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豆腐メンタルな自分が、とことん励まされた言葉4選

みなさん、こんにちは。

このnoteを読んでくださっているみなさんの中にも、「誰かに励まされた」経験をした方は沢山いると思います。

僕は小さい頃から豆腐メンタルで、周囲からの励ましが無ければ、今頃人生はどうなっていただろう?と感じるくらいです。

豆腐メンタルとは、読んで字のごとく、豆腐のようにやわらかく崩れやすい、脆く弱い精神や心を指します。 そしてそこから派生して、周りの人が驚くようなちょっとしたことでダメージを受けたり、精神面が非常に弱いことを指しています。

そこで、今日は自分が勇気づけられた言葉を4つ紹介したいと思います。

もしこれらの言葉が、今の皆さんはもちろん、皆さんの周りの人達にとって励みになったり、前を向くための言葉になれば嬉しいです。

なぜ「励ましてくれた言葉」について書こうと思ったか

僕はこれまで「周囲の励まし」によって生かされてきました。その励ましを共有することが、もしかしたら誰かの何かの役に立つかも、と感じたからです。

今は特にコロナウイルスによる様々な影響が世界中に広がっており、先行きが全く不透明な状態が続いています。そういった状況下では不安や心配な気持ちを持っている人も多く、自分の周りでもうつや不安で悩んでいる人が何人もいるので、その方々のためにも何か役に立ちたい、と思ったのも理由の一つです。

なぜ自分が豆腐メンタルなのか

原因は様々なものがあると思いますが、明確にはわかりません。先天的なものから、環境的なものまで、色々あると思います。

それを克服しようと色々なことをやってきました。例えば米国のハーレムを夜中に一人で歩いてみたり、高所恐怖症なのにバンジージャンプをやってみたり。しかし、完全には克服できていないと思います。

人間誰しも「成長したい」という思いは持っているはず。もちろん僕もその例に漏れません。しかし精神面で人一倍弱さを持っている。

そんな自分を、これまで数々の言葉が背中を押してくれました。

僕を励ましてくれた言葉①:「君ならできるよ」

この言葉は、もしかしたらどんな言葉よりもパワフルかもしれません。

数年前、僕はある会社の社長をやらないか、と声をかけられたことがあります。自分で起業した経験はあるものの、他人から経営権を委ねられるのは初めてのことであり、嬉しさより不安感のほうが断然多かったのを覚えています。

数日悩んでもなかなか答えが出せない時に、その方が一言僕にこう言いました。

「君ならできると思うよ」

この一言が僕の背中をぐいっと押してくれ、翌日に「やらせていただきます」と返事をしました。

「君ならできる」

たった6文字のとてもシンプルな言葉ですが、これ以上ない力を持っていると思います。

なぜなら、僕は自分のことを一番理解していないのは、自分である、と考えるからです。

元野球選手のイチローさんが、以前テレビのインタビューでこんなことを言っていました。

「もうね、自分のことは他人に決めてもらおう、と。最近よくいるじゃないですか、『自分の調子は〜〜です』って。けど、自分のことは自分が一番分かっていないんです。」

「自分はこんな人間だ」と決めつけていると、その枠におさまってしまう。だから、自分の可能性にも気づけない。

ところが、誰かに「僕の長所ってなんだと思う?」と聞くと、自分では気づけなかったことがどんどん出てきます。

僕は「自分が社長だなんて、とても・・・」と感じていたスケールの小さい人間でした。ですが、そもそも「君ならできる」と思わなかったら、その方は経営権を任せるでしょうか?

そして「君ならできる」には、特に根拠も要らないとも思っています。

もちろん「君にはリーダーシップがあるから」とか「君には人を惹き付ける何かがあるから」という答えも返ってくるかもしれません。

しかし、それだと「リーダーシップ」や「他人を惹きつける」という枠に収まってしまう。

「君ならできる」と言われたら、「なんでそう思うの?」と聞き返さず、「ああ、僕(私)ならできるんだ!」とそのままありがたく受け取り、そしてそれをとことん信じてみましょう。

「もし信じてみて上手くいかなかったら、あのとき『君ならできる』って言ったじゃないか、とクレームをつけてやる」ぐらいの気持ちでいても良いと思います(笑)。

仮に上手くいかなくても、大抵の場合、経験させてもらったこと自体に感謝することになりますけどね(笑)。

僕を励ましてくれた言葉②:「無理するな、頑張りすぎるな」

頑張り屋さんにとってもしかしたら一番ありがたいのが、この「無理するな」ではないでしょうか。

僕は豆腐メンタルなので、以前は「自分は頑張らなければ価値のない人間」だと極端に思いこんでいました。自分ができる以上のことを無理やりにでもやろうとしてしまいすぎて、周囲を怖がらせてしまうくらいの雰囲気で仕事を頑張りすぎて、心身共に壊れてしまった時期もありました。

今の30-40代は、その親世代と違い、単純に頑張っても報われることが少ない時代です。にも関わらず結果を出そうと頑張りすぎてしまい、体調を崩したりうつになってしまう人が続出しています。加えてコロナの影響でその数が急増しているようです。

そういった背景もあり、「無理するな」という言葉の価値が、時代の変遷と共に向上していると感じています。

無理をしなくても、頑張りすぎなくても、あなたには十二分に価値がある。

生物学的には、この世に人として生まれてくること自体、確率論的には「奇跡中の奇跡」なのだそうです。

であれば、せっかくこの幸運を手にした我々は、この人生を楽しまなくて、何のために生きているんだろう、という気にもなります。

「頑張るために生まれてきたのではなく、楽しむために生まれてきた」

そう信じながらもつい頑張ってしまう僕のような方には、特に「無理するな」「頑張りすぎるな」という言葉は、意味や価値があるものだと思います。

僕を励ましてくれた言葉③:「何かを始めるのに『遅すぎ』ということはない」

豆腐メンタルの共通点の1つとして、「考えすぎてしまって行動に移せない」ことが挙げられます。

僕もこれまで数々の「決断」を後ろ倒しにしてしまったことがあります。ここでは詳しく書きませんが、決断に踏み出せなかったことで逃したチャンスがいくつかあります。今でも、そのことはちょっぴり後悔しています。

ある日、アメリカにいる僕の高校の同級生とFacebookでチャットをしていた時のことでした。

彼のお父さんが70歳で生まれて初めて起業し、インターネットのビジネスが軌道に乗って、たった1年半で数十名を雇用するまでの規模になった、と話していました。その方もこれまで何度も起業したいと思いながらなかなか踏み出せずにいた。しかし、「残された人生の時間は何十年もない。やるなら今しかない!」と一念発起してスタートしたそうです。

そしてそのお父さんが彼に言ったのが、次の一言だったそうです。

「It's never too late to start! (何かを始めるのに『遅すぎ』はないもんだな!)」

まるでケンタッキーフライドチキンを創業したカーネル・サンダースのようなストーリーですが、この話を聞いて「自分も何かを始める時は年齢を絶対に言い訳にしない」と決め、38歳の時に初めて海外で仕事をしながら生活をする決断をしたキッカケにもなりました。

世の中には、決断をビシビシしていって大きな成功を掴んでいる人がいます。

しかし、僕のように「先延ばし」にしてしまった方も多いのではないでしょうか?

「何かを始めるのに『遅すぎ』ということはない」は、そんな方に是非贈りたい言葉です。

「もう遅い」と自分に言ったり、誰かに言われている方、やってみなければ分かりませんよ?

僕を励ましてくれた言葉④:「誰かの役に立てばいいじゃないか」

僕は豆腐メンタルの「くせ」に、理想や目標が高すぎた時期が長く、それが自分の成長の足かせになっていました。

自分が立ち上げたビジネスで高すぎる目標を立ててそれに到達できず凹んだり、「●年後には自分はこんな家に住んで、こんな車に乗って、こんな生活をしている・・・」という目標を何一つ達成できなかったり。

今思い出すだけでも赤面してしまうくらい、当時の自分に対して「アホか」と言いたくなりますが、自分の理想を実現できない人生は、なかなかしんどいものです。

そんな中、僕は尊敬する留学時代の先輩と食事に行った時のことでした。なかなか自分の思い描いた人生になっていないんです・・・と相談したところ、こんな言葉が返ってきました。

「お前は最近、誰の役に立ったんだ?」

この言葉に、はっとさせられました。そして、その質問に答えられないでいました。

結局、自分のフォーカスが全て自分に向いており、誰かの何かの役に立つ、という基本中の基本を忘れてしまっていたのです。

「別に自分の目標なんてどうだっていいじゃないか。そんなこと考える暇あるなら、誰かの役に立つ。それで十分じゃないか。」

それ以来、僕は「どうやったらこの人の役に立てるだろう?」ということにフォーカスするようにしていきました。

今思い返せば、フォーカスが自分に向いていた時期は、自然と周囲から人が離れてしまっていたと思います。逆にフォーカスを「どうやったらこの人の役に立てるだろう?」と考えた時期は、自然と自分をサポートしてくれる人が現れたと思います。

そして、フィリピンに行ってからは、余計に以前の自分のことを恥ずかしく感じました。フィリピンでは、明日の食料を確保するのにも苦労して、「理想の人生」を考えることなどが不可能な方もいます。そんな中、日本という国に生まれただけでもラッキーなのに、何を嘆いていたんだろう。。

なかなか思い通りにならなくて苦しい思いをしていたら、「誰かの役に立てばいい」と言い聞かせてください。

以上、僕を励ましてくれた言葉を紹介しましたが、最後に補足をさせてください。

豆腐メンタルは克服したほうが良いのか?

もちろん克服できるに越したことはないと思います。

しかし、自分の場合は、「別に克服できなければしなくてもいい」とも思ったりします。

それはなぜか?人間には、ある程度の不安や恐怖心があったほうが、それをエネルギーやバネにして、良いパフォーマンスを出せるからです。

ハーバードビジネススクールのAlison Wood Brooks氏の研究によると、自分の神経の高ぶりを自覚している発表者ほど(たとえば「私は興奮しています!」と叫ぶなどの方法で)、リラックスを試みた発表者よりもいいプレゼンをすることが分かりました。

僕自身も、眠れないくらい不安な夜の翌日のプレゼンに限って、「素晴らしいプレゼンだった!」と言われることもありました。

豆腐メンタルが大事にしたほうが良いこと

それは「人とのつながり」です。

これは人間として生きていれば全員に言えることですが、特に豆腐メンタルにとっては、「絶対」大切にしたほうが良いです。

人間一人ができることは、ごくごく限られています。

だからこそ、人との繋がりを大切にできなければ、やりたいことも制限されてしまいます。

そして豆腐メンタルが幸せに楽しく生きていくにあたって、「励ましてくれる人」「支えてくれる人」「共有してくれる人」は必須です。

そうでなければ、下手すると苦しい人生に転じてしまうリスクもあります。

豆腐メンタルはユニークな人も多く、そのユニークさを生かせれば素晴らしい生き方になる可能性を秘める一方で、人から理解されないというリスクも孕む、諸刃の剣状態。

なので、是非「人とのつながり」は誰よりも大事にして欲しいところです。

大切にするためには、その人の何かの役に立つことにフォーカスすること。これをやるだけで、劇的に人生が好転することがあります。

まとめ

豆腐メンタルは無理に克服しなくて良いが、人とのつながりを大切にすべく、大切な人の何かの役に立とう。

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