見出し画像

二度目のリティク「WAR」「ウォ―!!」

「バンバン!」でリティク・ローシャンの事しか考えられなくなった生き物が二回目に観た映画の話をします。
生き物が変異した経緯はこちら

「バンバン!」を鑑賞後、とりあえず他のリティク・ローシャンの映画はないのかと、アマゾン検索をします。
その時に出て来たのが「WAR」と「クリッシュ」と「アルターフ 復讐の名のもとに」の三本でした。
「クリッシュ」はどうやらアメコミ風であるようだ、と思い、この時は買いませんでした。アメコミがそんなに得意分野ではないからです。
「アルターフ」はかなり昔の映画だと知ります。出来たら今現在のリティクに近い映画が観たい、そう思って「WAR」のみ購入しました。

出会いと動画

予告のようにアクションがてんこ盛りですが、この映画はダンスシーンがとてつもなく素晴らしいです。

この動画は円盤が来る前に観たのですが、楽しそうで鮮やかでみんながはしゃいでて、キレッキレのダンスを見ているだけで楽しくなります。そして後半の夜間?で、リティク・ローシャンがタイガーさんに「ソロでやってこい!」みたいに背中を軽く押し、それに対してタイガーさんが「え~?」とか困ったような表情をしながらもご指名された事が嬉しくてたまらなくて笑顔になりつつ(動画をご覧の通り表情は見えません。でも絶対そう。確信します。0.5秒もないシーンですけどね。絶対そう)真ん中で弾けるように踊りだすところがね、大変好きです。
実際映画を観始めたらぶっちぎりの緊張感連続バトルアクションで、「この映画のどこにあの鮮やかなダンスシーンが入るんだ?」って不安いっぱいになったあたりでドンタケタタケタタケタ!って聞こえて来て「ここでかよぉぉぉ!」ってなります。流れ的にそこに入るのは必然なのですが、最初観た時はそわそわしました。

そしてもう一つのダンスシーンなのですが、これがね。自分はこの曲が本当に大好きなのです。
海!夏!(夏かはわからんが多分夏)青い空!砂浜!アロハ!映える白い布的日差し避け!熱帯の植物!カクテルじゃなきゃ許されない色の飲み物!そこに流れる爽やかな潮騒感じるビート!
大!好!物!なんです。
もうこの動画を見た時に、WARへの期待は爆裂に上がりましたね。このダンスシーンが挟まった映画を早く見たいと思いました。

やはり映画を観ている間、これは…これはいったいどこに…カビールがどこでこんなダンスを…って混乱しているとばばーんと出てきます。
こちらも必然なのですが、最初は「ここでかよぉぉ!」ってなります。

映画の話

映画の内容としては、国を裏切り暗躍している元上司(カビール)とその彼を捕まえる為に奔走する元部下(ハーリド)がメインです。
過去にこの二人が信頼関係のある同じ軍の組織に所属していた事も判明しますし、その過去の部分はとてもいいです。暖かな気持ちになります。まぁそこそこヒヤリとするシーンもあります。軍の話でなによりタイトルがウォー!!なので。
何故裏切ったのか、暗躍している理由はなんなのか、と言う謎を軸に、裏切る前の二人の信頼関係や、裏切るに至る経緯などが描かれてます。
いい感じの緊張感とほっと出来る緩やかな流れが絶妙に混ざっていて飽きません。でも中盤あたりから謎がひとつひとつ解明されていくにつれ、ドキドキしていきます。気持ちのアップダウンの激しい映画です。それがうまい具合に混ざってます。

ラストは誰を注視しているか、どこら辺を良しとするかによって、抱える想いが違うと思います。自分はインドに住んでないので確信はないですが、もしインドに住んでる国民だったら、こうやって自分の知らないところで守られているのかもなぁって思うかもしれません。

軍に所属し国を守るという苛烈な職業にある、ひりついた緊張感と錯綜する人々の想い、どうしようも出来ないもどかしさを抱えたまま進まなければいけないやりきれなさとかが散りばめられていて、切なくなります。
でも人を想う気持ちとかも垣間見えて、泣きそうになったりもします。

インドの映画は結構こういった傾向が多いような気がしますが、こちらも「二回」以上観るとより深く理解出来る映画だと思います。

登場人物の話

※肝心なネタバレではないですが、設定的なバレはあります。

自分が好きなキャラクターは勿論リティク・ローシャン演じるカビールですが、タイガー・シュロフ演じるハーリドもとてもいいキャラクターです。
あとヒロインのナイナが自分はとても好きです。

カビールはものすごく優秀な軍人で、少佐です。それが必然であれば知り合いであろうと殺します。でも自分の部下をとても大切にする人です。それでも徹底して国の為に動いている人でもあるので、人の心の機微とかには若干鈍感です。鈍感というか恐らく把握出来ていない?知っておくべき情報と思っていない、みたいな感じです。
このほぼほぼ最強であるのに(最強の証明は映画でこれでもかと出てきます)感情部分が所々脆い、これがまた観ているこちらにはたまらない魅力を醸し出すのです。こんなに強いのに放っておけない気持ちにさせる空気を持つ、激強軍人。そして顔がいい。いつもの美しい翡翠の瞳が強い光を放って睨んでくるのです。控えめに言っても即死です。

ハーリドはこの少佐、カビールを尊敬していて、認めてもらいたくていつも一生懸命です。国を裏切った父を許せず、自分はそうならないと誓い、過酷な訓練もこなしていきます。子供の頃に父は裏切り者として捕まっているので、その頃から非難されまくっていたであろうに、素直で純粋です。
まぁ多分誰もがそう思うので言ってしまいますが、大型犬みたいです。とても可愛いです。
この可愛い大型犬のハーリドが楽しそうに踊るjaijaiはとても心が弾みます。

後半でヒロインのナイナと言う女性が出てきます。自分はこのヒロインが大好きです。別に私はカビールの恋人じゃない、そういう関係じゃないと言っていますが、観てるこっちからはもう大好き大好き!って全身で言っているとしか思えないのです。上記の動画に出てくる女性です。
でも本人が好きじゃない、恋人じゃないと言っているのは恋にとても臆病になっている理由があるからなんですよね。
映画の中には出てきてないですが、恐らくそうだろうなと思わせるシーンがあって、自分がこれ以上傷つかないようにと沢山予防線を張っているのが分かるのです。それがもうね、めちゃくちゃ泣きます。自分は。
そしてそんな予防線しか張れない女なのだと気づいて見つめるカビールの表情が、ものすごくいいです。めちゃくちゃ痛々しい表情をしていますが。
カビールとナイナが会話をするシーンはそんなにないのですが、そこでの二人のやり取りはとてもいいです。ひとつひとつの会話にものすごく大切なものが含まれている気がします。映画本編の内容としてではなく、二人の人間的な有り方みたいな、ここでこれを言うということは…みたいな深堀がとても出来る会話だったなと思います。

リティク・ローシャンの話。

なんで別にするんだと思われるでしょうけど、ほら…長くなるから。
※シーンごとにここがいいここが美しいと言いまくるので、そういった意味でのネタバレは若干あります。重要な部分は言いません。多分、多分ね。

リティク・ローシャンがかっこいい事を知っていてそれをもっともっと知りたくて円盤を買ったのだから当然なのですが、かっこよすぎてビビりました。
甘いお菓子を甘いと分かっていて食べたのにくっそ甘い!って感想を言ってしまったような感覚です。でもかっこいいからしょうがない。口に出てしまう。しょうがないです。
美しいものは何度見ても美しいと言ってしまう、それは当然のことです。
それにしても随時どこの場面でもかっこいいし美しいので一日に摂取していい美を超えてるのでは?と若干不安になります。

友人が観たいと言ってくれたので、この間ドリパスで上映権を勝ち取ったWARを観に行きました。感想いただきました。

「リティクさんが出てくるシーンが全部かっこいい」

はぁぁぁぁ……(くそデカため息)誰もがそう思うであろう当然の事を他の人、しかも初見の人から聞くと気持ちいいですね。最高の気分です。
聞いた瞬間、夜にワイングラスを片手に高層ビル最上階から下界を眺めて愉悦に浸っている状態になりました。
甘いお菓子を食べたら甘いという言葉を聞きたい。当然です。思ったより甘くなかったとか言われたら貴方の味覚どうなってんですかって問い詰め案件です。

しかし本当に全部かっこいいんですよ。びっくりしますよね。どの角度から見ても美しいものはどの角度から撮っても美しいのだから今さら何言ってんだって感じですがね。
でも常に美は称賛したいので、言い続けますけども。

エントリーシーンがとんでもなくかっこよいのは当然なんですが、自分はその後の小屋?的なところではははって乾いた笑いをするリティク様が美しくて好きです。その後ハーリドに顔近づけて囁くとこはよかった自分ハーリドじゃなくて。自分なら気を失ってたって思うくらい好きです。

あと自分は「車の下を無傷で通り抜ける人大好き侍」なのですが、それと同じく「口の中に隠してあるもの(武器や精密機器等)を出す人大好き侍」でもあります。
もうね、あのシーンね。うっひゃ~~!でしたね!リティク様が奥歯から!出して!しかも前歯で挟んで!ご披露!ご褒美!サンキュー!って感じでした。
電車のシーンもすごく好きです。あんな色気をオーラみたいに出しながら乗ってこないで欲しいですね。映画なので周りの方々はエキストラなのでしょうが、現実ならオーラでそこら辺の人ばったばった倒れてたと思います。

上記の動画、「Jai Jai Shivshankar」「Ghungroo」のリティク様、大好きです。踊ってるこの方は本当、最の高。体が柔らかい。リズムが血肉になってるんじゃないかって感じの踊り方をされますよね。見ていると高揚感半端ないです。

この映画でのカビール無双はマジで観ていて気持ちがいいです。強い強い、ものすごく強い。軍人と言う設定だからなのか、発砲する時の姿勢が常にきっちりしています。基本姿勢がとても多く、まず外さない。きちんと確認はしてないですが、多分外した弾はなかったと思います。的が小さい場合は何かしら他のアクションをして敵の全身が出てから撃つという徹底ぶりに惚れ惚れします。
裏切り者になり、国がなんとかしようとしても馬鹿強いので無理無理の無理ってレベルなんですよね。そこの無双振りは本当にかっこいいです。
あと後半で好きなところも色々あるのですが、ネタバレに入りすぎるので我慢しときます。
総じて「リティクさんが出てくるシーンが全部かっこいい」であることは確かです。

こちらもまだ円盤は買えますし(たまに一気に買われて在庫が枯渇するのか、お届けまで二週間とか言われる事もあります)最近はちょっとリティク様ブーム来てる?って感じで上映館も増える気がしているので、まだご覧になってない方は是非。
「あーあ、イケメン、出来たら髭が似合うナイスミドルがどちゃくそかっこいいイケメン仕草でイケメン風吹かしまくってそれをがっつり浴びられる映画ないかなぁ。そんなイケメンに憧れてる可愛いイケメンがいる映画だったらなおいいんだけどなぁ」と言う方にはぴったりです。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?