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2020年12月に読んだ本まとめ

毎月習慣にしている先月読んだ本のまとめをお送ります。

12月は、11月にほとんど本を読むことができなかった(1冊のみ・・・)反省を踏まえて、少し頑張って読んでみた。

2020年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1715ページ
ナイス数:22ナイス

https://bookmeter.com/users/176912/summary/monthly


■ネット興亡記 敗れざる者たち

読了日:12月10日 著者:杉本 貴司
https://bookmeter.com/books/15624683

以前、日経電子版に連載されていたものが単行本化された。LINEやサイバーエージェントなどネット企業の成り立ちについてドラマチックに書かれている。今は、別々の会社だけど、過去には意外な繋がりがあったりと興味深かった。
中でもライブドアからLINEへの繋がりは読んでいて熱かった。

メルカリで買おうかと思ったけど、また読みたくなることを想定してKindle版を購入した。

■幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost? (講談社タイガ)

読了日:12月13日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/15946080

森博嗣のWWシリーズの4作目。ずっと前に買っていたが読み終えてしまうのがもったいない気がしてそのままになっていた作品を遂に読んでみた。

リアルとヴァーチャルの表裏一体さについて。リアルに存在する立場だと、ヴァーチャルは裏。ヴァーチャルに存在する立場だとリアルが裏。というような感じで思考がこんがらがってしまう。また読もうと思う。

■表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

読了日:12月16日 著者:若林 正恭
https://bookmeter.com/books/11873979

タイトルにどことなく抒情的な雰囲気が漂う、オードリーの若林のキューバの旅行記。
読んでいてとても引き込まれた。

キューバに向かう飛行機が飛び立つときの、「空港のビルが後ろに押し流されていく。それに重なってぼくの嫌いな言葉も進行方向からフェードインしてくる。「コミュ障」「意識高い系」「スペック」「マウンティング」「オワコン」・・・」みたいな感じで世間に対するシニカルな表現が飛び交う本かと思ってそれにちょっと期待していたが、
「キューバの夜の明かりの少なさは、
夜に経済活動をするための明かりではなく、眠るまでの明かり。」
みたいな詩的な表現が魅力的だった。

そして最後の父とのエピソードに涙。

■首都圏パンデミック (幻冬舎文庫)

読了日:12月20日 著者:大原 省吾
https://bookmeter.com/books/15853068

毒性の強いウイルスが長崎で発生し、たくさんの人を死に至らしめて、そんなウイルスが飛行機の中で広がって東京にやってくるというストーリー。
今の世の中と妙にマッチしちゃって、変にリアリティを感じてしまった。もっと前に読んでいたら、全く別の感想になってそう。


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美味しいビールを飲むと笑顔になるよ。