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思うがままに書いていたあの時をもう一度


小学校2年生の頃、当時早くも小学校でものすごく賢いと言われていた女の子が通っているという理由で、作文教室に通い始めました。

思いのほか、これが当時の自分にハマったんですよね。教室に入ってまずは自分の好きなことなーーんでもノートに日記みたいな感じで書いて先生に読んでもらって。その間に国語の文章題を解いたり、たまには教室の同じ時間の子と本を輪読したり。先生から作文の感想を貰う時は、本当に嬉しかった。

「書くってこんなに楽しいんだ」とその時純粋に思いました。

そしてただ楽しんで作文を書き続けること4年。作文教室を卒業する中学までには、賞をいくつか貰えたり、ラジオで放送して貰えたりしました。

中学では1回だけ賞を貰えましたが、あとは全然でした。高校も。先生の目に留まることはあったんですけど(つまりは賞に出すまでの校内選考みたいなものですね)、表彰台に立つみたいなことは無かったです。

でもその理由を自分では分かっていました。

完全に小学校の頃の自分にとらわれたまま、自惚れてたんですよね。

自分の好きなことを書いて、たまたま賞を貰えて、みたいなことが何度かあると、だんだん「次も次も!」と体が自然に欲張り始めたんです。別に対して文章力も無いくせに。大人に褒められたかったんです。賞とか取れたら記録にも残るし。

そしてまあ、年齢も重ねますから、自分の心情も大きく変わっていくわけで。

「こんな風に書いたら大人も喜ぶんだろうな」
っていう気持ちで文章を書くようになりました。怖い話ですよね(笑)。起承転結をしっかりして、「それなりにいい感じ」の文章を書いた時に、「あなたの作文面白かったわよ」と高校の先生に言われた時は、なんだか悲しい気持ちになりました。

だって、そう仕向けたから。

書いた内容に嘘は無かった。でも、本当はもっと自由に書きたいんだ。そして、その自分が書いた自由な文章を読んで欲しかった、あわよくば評価して欲しかった。

じゃあ自由に書けよという話なんです。自分でも分かってます。んーーーでも、当時の自分はやっぱり周りをひたすら意識してたんでしょうね。まあ、今もですが。

そして20歳にもなり、なにか変わりたい、新しいことを始めたいと思った時にnoteに出会いました。

ここでは自分の知り合いには自分から言わなければ知られることもなさそうだし、独り言のように書いてもなんにも気にしなくていい。でもnoteの中の誰かが必ず文章を読んでくれる。(どこかの誰かには見て貰いたい)という密かな密かな願いを叶えた、素直な気持ちをアウトプットするのに最適な場所だと感じました。

だから、タイトルにもあるように、「思うがままに書いていたあの時をもう一度」、思い出すように自由に自分の気持ちを書いてみたくなったんです。

実際、自分の趣味や自分語り、(誰が興味あんねん!)って感じのことばかりなのは分かっているんですが、すごく書いてて楽しいんですよね。久しぶりに心が躍る感覚を得ました。

そんなこんなで、このnoteでは、無意識に周りを気にして自分の気持ちにベールを張ることもせず、小学校の頃の自分のように素直な気持ちをただただダラダラ書きたいと思います。

このnoteとの出会いが、これからの私に力をくれますように。

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