回ほどイベント時に会うくらい。


それぞれ外見も性格も対極
という感じの2人の社長さん。


社長さん①
コワモテで威圧感が半端ないタイプ。
細かいことは気にしないけど
言うべきことはズバリ言う!
長年職人としてもやってきたため、
昔ながらの体育会系気質。

社長さん②
穏やかで声もそんなに大きくなくて
優しそうな雰囲気を感じるタイプ。
もの静かだけどめっちゃ細かい所まで
よく見てて配慮や気配りするマメな性格。


ちょう今年の4月に春のイベントで
それぞれの社長さんが訪れたので
「次は秋ごろかなぁ~」なんて油断してたら、

先日急遽社長さん①から
「社員旅行でそちらの地域を訪れるので
その際少し顔を出させてもらいますね。」
との連絡が。


え…。

なんとなく私は昔から
威圧感あるタイプが苦手。

ただでさえ社長さんが来るとなると
気を使うからドキドキするのに、
よりによって社長さん①かよ…。
威圧感怖いんよ…。


だから、
これまでも社長さん①が来た時は
一応笑顔であいさつはするけど
それ以上は基本的に離れた場所を陣取って
極力関わらず済むようにしてた。


一日も早く終わりますように。
何事もなく無事終わりますように。
と、
朝から何度も念じながら迎えた当日。


相変わらずの威圧感とオーラで
登場した社長さん①。
(以降は「Mr.威圧感」と呼ばせていただく)


いつもなら颯爽と逃げるけど、
なんとなくその場にとどまってみた私。

なんだかご機嫌な雰囲気で
いつになく饒舌に世間話をするMr.威圧感。


その話をふんふんと聞いてたら、
「オレさぁ、あいつら(部下)に
結構怖がられてるんだよねぇ」
「昭和の人間だから仕方ないかなぁ」

とポロリと一言。

本人は冗談っぽく笑いながら言ってたけど、
寂しいような切ないような
そんなエネルギーを言葉の裏に感じて
その瞬間なんとも言えない気持ちになった。


コワモテや威圧感などの要素に囚われて
最初から中身を知ろうともせず
勝手に先入観持って怖がって避けて
私めちゃくちゃ失礼なことしてたなって。


この人も私と何も変わらない
心ある人間ということを忘れていた。


本当に恥ずかしいのと、
申し訳なさで胸がいっぱいになった。

ごめんね…。


そんなわけで、
ひとしきり心の中で反省した後は
せっかくの機会だし勇気を出して
しっかり目を見て笑顔多めで会話してみた。


その結果、
当初のご機嫌モードがさらに炸裂して
めちゃくちゃ冗談言うし
めちゃくちゃ笑うMr.威圧感。
興味深くて勉強になる話も沢山してくれた。


素直すぎる。
かわいい。


今までの恐怖感は何だったのかと思うほど
最終的には愛しさすら感じた(笑)


どんなに怖い見た目の人でも
どんなにすごい肩書きの人でも、
嬉しい時は笑うし
悲しい時は心を痛める。

自分となんら変わらない
「心」を持つ1人の人間である。

先入観から色んなことを
取りこぼすのはもう嫌だ。

今回の一件でより一層、
これからは心開いて生きていこうと思った。


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