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5分でわかる話題沸騰のリアルタイムチャットアプリ『Honk』

Honkとは

・リアルタイムでチャットが打てるアプリ
・送信という概念がなく、タイピングしただけで相手に送られるのが特徴
LP
・詳細はこちらのツイートを参照

創業者

名前
・Benji Taylor
Twitter
@benjitaylor基本情報
・1999年(21歳)
LFEという会社の創業者
・デザイナー
・他にもいろんな会社に携わっていたりしている
過去のサービス
rep.ly | 質問箱×コミュニティ的なサービス
日本でいうと...
・Nyagoを作った若月くんや、トークルームのしょせまるくんぽいかんじがした
・新しい体験を作る&ティーン受けするデザイン&投資家への期待値が高い等

創業者のコメント

・ライブタイピングはHonkの中核ですが、それはほんの始まりにすぎません。私たちはメッセージングを楽しくし、人々が関係をより深くする新しい創造的な方法でコミュニケーションできるようにしたいと考えています。野心的なロードマップがあり、とても興奮しています。

初日の反響

DL数
・7万DL
投稿数
・1日で100万回チャットされたらしい

リリースツイート

その後に投下されたコンセプトムービー

海外のツイッターの声

海外でどんなかんじで言われているか調べてみた

ツイート一覧
・世界観・リリース動画が良い
・オンボーディングがいい
・エフェメラルだね
・年なのかもだけど電話でよくない?
・Google Docsみたい
・デザインがいい
・一度コア体験するとチャットが遅く感じるよ
・コンセプトがいいね。今後どうなるか楽しみ
・概念的には電話なんだけど、それをテキストにしてるのがおもしろいね
・housepartyのテキスト版ぽいね
・コミュニケーションするみたいにチャットができる
・whatsappが遅く感じる
・新しいインタラクションのパターンでおもしろい
・電話のほうが早くない?Z世代が電話より求めてるのだろうか
・なぜリアルタイム?w
・アイデアがおもしろい
・imessageに組み込まれてほしい
・部屋にいるような感覚になる
・Yo(誘うプッシュっ通知)+消えるチャットってかんじだね
・ホームページのデザインが良い
・UIがいい
・音やインタラクションがかわいい
感想
・おじさんのツイートが多い
・期待してるよみたいな界隈ぽいコメントが多い
・賛否両論がかなり分かれている
・デザインやUXがいいというコメントが多い
・概念やアイデアおもしろいねというコメントが多い
・ユーザーぽい人が全然いなくて、だいたい界隈ぽい人
・ティーンぽい人がツイートしてないw

なにを目指しているのか

・明らかに同期性×メッセージングに擦っている
・つまりリアルの会話により近い感覚をオンラインで作るということにこだわっている
・すべてが会話と同じコンテキストになっている
・それゆえ電話という同期的なコミュニケーションと同じ概念をチャットで持ち込めている

プロダクト観点

①プッシュ通知
・オンライン
・honk(アプリ外の人を呼ぶ機能)
・タイピング中

②リアルタイムチャット
・タイピングしただけで相手にシェアされる(送信不要)
- タイピングという概念をすっ飛ばしている
- タイプしただけで相手に表示される

・お互いのテキストフィールドが表示される
- 相手のチャットをまたずして自分ががんがんしゃべれる
- より会話感がでる
- なんか打ってたら「それな」とか打てる
- テキストフィールドがわかれているので「ねえねえ」「この前さ」「こういうことがあって」みたいなついつい入れちゃう添える言葉も言えちゃう

・いちいち更新するのだるいので、10秒放置してたらどんどん消えていくとかでもよさそう

③リアルタイムに消える
・会話をしてるような感覚
・セキュリティやスクショされるみたいなのも安心
・セキュリティよりも消えることで気軽さが増すのが肝
- 自分だけやたらチャット打ちすぎると心理的に気まずいみたいなのがあるけど、それが起こらないので遠慮なくチャットできる

④電話をしているような感覚でチャットができる
・リアルタイムの会話をチャットに持ち込んだ
・一緒に部屋にいるような感覚になる
・音声サービスのUXとしてはよさそう
・電話できないけどチャットはできるという状況には相性よさそう

⑤オンラインの可視化
・オンラインかどうかがリアルタイムにわかる

⑥言葉に感情をつけるMagic Words
・単語を打ったら絵文字が勝手に画面中にでてくる
・よりリアルな会話に近しくなる

⑦housepartyやYoなどと同じ友達をアプリに呼ぶプッシュ通知機能
・友達がアプリにいなかったら呼べる
・海外ではわりとよく見る機能
・同期的なサービスの場合に友達とコミュニケーションをするきっかけとして重宝されている

⑧海外のユースケースを参考にしている
・海外ではgoogle docsでチャットするらしく、そのインサイトを活かしているかんじ
・ながら電話が主流の中で逆にながらができないのが懸念

⑨非同期→同期という軸での体験の革命
・既存の体験の概念がぶっ壊されている
・zenlyがきていたり、音声がきていたりなど時代は間違いなく同期的なサービスになっているので、その習慣として受け入れられるか

マーケティング観点

・コア体験を動画にしてわかりやすい
・コンセプトムービーが世界観があって良い
・UI動画をツイート→シェアされる→シェアされた側がすぐどういうサービスかわかる
・リリースツイート→世界観ツイート→アプリの詳細ツイートと流れがあり、ツイートにも読み手が徐々に理解できるシナリオがある

デザイン観点

①オンボーディングで実際にどう使うかがわかるので良い
・botと会話することでコア体験を一度に理解できる
・概念がわかりづらい系のアプリとの相性としてはベスト

LPが独創的でティーンが好むようなものになっている
・世界観があってかわいい
・視覚を刺激する楽しい画像などが多い
・特徴だけをBOXでまとめており、ぱっとわかりやすい

③インタラクションにこだわっている
・バイブレーションが触っててここちよい
・アニメーションやインタラクションが多く、触ってる感・ニュルニュル感が醸成され、操作する心地よさがある
・今後のトレンドとしてもどれだけリアルのものを触れてるようにアプリを操作ができるかが重要なので、参考になる

④フラットUI×独特なUIのバランスが良い
・白を基調として、要所要所で色を柔軟に使っている
・キーカラーは青だが、うまく色を使い分けカラフルさをだしている
- 青をできるだけ控えている青をできるだけ控えている
・ガイドラインのUIもきちんと守りつつ、おもしろさ・かわいさが随所に見られるので、スタンダードUIと独特なUIのバランスがいい
・グレーもうまく使っているので、カラーが多くてもごちゃらない

⑤ユーザーになにをしてもらいたいかがわかりやすい
・概念が新しいと理解されづらいが、同期的メッセージに必要な機能のみを提供し、ユーザーになにをしてほしいかがダイレクトに伝わる
・つい色々入れてしまいがちだが擦りまくっているので、画面からこう使えというメッセージがひしひしと伝わる

ユーザー目線でなにがhonkの価値なのか

・結局なにがユーザー目線で価値かというと、通話できないけどだれかと会話したいという体験において価値を発揮している
・これまでだとどうしてもリアルの会話とオンラインのチャットでの会話には同期性という観点で差が生まれてしまっていた
・それがhonkではよりリアルな会話に近づいた形で友達とコミュニケーションできるので、通話できないけど会話したいという体験で価値がある

たとえばこんなユースケース
・親がそばにいて夜中通話はできないけど、誰かに構ってもらいたい時
- 家族と部屋が近いとしゃべれなかったりする
・オンラインゲームやってる時に通話はできないけど、しゃべりたいからチャットならOKな時
・みんなで電話してるけど一人だけチャットの時

思ったこと

・概念はおもしろい
・個人的にはユースケースが限られすぎて習慣化するのか?と思った
・同期的なチャットという意味ではかなり良い体験だが、このアプリを開くきっかけが弱い
・友達を呼ぶためにプッシュ通知を送るというのはアメリカでも多くのサービスがやっているがどれもうまくいってないことを考えるときっかけづくりとしては弱いと考える
・どうきっかけを生むかが今後の鍵だと思う
・同期的なチャットとしては良いので、音声サービスやライブ配信系サービスなどに今後とりこまれていくのでは?と思う
・通話できないけどしゃべりたいというユースにおいては、タイピング中をすっ飛ばしたり、それぞれがテキストフィールドをもってるので、相手が打つのを待つことなくチャットが打てるなど通話と同じくらいの同期性を保てるのは非常に良い

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