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信念とクリエイティビティ

信念。
新年最初の記事がダジャレのようである。

去年の年末から今年の年始にかけて4泊5日で韓国に旅行に行った。
目的のひとつがここ数年推しているTOMORROW X TOGETHER(
TXT)の聖地巡りだった。

今回はそのTXTが所属しているHYBEという事務所のミュージアムに行った時に甚く感心したことがあったのでそのことを書きたいと思う。

HYBEとは韓国4大事務所の一つであり、BTSが所属する事務所である。
そしてTXTはBTSと同じ方のプロデュースであり、よくBTSの弟分グループと言われる。(コンセプトが全然違うが)
HYBEAMERICA、HYBEJAPANと世界にも進出している大きな企業だ。

そのHYBEのソウル本社の地下にHYBE INSIGHTというミュージアムがある。

そこが私たちが楽しみにしていた目的の一つだった。

所属アーティストの写真はもちろん、衣装や楽曲が誕生した秘話、楽曲制作に対してアーティストへのインタビューなど…
それぞれの展示に合わせて、五感で楽しめるような様々な仕掛けがしてあり、ただのアイドルの写真展示ではなく、まるで美術館や博物館のような非常にレベルの高いミュージアムだった。
写真撮影可能なエリアもあり、ファンにはたまらない場所だ。(私も友達と大興奮した)

ACT:LOVE SICK衣装 かわいい


当日HYBEビルの前で友人と推しのアクリルスティックと撮った写真があるのだが、それを見て欲しい。


HYBEの下に書かれている言葉『WE BELIEVE IN MUSIC』という言葉が見えるだろうか。
キャッチコピーで直訳すると「私たちは音楽を信じる」となる。
今までも目にしてたのだが、このミュージアムに行って、この言葉に信念なるものを感じて感銘を受けた。

だから信念と、冒頭に書いたのだ。


少し話は変わるのだが、信念という言葉を聞いてどんな印象を持つだろうか?
調べてみると
信念とは…固く信じて疑わない心。行動の基礎となる態度。
だそうだ。

実は私はこの「信念」という言葉に親しみがある。
何故なら、以前勤めていた会社が信念を大事にしていた企業だったからだと思う。


私はLUSHというイギリス生まれの化粧品会社に長く勤めていた。
とてもユニークな商品が多いブランドだ。
退職したけれど商品も社風も好きな会社だった。


LUSHにはLUSHの信念というものがあり、カタログや店内にも必ず信念が書かれていたし、とても大事にされているものだった。

興味がある方はこちらから
ラッシュの信念 - We Are Lush — Japan


創立者たちの信念は、創立以来大事にされており、入社したら一番最初に教えられるものでもある。

私が初めてLUSHを知った時から、今日まで約20年の年月が経っているが、今でもLUSの信念は不変的な真理なのだ。


ずっとぶれない信念が、退社して何年も経つが改めてかっこいいし魅力的な会社だなと思った。

今はどうか知らないけれど、LUSHの社員時代、教育に力をいれていたと思う。
皮膚理論や商品の成分のことはもちろん、商品が誕生した理由、商品のストーリー、原材料を入手するまでの話、エシカルにも取り組む会社だったので社会問題やボランティアなど様々な経験をさせてもらったと思う。


それも信念があったから出来たことだったんだろうと今思う。

あまり知られていないと思うのだが、LUSHの商品でストーリーがない商品はない。
なぜその商品名でその色でその形なのか?
実はギフトボックスにまで意味がある。そのラインナップの理由から包装紙やリボンの色、さらにはギフトボックスの商品名にまでも。

創立者や商品開発者の意思と想いが信念のもと商品が開発されるので、革新的で創造的な唯一無二のものを制作できるのではないかと思っていた。

それらを覚えるのも大変だったけど、私はそういうことを教えてくれる会社が当時好きだったし興味のあるお客様に伝えることも好きだった。

その『LUSHの信念』を本国イギリスでは英語で「WE BELIEVE…」と表記されていた…


HYBEミュージアムに行った時何度もこの「WE BELIEVE」という言葉を見て聞いて、LUSHのことを思い出したのだ。


ミュージアムはまるでアトラクションのように同じグループの人と同じタイミングで奥へと進んでいく。
ミュージアムの中では展示物とインタビューの映像展示を交互に体験できる。

この映像展示にて何度も『WE BELIEVE IN MUSIC』~私たちは音楽を信じている〜という言葉が出てきたように思う。

英語の翻訳字幕だったので私の解釈が正しいのか分からないが、アーティストとクリエイターたちのイマジネイションとクリエイテビティから生まれる音楽の力を信じている。ということを切に訴えているように感じた。

「そうだよな。
こんなに世界中の人を感動させるものを制作しているのだから、音楽の力を信じていないとそういうものは作れないよな。」

インタビューを見ながら思った。

信念をもとにミュージアムで創作展示する芸能事務所は日本にもあるのだろうか?

エンターテイメントという世界の先駆けなのだと感じた。


実は今月27日に我らが推しのTXTがカムバする。(新アルバムを発売する)
今週は毎日のように新作アルバムのコンセプトビジュアルがUPされるので尊い週なのだ。

これはTXTのファンの子にしか分からないことかもしれないが、TXTにもコンセプトとストーリーが先ほど話したLUSHの商品のようにしっかりある。
(KPOPアイドルは全体的にコンセプトがしっかりしているが)

ちなみに今回からTXTのチャプターも変わる。
考察班もいるほど、それぞれの作品、チャプター毎に今後に繋がるヒントや隠れたストーリーなどがあり、今回のカムバでも考察班の考察をSNSで見ては驚く。

結局私はこういう想像力が掻き立てられる創造物が好きなんだと思う。(伊達にアニヲタではない)

TXTという存在に上記のような付加価値がなければもしかしたらここまで好きになってはいないかもしれない。

信念というものは必ず伝わるものなのだと確信したし、揺るがない信念というものは何よりも強みになる。

そしてそういうものをチームとなり企業全体で創作していることに感銘を受けた。


私がカウンセリングサロンのHPを製作したときに、自分が信じていることをサロンの紹介にて書いている。
興味がある方はこちら→サロン紹介 | ハートケアサロン仙台 (heartcare-sendai.com)


私の信念はちゃんとクライアントさんに伝わっているのだろうか?
そんな風に自問自答した。

そして、自分自身の信念は何だろうか?
信念をどんな風にクリエイティブしていくのだろうか?

人生とは不思議なもので、過去のことがカチッと嵌まる時がある。
私はそれが今回は信念-BELIEVE-という言葉だった。

推しというものを通して必ず自分に必要な何かを与えてもらっていると思う。

今年も彼らの作品からクリエイティビティや私の信念、生きるヒントをもらい、それらに対する感謝を応援という形で表現したいと思う。

2023年は私の信念をブラッシュアップしていこうと決めた。


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女性のための心理カウンセリング | ハートケアサロン仙台 (heartcare-sendai.com)

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安寧優(あんねいゆう)

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