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プロジェクトあるある(53)

本日のプロジェクトあるある:

「エンジニア出身のプロマネは、お客様とのミーティングでエンジニアをさえぎって技術を語りだすことがある」


お客様との打ち合わせではそれぞれに役割があります。プロマネは会議の進行、ファシリテーション、課題管理、進捗報告・確認などですね。

エンジニアは技術的な検討、問い合わせ回答、議論を行うことになります。まあ、これは言うまでもないですよね。

エンジニアからプロマネに転身した人は、だいたい長年エンジニアを経験しているシニアな方が多いです。

なので、チームにアサインされるエンジニアは、そのプロマネからするとまだまだスキル不足だな、と感じたりしがちです。

そんなチーム構成でお客様との技術的な議論に臨む中、チームのエンジニアがうまく伝えられていなかったりかみ合っていかったりすると、プロマネの中にあるエンジニア魂に火がついてしまうのです。

そして、この想いが沸き上がります。

「俺にしゃべらせろ」

そうなると、もう止まりません。エンジニアの会話に割り込み、プロマネが議論を始め、そして話を仕切りだします。

お客様に対し、

「今はプロマネやってるけど、俺もこれくらいのことは全然余裕で対応できるだけの技術力は持ってるんだぞ」

っていうアピールをしたかったりもするんですよね。

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本当に会議全体が煮詰まったときにサポートするのはいいのですが、やりすぎはよくありません。

まず、一緒に参加しているエンジニアの立場がなくなります。お客様から見たら、技術的な話も次からはプロマネに話をすればいいやと思ってしまいます。

そうなると、エンジニアは自信をなくします。そして積極さがなくなります。技術的にシニアなプロマネさんが仕切ってくれた方が早いし、自分も決まったことをやればいいし楽だ、とね。

完全にエンジニアの成長を阻害するんですね。なので、プロマネになったのであれば、お客様の前ではプロマネに徹する。技術的なアドバイスはお客様のいないところでやらないといけません。

かく言う自分もやりがちなので気をつけないとと思っています(汗)


それではまた!

日々感謝 m(_ _)m





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