見出し画像

表参道通いから、徒歩5分の美容院に変えたことから考えた消費者心理

こんにちは、YUです。

私にはここ10年以上、美容院の激戦区である表参道や銀座にある口コミの良い美容室を探して通うこだわりがありました。

ですがここ半年ほど美容院に行けない日が続き、
最近、自宅徒歩5分の美容室に変えました。

往復で1時間強かけて、途中待ち時間も長い人気美容室に行くことは、平日は仕事・休日は未就学児2人の集中育児がある私にはちょっとハードルの高いイベントになってきていたからです。

ところが今回、
「時間がないから本当は行きたい場所があるけど仕方ない」とネガティブにではなく、
「自宅近くの美容室がいい」とポジティブに感じて選択を変えている自分がいました。

私は今後、個人のインテリアコーディネーターとして活動をしたいと思っており、現在は本業でもサービス企画に関わっています。

良くない習慣を変えていくのは普通にあることだと思うのですが、
今回のようにこだわっていた選択を変える瞬間、それもポジティブに、それはどういう時なのか?を、今後サービスを作りを行う上で、しっかり言語化しておきたいと感じ、記事にしてみました。

宜しければお付き合いください。



今回の経験を振り返って、既に使っているサービスがある中で自分のサービスを選んでもらわないといけない状況下では、次の3つが差別化ポイントになるのかなと感じました。

①その人が引き換えに失っているものを考え、失わずに済む選択肢を作る


(私の美容室の場合)
「往復時間」「サービス提供中の待ち時間」「頻度」
 →自宅近くの美容室なら叶う

今未就学児がいて仕事もある私には、少ない自分時間を何に費やすかを考えた時、美容院の優先順位は以前よりとても下がっています。
一方で、美容室へ行くことは美容に強制的に意識を向けさせてくれる大事な機会で、その頻度は大切だったります。

今回近場の美容室に変えたことは、
数ヶ月に1回、本気で美容院に行くのではなく、
往復時間0で通える場所に、高頻度で行けた方がメンテナンス効果を高くキープできる前向きな決定でした。

②(①と同時に)その人が大事にしている観点を満たす

(私の美容室の場合)
人気サロン○○から独立した美容師で、口コミ評価も良い
→品質が評価されているという信頼が持てる

今回変更の決め手になったもう一つのポイントが、「時間をかけて遠くに足を運ばなくても、同じ質のサービスが受けられるかな」という期待を持たせてくれたことでした

自宅付近のその美容室は、表参道で人気だった一人の美容師の方が個人で独立し経営を始めたとのことで、ホットペッパーでの口コミ数が多く評価も高いお店です。

私は普段から美容に対する意識があまり高くありません。
そのため髪を切る時くらい、雑誌に取り上げられる人気美容室に行きたいなと思っているので、見事求めるものに合致していました。

③その人が求めている副次的な価値を、しっかり言語化・訴求する

(私の美容室の場合)
は「人気美容室の〇〇を提供」、「〇〇ブランドのトリートメントを提供」の謳い文句
→私が美容室に求める「意識のアップデート」を叶えてくれる

私はヘアカットそのものでなく、

「最先端の美容技術に触れる感」
「今人気のヘアアレンジを学び学習好奇心が満たされる感」
「美意識の高い人たちがいる場所に自分がいる感」
「非日常のワクワク感」

こんな感覚を得るために美容室に行っていました。

私が美容室に求めていたのは、
サービスへの信頼と定期的に美容マインドをアップすることで、それが叶えば一等地の人気美容室である必要はなかったようです。

「なぜそのサービスを受けたいと思ってるのか」の裏には、サービスそのものに対する期待だけではなく、他のニーズもあります。
その点を保証してあげることで「行ってみたいかも」「使ってみたいかも」と思ってもらえるのではと考えました。

まとめ

サービスを受ける消費者には、

表参道や銀座の美容室に通う人の気持ちもわかる
家の近くの美容室に通う人の気持ちもわかる
でも、今回は家の近くに行ってみるんだ

という人が絶対にいるはず(というか私がそう)で、そのような人が求める価値を考えることが大事だと考えました。

お読みいただきありがとうございました♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?