あなたにどうか幸あれ。

2023/10/29 22:22
これからの人生素敵に生きなきゃよ😆、と言われた

私は正直、自分は15くらいで死ぬと思ってた

そして、今日のバイト中も精神科の先生が言った、「生きる希望」に対して『絶望しかないよ』と本気で思ってた

でも、私には助けてくれる人がいた
こうやって、声をかけてくれる人がいた

ボロボロに切り刻んだ腕で生きてきた私。
ボロボロに刻まれて痛めつけられた心で生きている私。

そんな私にそんな素敵な言葉をかけ、心配してくれる人がいた。

そして今、隣にはすきな人が居る。
安心出来るおうちがある。
泣いたら抱きしめてくれて、悪いことをしたら怒ってくれる人がいる。

みんなが当たり前にできることが出来なくても手伝ってくれる人がいる。

2019/5/29 初めて精神科に入院して、暖かい病院食を食べた時、人に作ってもらえるご飯の温かさと美味しさで涙が出た。

私は、今幸せだと感じた。

そして、2023/11/5 00:46
今、同じくらい幸せだと感じている。

あの時に感じたなんとも言えないむずがゆい幸せ。
それを何があった訳でもないのに今、たくさん感じている。

包丁を突き立てられたあの日。
まな板で叩かれている父親をただ見ることしか出来なかったあの日。
『ごめんなさい、ごめんなさい』と許しを毎日のように乞うていたあの日たち。

だけど、今、すきな音楽を流しながらゴロゴロしても怒る人がいない。

母親から離れることがこんなにも幸せなんて。
母親から離れた決断がこんなにも人生を変えるなんて。

だけど、これからも躓くだろう。
思い出して苦しくなって投げ出したくなるだろう。

きっと、いつかこの幸せさえも『当たり前』になってしまうだろう。
だけど、それでいいんだ。

私に分からなかった家庭というもの。
私に分からなかった愛情というもの。
いや、未だにどちらもわかってなんか居ない。

だけど、私はこれからを大事にしたい。
この幸せを大事にしたい。
この幸せを当たり前にしたい。

そして、新しい幸せを感じていきたい。

幸せを感じることは『悪』だと思っていた17年間。(18)
母親が、祖母が全てだと思っていた17年間。(18)

私には、余計な時間が多すぎたけれど、そんなのこれから挽回していけばいい。
もう治ることの無い、消えることもないリストカットの傷跡も、私はこれを『頑張った証』なんてものには呼んではやれないけれど、
母親たちに壊されたこの心を『過去の記憶』なんかには到底できないけれど、だけど、私には今、幸せと思える環境ができたんだ。

正直、戸惑いが大きい。
こんなにも、幸せでいいんだろうか。
こんなにも、安心していいんだろうか。
いつか、また破壊されるのではないだろうか。

だけど、今の私には守ってくれる人がいる。
嘘で塗り固められた『大丈夫』ではなく、
本当の『大丈夫』を言える自信がある。

過去は過去、今は今、未来を向こう。
そんなの、出来るわけないじゃないか。

だけど、なんか今、わかんないけどできる気がしてるよ、笑
今だけの感情としても、私にはできちゃう気がしてるよ、笑

足枷と手錠が今の私はまだ半分しか取れていないけれど、『まだ』? 『まだ』なんてものじゃない。
『もう』だ。『もう』という言葉が正しいかもしれない。

私からあれだけ離れなかった全身に付けられていた愛情を与えてもらうための条件と足枷と手錠が『もう』半分も取れているんだ。

すごいことなんだ。
周りから見たらおかしいことかもしれない。
けれど、私にはすごすぎることなんだ。

今でも、逃げ出したこの場でも宗教みたいに母親の言葉や、行動を思い出す。
その度に、苦しむ。

だけど、それを越すレベルの『ホンモノの幸せ』を感じているからこそ、手錠が、足枷が、外れてきているんだ。

これから先、何年かかるか分からない。

だけど、『本当の幸せ』を掴み取るために。
『本当の自由』を掴み取るために。

私は、今日も生きていくよ。
いつかまた、死にたくなろうとも。
何度、死に直面しようとも。

人生なんてクソゲーだし、人生なんてギャンブルと一緒だけど、それをクリアしていけてるのが私かもしれない。

少しずつ、ほんとに少しずつだけど、クリア出来てるかもしれない。

もうダメだと思った12歳のあの日からもうすぐ6年が経つ。
親元から離れることが出来る18歳という、年齢が来る。
その分、責任は大きくなるけれど、その分私には私の権限ができる。

私は、私を生きる。
今日のこの文章が『何だこの文章(笑)』と笑って思えるその日まで、私は生き続けるよ。

そして、いつも言うけれど、貴方も私と今日も生きてくれて、このどうでもいい文章を読んでくれてありがとう。

貴方にどうか、どんなに小さなものでもいい。
どんな些細なものでもいいから、私のこの感じた幸せをおすそ分けしたい。

貴方にどうか、『幸あれ。』

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