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みんな一生懸命

こんにちは!閲覧ありがとうございます
鍼灸師のゆうちゃん先生です😄

またまた久しぶりの投稿になってしまいました。
命を考える出来事があったので、今日はそのお話をしてみようと思います。


実は昨日4/4は愛する姪っ子1歳の誕生日でした!

「最初の誕生日だからね…」を合言葉にじーじもばーばもそれはそれは張り切っていましたね(叔母も例外じゃない)

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どんな命も一生懸命に生まれてくる
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お祝いの前にママの治療をしていたのですが、ちょうど生まれる直前!という時間で
一年前はまだお腹の中にいて、命がけで産まれようとしていたんだなぁととっても感慨深かったです。

赤ちゃんはお母さんのいきみと息を合わせて産道を通るわけですが
グッと産道が縮んだときには悟空の頭の輪っかが締まるみたいに締め付けられるんですって。
もちろんそれに対応できるように赤ちゃんの頭って柔らかいんですけど
それでもやっぱり苦しいんですね。命がけです。

そんなふうに頑張って頑張って生まれてきた姪っ子が1歳になったんだと思うと
よくぞ生まれてきてくれた!よくここまで育ってくれた!ってものすごく嬉しいんです。

どんな人もそうやって生まれてきたんだと思うと、一人一人が大切ですよね。

そんな風に誕生日をきっかけに改めて命について考えさせられたんですけどね。
もう一つきっかけがあったんです。

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一生懸命に生きた命がある
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実は誕生日の前日、往診に行っている患者さんの訃報が娘さんから入りました。

80代の女性で最初は腰が痛くて歩けない方だったんですが、それは治ってくれてスタスタ歩けるようになっていました。
なので最近は月に一回体調管理に伺っていました。

通りが見える窓からいつも私が来るのを見ていてくれて、
見つけるとにっこり手を振って迎え入れてくれるような方だったんですね。

「今度久しぶりに孫に会うの」って嬉しそうに話していたんです。

ほんとうに突然の知らせでした。

もっと何か出来なかったのか、何か気づけなかったのか、より良い時間を過ごすことが出来たのか
そんなことをずっと考えていました。

亡くなってしまう命があれば、生まれる命があって、生きようとしている命があって
命ってなんだろう?って考える2日間でした。


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治療家として何が出来るんだろう?
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実は患者さんが亡くなってしまうって初めての体験だったんです。
いつかそういう時が来るだろうと思ってはいたけど、いざ対峙すると想像以上にしんどくて。

信頼している先生に相談してみました。

治せない病はたくさんあるし、やっぱり寿命というものはある。
その寿命までの時間をどう過ごすかが大切で
私たちが提供出来るのはその時間。

その人がより良い人生を過ごすために
どんな風に関わっていけるかを
寄り添い、考え、行動できるかが治療家として出来ること。

先生の言葉を聞いて、今のところこんな答えが出ました。

今回のことはとってもとっても悲しいし寂しいけれど、どこまでも命は学びを与えてくれるんですね。


こんなことを考えさせてくれる患者さんに出会えてほんとうに幸せです。
きっと天国からも優しくみんなを見守っているんだろうな。

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