見出し画像

美しくて不思議な星の料理店 Created by 風のレストラン Kae

美しくて不思議な星の料理店
at c:hord hayama /葉山

− 私は料理をするときに、食材と向き合う時間を通して、地球の長い歴史や奇跡をよく感じます。
そして、食べ物が人と人との繋がりの原点だという事も。
コードのアンティークの世界とどこか似ているかもしれません。
儚い物や時間が、目には見えない豊かな姿に形を変えて、心地よい風が流れますように。
一瞬でなくなる料理を、丁寧に心を込めて、お作りします。
風のレストラン Kae
(Kaeさんの言葉をそのまま転載させていただきました。)

風の時代に、風のように一か所にとどまることなく、型にはめられて在るわけでもなく、軽やかに爽やかに頬を撫でるように優しく・・・

Kaeさんの手によって愛を与えられ、生み出された恵。
ひと皿ひと皿、眺めていただければ嬉しいです。

画像1


秋の足跡を追っかけて

画像2

渋皮つきのまま、カリッと素揚げされた熊本県産利平栗、
八幡平のマッシュルームのスープ

その素材の味わいから、季節の喜びをいただく
一皿目から、贅沢すぎる…

みんなで乾杯の一杯目は、やっぱりシャンパンで♪
Champagne JB Delalande(フランス)

画像3


からだの中に花を隠した

画像4

大好き♡無花果♡♡♡
中には全く火が入っていないフリット。

添えられているのはお豆腐のソース。

優し〜い甘みに目が潤んじゃうのよ。

画像5


海と大地の物語

画像6

横須賀産の鯖、
鯖、鯖が、さ。
臭みがないのさ。
写真を見返したら皮付いてたんだ..?

え、鯖・・鯖ってさ、、えー!
(私の鯖の概念的なものを覆されて、感動しすぎて言葉で表現出来ない)

お魚が続くので、一緒に白ワインを。
山梨グレイスワイン グリド甲州2019(日本)
日本のワイナリーも巡ってみたいな。

画像7


明るいひかり

画像8

運ばれてくるなり
みかんの香りが鼻をくすぐった一皿。

宮城県産のメカジキのソテーに小田原産のみかん
ハーブとのハーモニーに顔がほころぶ、その優しさ..

りんごの木の下で夢をみた

画像9

宮治さんの湘南みやじ豚、kaeさんとも繋がった♪
3種のりんごに、鎌倉人参のピューレ
みやじ豚の優しいピンク色に、寄り添うようなデザイン。

一緒にいただいたワインは、
コートドニュイヴィラージュ2013(フランス)
お肉には赤ワイン

画像10


金木犀のしずく

画像11

金木犀のジュレ
それは、朝露でのどを潤すような、ジブリの世界のような、

自然界に生きていながら体験したことのない、その未体験への誘惑。

画像12


画像13

これぞ、kaeさんと思わせるようなワントーン色調の中に美しさしか感じない、デザートプレート

ローズマリーのソルベの香りが鼻から抜けるときに感じた幸せは、全てのコースが終わってしまうことへの寂しさも感じさせるような、しかしながら全てを締めくくるに「最幸」の体験..

画像14


食事を終えて、名残惜しさを感じるなんて初めてでした。
いつまでもこの満ち足りた感覚に浸っていたい、そんな食の体験。
今夜はもう、何もお腹には入れたくない、と・・
なんていうか、その・・芸能人と握手して、手洗えない!みたいな(笑)、そんな感覚の最上級。

なぜか、って、それは分かっているんだ。

一皿目から、主役の食材から添えられた脇役の一粒まで・・・
全てにKaeさんの優しい愛がこもっていたから。


今回、「風」がふわりと辿りつた場所は、葉山にあるc:hord hayama

画像16

画像17

画像18

アンティークの家具と本、グリーンに囲まれた店内、
窓から見える海と、通り抜ける風、

画像17

画像19

これだけ「モノ」に囲まれているのに、何ひとつ圧がなく、むしろ開放的で邪魔な感覚を覚えない、そんな特別な場所でした。


2020年10月31日、秋晴れの土曜日
今月2回目の満月(ブルームーン)にハロウィン・・・

美しくて不思議な星が優しく語りかけてくれたような、一日。

画像20

画像21

画像22

...thank you.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?