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温泉沈没紀行⑱【福島県会津若松市 芦ノ牧ドライブ温泉】

前回

会津地方の背骨とも言えるR121とR118が重複する芦ノ牧橋。
その北側には味のあるおみやげセンターが営業しており、その建物内に存在するのが「芦ノ牧ドライブ温泉」です。

国道に面する芦ノ牧おみやげセンター入口のほか、温泉専用の入口が北側にあります

大浴場入口から入ると簡易的な受付がある。受付に誰も居ない場合は、土産屋のおばちゃんに声をかけて湯銭を支払いましょう。

脱衣所。ロッカーは使い古されているものの、鍵付きなので安心。扇風機があるのもありがたい

コイン式ドライヤーが有り、5分間100円で使用可。このタイプの課金としては中々割高感はある

外観や脱衣所は鄙びているが、内湯はそれなりの清潔さを保っています

内湯は2つの浴槽から成る。あつい湯の浴槽は湯口から源泉が落とされており最も新鮮なのだが、これがハチャメチャに熱い。よく撹拌して十分にかけ湯して、身体を慣らしてから沈む必要がある

こちらは何故か気の抜けたフォント

ぬるい湯。とは言いつつも、40〜42℃ほどの一般的には適温とされる温度。あつい湯から流れて込んでくる湯の他に、こちら側にもごく少量の源泉が常に落とされている

全体的にはこのような具合です

露天風呂は視覚に優しい色合いのタイル。周囲は塀に囲まれており、眺望は無し。
露天風呂の湯は、内湯のあつい湯とぬるい湯を経由している為、どうしても鮮度が鈍りがち。その分湯温は低くなっているので、あつい湯で火照った身体を冷ますには良い塩梅かと思われます

入浴心得
手書きの古い成分表

汗の引かぬ湯上がり。脱衣所の扇風機で涼み、おみやげセンターで飲料を購入。
道路を挟んで向かいにコンビニエンスストアがあるが、個人的にはその地に根差した商業施設で金を落としたいという思いがある

アメニティも一応売っているらしかった。どれくらいの間ここに陳列されているのだろう

隣接する「芦ノ牧ドライブイン」。未だ訪問実績が無いので、次回入浴時に何らかの食事をいただこうと思う

受付のおばちゃんに話を聞いたところ、訪問した時期(9月)は栗の収穫があり、そちらに時間を取られるらしい。
基本的には平日…13〜17時、土日…10〜17時の営業とのこと。

芦ノ牧温泉は大箱旅館が多く、循環消毒の湯使いを取っている施設も少なくないなか、激熱ながらかけ流しの湯使いにリーズナブルに入れる貴重な存在。
相当鄙びてはいるが、無色透明のすっきりさっぱり硫酸塩泉好きの方にはおすすめしたい浴場です。

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