見出し画像

【HSP】初めてカウンセリングを受けた話


辛いと感じても
まるで自分の傍観者のような気持ちで
生きてきた。

自分が自分の味方になれるなんてこと
知らなかったのかもしれない。

そのくらい私は
自分を認めずに生きてきた。

まさか自分が
カウンセリングを受けるとは。


なぜ受けようと思ったのか

たまたまTwitterで目に止まった
無料のオンラインカウンセリング。

決め手は
カウンセラーさん自身が鬱を経験していたり
私と同じHSS型HSPだったこと
もう、たぶん限界が来ていたこと
世代の近そうな女性だったこと

そんなことが重なり
きっと良いタイミングだったのだ。

このカウンセラーさんは
なぜか頼れるお姉ちゃんのような
不思議な安心感があった。


約束の日時になった

2週間先の日にちで
申し込んでいたので
やっとこの日が来た、と思った。

気が変わって「やっぱりキャンセル」
しなかった私も、偉かった。

Zoomのパスワードを入れた。
四角い画面の向こうには
優しそうな女性のカウンセラーさんが
私を待っていてくれた。


「どうぞ何でもお話ください」

緊張した私は、
すぐに心配かけまいと
即席で笑顔を作った。

そういうのは慣れている。

久しぶりに自分のことを人に話すのが
恥ずかしかった。

私は仕事の話をした。
最後の転職!と思って
中途で正社員として入ったけど
やっぱり辛くてどうしようもないこと。

だからもう正社員を辞めて
独立しようかなと思っていると。

そこまで話すと緊張は解けて
もっと話したくなってきた。

もう少し、勇気を出した。

「でも、独立しても生活出来るほど
稼いでいける自信がない」
「でも、正社員として
これ以上辛さに耐えていけない」

雑多なキモチを
バラ撒いた。

カウンセラーさんは私が散らかしたキモチを
全部拾って、受け止めてくれた。


「正社員のどんなところが辛い」?

私は うまく答えられなかった。
けど、違うことを吐き出した。

「会社では自分をだしていない」

「自分を出して傷つくくらいなら、仕事だけして自分を出さないほうがいい」

「人を信じるのが怖い」

話しているうちに
自分が大きく傷ついた過去を
また、思い出してしまった。

ああ、そうだった。
私はもう思い出したくないから
封じ込めてきたところだったんだ。


こうやって両手を出してみて?

カウンセラーさんが何かをすくうように
両手を胸の前で合わせた。

何をすくうんだろう?
と思いながら

私は言われるがまま
同じように両手を合わせた。

カウンセラーさんは言葉を続けた。

そこにその時の
小さいゆうさんを乗せてみて?
...どんな形をしてる?


私は言われた通りに
小さな自分をそこに乗せた。

そして初めて自分の姿を見て
ハッとした。

そこにいた小さな私は
1人で四つん這いになり
今にも地面に向かって

押しつぶされそうになりながら
プルプルしていた。

そして、声を上げずに
泣き続けていた。

それでも潰れまいと耐えていて
涙の水溜まりが私の手足や服を
濡らしていた。
.
.
.




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?