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出会えて良かった3曲①~邦ロック編~

Spotifyのこの面白そうな企画!音楽好きとして見逃せません!

ということで、3曲にはなかなかしぼれなかった部分もあるので、まずは、私が高校生の時に邦ロックと出会い、そして強いエネルギーを貰った3曲について語りたいと思います。

①Lion/Mrs.GREEN APPLE

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YouTubeにもなく音源の埋め込み方も調べたんですが分からなかったのでとりあえずスクショで....(泣)

この曲、最初はただアップテンポの楽しい曲だな〜なんて思ってたんですけど、歌詞をしっかり聴き始めた瞬間もう180度この曲に対する気持ちが変わりました。

こんなに優しい曲があっただろうか、と。

僕らは今日も叫んでいる
誰かに聞こえるよう叫んでいる
愛されたいのに愛せない
僕は僕を気にしすぎている

1番のAメロの歌詞です。いつもどことなーく、「愛されたい」って思うのに、実は自分が愛せてなかったんですよね。それが他人であれ、自分であれ。結局は自分のことで精一杯でなんです。ここではそんな気づきを与えてくれました。

【誰か】を知って
優しくなって
そんな毎日を【君】と過ごしたい
【独り】を知って
優しくなって
ライオンみたいに逞しく在りたい

サビの歌詞です。【誰か】がいないと優しくなんかなれないし、【独り】を知ることで得られる優しさもある。

私はこれまでの人生で、【独り】を経験したことがあります。というか、はっきり言えば、ハブられたことがあります。

そんな時期も乗り越えて気付いたことがあるんですよね。実際、一人になってみたら分かった自分の欠点とか、周りの人の優しさとか、いっぱいあって。いろんな経験をしてきたからこそ、以前の自分よりは今の自分の方が優しくいられているなと思っています。

そして、私が一番好きな歌詞はCメロの歌詞です。

広々とした地を駆けてゆく
いつだってそうで在りたい
誰かの声が聞こえてくる
気付ける人間で在りたい
「素直に心を開きたい」
きっと相手もそう思っている
世界は貴方が思うより
悪くないかもよ

曲を聴いている時にこの歌詞の部分がきたら、いつも広い草原を颯爽と走るライオンが頭に思い浮かびます。

私も、ライオンみたいに強くたくましく、広い地を駆けていきたいなあ。誰かの声に気付ける人間でありたいなあ。そして、私は素直じゃないから、もっと自分の気持ちに正直に生きたいなあ。っとか、もう歌詞そのままなんですが本当にそう思うんです。私はまだ20年しか生きていませんが、その中でもいろんな経験をしてきました。人間のいい部分も悪い部分も知りました。そして、それらはこれからまた、新しく知ることもあると思います。

「自分」の弱さや強さを理解することで、きっと、周りの「誰か」にも優しくできる。

私はこの曲を聴くたび、もっと優しい人間になりたいなあと強く思います。それと同時に、自分をもっと大切にしなきゃいけない、と背筋が伸びる心地がします。この曲に出会えてよかった。ありがとうと言いたいです。


さあ、1曲に結局1000字超えしてしまうほど熱く語ってしまいましたが2曲目に行きたいと思います…(笑)

②二十九、三十/クリープハイプ

本っ当に人生の1曲です。この曲に出会ったきっかけは、シンガーソングライターの坂口有望ちゃんが路上で弾き語っている動画をTwitterのおすすめで見たことでした。坂口有望ちゃんのカバーも、当時まだ14歳とかそれくらいなのにすごく素敵に歌い上げていらっしゃるので、そのリンクも貼っておきます!

この曲の歌詞にどれだけ救われたことか。

いつかはきっと報われる
いつでもないいつかを待った
もういつでもいいから決めてよ
そうだよなだから「いつか」か
誰かがきっと見てるから
誰でもない誰かが言った
もうあんたでいいから見ててよ
そうだよなだから「誰か」か

現実にちょっと投げやりなこのAメロの歌詞が本当にリアル。「いつか」も、「誰か」も、ずっと待ってました。でも「いつか」は来ないし「誰か」は見つからない。私が気づいてないだけなのかな。

そして、毎回泣かされるのが2番の歌詞。

嘘をつけば嫌われる
本音を言えば笑われる
ちょうど良い所は埋まってて
今更帰る場所もない
現実を見て項垂れる
理想を聞いて呆れかえる
何と無く残ってみたものの
やっぱりもう居場所はない
もしも生まれ変わったならいっそ家電にでもなって
空気清浄機とかなら楽してやっていけそうだな
何も言えずに黙ったまま空気を読んだ振りをして
遠くから見てるだけの俺みたいだし

「遠くから見てるだけの俺」はまさしく私だなって。余計なこと言ってしまうより、黙って聞き役に徹しておいた方がいい。共感とか、わからないけどとりあえずの相槌で「空気を読んだ振り」しとこうって。きっとこの曲を好きだという人のだれもがそうやって自分に置き換えて共感していると思うんですけど、ここまでマイナスな心情を連ねて、でも人に寄り添える歌詞ってないと思うんですよね。

いつだってちょうどいいところはみーんな持って行っちゃてるんだよなあ。周りばっかり先に行っている気がして、急に自分はおいて行かれた気分で。今更どう正直に生きたらいいのか。ああ、クリープってなんでこんなに私の気持ちわかるんだよ~~~!!!涙

でもこの曲はちゃんと頭でのマイナスな言葉をサビ前に「でも」と入れて、それでも前に進んでいこうって言ってくれてるんです。

「前に進め、前に進め」

このたったの7文字で、(明日もなんとか頑張れそうだな)って思えます。どうしようもない毎日だけど、とにかく今日には終わりがあるし、また明日はくる。クリープのおかげで、私は明日も頑張れます。


長くなりました。。ていうかここまで読んでくれている人いるのかな(笑)。もし見て下さっている方がいたとしたら、本当にありがとうございます。あと1曲あるんです…(笑)。

③はしりがき/マカロニえんぴつ

この曲は今年公開されたクレヨンしんちゃんの映画の主題歌ですね。いやあ~これはMVもずるい!がむしゃらに走るただそれだけの姿が、歌詞ともあいまってすごく心打たれます。

語り合った友たちも 大人しくなれた大人たちも
分からない事をぜんぶ “青春” と呼ぶことにしてます

「青春」らしいことしてないなぁ~って思っていることも青春なんだろうなって。それに、青春は10代20代だけのものじゃなくて、結局何が青春とかわからなくても、自分がそう思ってたらそれも青春なんですよね。

ただ無駄を愛すのだ!生き止まらないように笑うのだ
素直になれずごめんね
まだ あなたには自分を愛していてほしいだけなのです

私は「無駄」ってなかなか愛せなくて。(あーー今日も無駄な一日過ごしちゃった)とか、(1分1秒無駄にしないように)とか、口癖のように言っています。矛盾しまくりですが(笑)。

でも、そんな「無駄」も愛してもいいのかな。このまま悲観的になって生き止まるより、とりあえず笑っていた方が楽かもしれないですね。はっとりさんの優しさに心が軽くなります。

そう 掛け替えのない日々は掛け違いだらけだ
だからいいのか
もう 買えないモノの方が欲しい歳頃になっちまったな
覚えた数だけ分からないことだらけ
頭の中は騒がしく踊る
悲しいだけが さよならじゃない

この最後の部分の歌詞が本当に好きで、音楽としてのリズム感もさながら、力強いエネルギーをすごく貰えるんですよね。

「掛け替えのない日々は掛け違いだらけだ」

(なんでも思い通りに行くことなんか全然ないんだから。そんな日々が尊くて、そして一生懸命今を生きているあなたはもっと自分を愛していいんだよ)って言ってくれている気がするんです。

「悲しいだけがさよならじゃない」

私は歌詞を深く意識して聴くことが多いですが、意味をちゃんと理解しているかといったら全然そんなことはありません。だから、(なんでこの部分にこの歌詞を入れたんだろう)とか思うこともたくさんあります。考察とかを自分でするのは苦手です。

なので、「悲しいだけがさよならじゃない」ってどういう意味だろうって今でも思います。でも不思議とこのフレーズを聴くたびに元気付けられる感覚があるんです。

色んな出会いと別れを繰り返すからこそ、少しずつ人は強くなっていくのかな。この曲はこれからの毎日に、無駄を愛す大切さを教え続けてくれる曲です。


終始語彙力皆無でしたが3曲紹介し終えました。自分の文章力の無さに心が折れそうになりましたがとにかく私はこの3曲に本当に今も昔も生かされています!音楽があるおかげで、もう自分はなんでも乗り越えられそうなくらいエネルギーを貰えます。これからの人生で、どんな音楽との新しい出会いができるのか、とても楽しみです。


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