平成最後の夏。スリランカへ行く。
ずっと思っていました。
このままでいいのか、と。
わたしは、14歳で映画に目覚め、映画に心奪われ、映画の道へ進むと決めました。
決め手はある作品だったのですが、そのこともいつか、時が来たら、書くと思います。
・・・
映画の道に進む。
そう、決めていました。けれど、決めてしまうことが、自分の何かを狭めてしまうのではないかと、最近少し怖くなっていました。
16歳のいま、ある意味、なんにでもなれる、そんな、ダイジな時期。
だからこそ、自分の価値観が、音を立てて崩れていく瞬間にもっと出会いたい。
そのためには、今までと180°違う世界に挑むしかないと思いました。
けれど、わたしは少し頑固だから、自分の軸はなくしたくなくて。
わたしの軸は、誰かの背中をそっと押せる人になること、そして、やさしさで溢れた世の中をつくること。
その手段として、映画があると思っています。
そんなわたしの軸を失わず、ある意味「異世界」で挑戦するために、わたしの選んだ方法が、海外インターンでした。
自分なりに調べていく中で、一番ビビッときたのが、スリランカのリゾートホテルでのインターン。
ホテルにおいて、ゲストを限られた時間のなかで、来てよかったと満足させることが使命だとしたなら、映画においては、限られた時間の中で、観客の感情を動かすことが使命です。
おこがましいかもしれませんが、ホテルと映画、似ている気がしました。
そして、せっかくするなら、私のことを誰も知らない地でチャレンジしたい、と思い、スリランカを選びました。
どうしてスリランカかと聞かれると、「スリランカ」という言葉の響きが好きだから、としか言えません。
ちょうど「なんであの人のこと好きなの?」と聞かれて、「好きだから好きなの」と言いたくなるのと同じです。
と、トントン拍子で事が進んでいるように見えますが、正直、正直に言うと、やっぱり怖いです。
スリランカ。1人。インターン。
でも、挑戦しなければ何も始まらなくて、始めなければそれは挑戦とは言えないわけで。
「このままじゃだめだ」と感じたことにも、「人生1度の16歳の夏をスリランカに捧げよう」と思ったことにも、きっと理由がある。
それに加えて、平成最後の夏の、私の小さくて大きいこの挑戦は、もう、ときめきで、溢れているのです。
だからきっと、行っておいで、というお告げなのかもしれないなぁと思っています。
サポートして頂けましたら、映画…と言いたいところですが、近くのお店でお菓子を買って妹にプレゼントするのに使います。妹孝行できればなぁと思います:-)