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(ネタバレなし)『君たちはどう生きるか』感想文・映画の本質意義

良い映画は何でしょう?私にとって、良い映画は人々に考えさせるものであると思います。

「君たち」はネット上にはいろんな批評があって、それに対して初めて何か書き出したい気持ちがありました。「君たち」は素晴らしい映画です!アニメの枠を超えていると思います。だから彼氏と一緒に「君たち」についての考察文章を書きました。ネタバレを含んでいますが、興味があれば参考にしてください。まだ映画を見ていない方は無視しでください。

「君たち」というタイトルから、この映画は生きることについて語っているのではないかと最初から考えました。

生と死は常に芸術の重要なテーマです。人はなぜ生きるのでしょうか?人生の物語は起きたことが重要に見えますが、死に直面すると意味を持たなくなることもあります。

人生は本来、仮想の旅であり、自分の決定で、映画の中に私たちは誰にもなれます。立場の違い、異なる視点から見れるこそ、さまざまな意見を生み出す、それは映画芸術の最も興味深い部分なのです。

映画とアニメーション
アニメと映画は異なる言語を持っています。アニメの世界では、観客の視点は統一され、同じ情報を受け取ります。そして、鑑賞の方法にも違います。しかし、映画の世界では、セットデザイン、キャラクターの表情や動作、台詞や無言の時間にも意味があります。人によって観察の違い、キャラクターの心に理解の差が生じます。

一般的にアニメのストーリー:
事件が起きる→旅が展開→問題が解決→感情、反応

もし「君たち」はアニメとして見れば、難解のことは多くあるでしょう。

事件が起きる→旅が展開→問題が解決→???

最後の結末はどういうこと?と考えている人も多くいます。何て解決ことに対しての反応がないか?もしくは具体的にどの問題が解決されるのでしょうか?なぜこんな行為をするのか?

映画の本質は解答はない、人生の不条理さをスクリーンに映し出し、私たちに考えさせます。

『君たち』はアニメ表現手法を使っていた映画です。その中、絵画の手法で描かれたシーンもありました。逆に、一般的な実写映画にもアニメの表現手法が挿入します。もし『君たち』は映画として見れば、キャラクターの描写、まるで実際の人物が演じているかのような感覚があります。

この作品は、大量の文学や芸術の背景をもとに構築された世界、非常に誠意がある作品です。個人によって作品の完成度には異なる意見があるかもしれません。

しかし、私にとっては、「君たち」は「風立ちぬ」と「千と千尋の神隠し」を組み合わせた宮崎駿の最高傑作です。

かんじんなことは、目に見えない。わからないシーンがあっても、わからないままでいい。頭では理解できないこと、きっと心にはもう感じて残ってきたでしょう。

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