日本語の美しさ。優しさ。

noteへの投稿1発目は、
あえてアメリカから日本に帰る途中の所から。

少しだけ僕の話をする。
2022年1月から、僕はアメリカのカリフォルニアにあるとある学校へ。音楽を主に勉強している。
そんな今日は、待ちに待った夏休み。

久しぶりに日本に帰る。

1年半ぶり。月でいうと18ヶ月ぶり。
たったの1年半くらいじゃ何も変わらないだろうとか
思ってたけど、、、

---------------------

6/27/2023
ホノルル(ハワイの空港)から成田行きのフライトにて

なんだ。違和感が凄い。
めっちゃ日本語喋ってる人がいる。
既に飛行機の中に日本人がたくさんいる。
なんか凄い安心する。

優しい言語の音がする。

母国語だからなのか?
日本語の発音が優しい音だからなのか?
はたまた日本人の性格からくる優しさの音なのか?

すごく暖かい。

CAさんの日本語がすっごく綺麗。
久しぶりに働く人が放つ本物の「敬語」ってやつを
聞いた気がする。凄まじく美しい。

「お飲み物はどうされますか。」

540日ぶりにこんなフレーズを聞いた。
その時の僕は、この一言で、コーヒーにするか、オレンジジュースにするか、なんていうありきたりな思考には至らなかった。

僕ら日本人にとってどうって事ない一言。
でも久しぶりに聞いた本物の日本語。
その言葉の包容力とやら。
きっとCAさんの対応の素晴らしさだったり人柄もプラスされてるからなんだろうけど。

アメリカに滞在してまだ1年半しか経ってなかったけど、日本人や日本語の暖かさ・優しさに触れる度、母国を心から愛せる、なんて気持ちになれる。
そんな新鮮な感覚に包まれる。

・・・・・

横にいる日本人のグループが、「英語喋るの羨ましいなぁ」とか、「CAさん発音良いなぁ」なんて呟いてた。

日本語を喋る日本人からすると、やっぱり「英語」というものはかなりオシャレでカッコいい音を発している。

自分がある程度英語を喋れるようになってきて、海外の人とも普通に会話をできるようになってきたこの頃。「日本人から聞こえる英語」や「英語に慣れた日本人が久しぶりに聞く日本語」だったりと、色々な観点から言葉や言語について思考を膨らませる。
物を立体的に理解できるようになったような感覚。

とっても不思議だ。

身の回りにある様々なものに敏感になり始めていたこの数年間。他国にいる間は、様々な物に耳や目を傾けた。

新しい物や今まで気づかなかった物への「自分の感じ方」にすごく敏感だった。

気づくことは多い。

日本人、みんな優しそう。
ハワイの気候も少し日本を思い出す暖かさがあってそれも包み込まれるような感覚。驚いた。
身体が少し軽くなるような。

英語も良いけど日本語も良い。
なんて優しくて美しい言語だろう。
そして言語はその国の文化や国民性が密接に関わっている。これは要するに日本人の暖かさなのだろう。

この安心感。。。

きっとこの安心感は、ただ同じ言語を喋れる人が周りに沢山いるからっていうシンプルな答えだけじゃない気がする。

とっても素敵な物に触れている。

そんな感覚。
日本に帰るの楽しみだなぁ。
みんな優しいなぁ。ホッとする。
なんども言うけど、包み込まれるような気持ち。

きっとこれは僕にしか感じれない特別な体験。
こんな体験ができて心から嬉しい。
お父さんお母さん、ありがとう。
アメリカへ留学させてくれて。

そんなことを思いながら、
前の座席を見つめて日本に着くのを待つ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?