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【私の仕事】花を命ととらえる価値観

こんにちは!
今週もおつかれさまでした。
私は土曜も仕事ですが金曜日がくると1週間終わったな~と、仕事があるのに勝手に1週間終わらせてます。笑

さて、私は日本スタイル、パリスタイル、ドイツスタイルのフラワーアレンジメントを見てきた(習ってきた)のですが、それぞれの国の文化、宗教的背景、人の気質によって"花"そのもの自体の捉え方が異なることにとても興味を持ちました。

例えば、日本は草花にも命があり、命を粗末にすることはできない、どのように表現すべきか。という八百万の神の精神に則ったような扱いをする印象です。

パリスタイルは、草花にも命があることは前提ではあるのですが、植物・自然の一部の中に花があり、その自然全体を表現し、美しい景色を作り上げるものという印象。

そしてドイツは、この日本とフランスの"命"というポイントがあまり重要でないように感じます。
"花は生活の一部であり、より生活空間を豊かにするものである"
まったく違和感はないですし、その通りでもあるのですが所謂「わびさび(日本)」や「エスプリ(フランス)」みたいなものは感じません

パリスタイルを習っていた際は、少し余ってしまった花材なども小さな花瓶やプレートを使って飾ったりしていましたし、実家の花屋はそもそもそんなに余すことなく計算して花材選びをする。という感じでした。

ドイツは、まだ綺麗だな~と思う花材や余った花材でもバッサバサ捨てます。
そもそも仕入れの量合ってる??と思う事もあります。
お店にもよると思いますが、そう大差はないかと思います。

日本は宗教的に食事もなるべく残さず、作ってくれた人に感謝し、命を頂くという文化があるので花もそこに結びついているのだと思います。

私はこの日本の文化がすごく好きです。
口数も欧米人より少ないですし、自分の意見を言うのが苦手で、何考えているか分からないのですが「いただきます」「ごちそうさまでした」「もったいない」こういう言葉に日本人の生き方や命そのものに対する気質・思いが集約されている気がします

今はドイツのお花を学びながら働いていますし、ドイツスタイルは大好きなのですが、やはり日本のこの文化をしっかり胸の中に持ち続けたいです。

Schönes wochenende!

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