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台風による河川氾濫で経験した子供の頃のトラウマ

ここ10年くらいでしょうか、集中豪雨による被害が毎年当たり前のように報告されています。

河川の氾濫による道路の冠水、床上浸水といった被害は、台風によるものというのが自分のイメージでしたが、通年でこういった被害がみられるようになりました。

地球の環境変化に伴う気候変動が要因といわれますが、これまで想定していた治水対策では間に合わなくなってきているのは確かですね。

私が初めて経験した河川の氾濫は、昭和51年(1976年)の台風17号になります。私が6歳、小学校1年生のときです。

私の実家、兵庫県佐用町の中心部には佐用川が流れています。普段は穏やかな流れの川で、夏にはそのまま飛び込んで泳いだりするような川でした。

その川が、台風17号の影響で川の流れはすさまじいものとなりました。

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そして川は氾濫、自宅まで川の水があふれてきました。

この時は床下浸水で済んだのですが、となりのお寺の境内に避難したことを覚えています。

川の流れはすさまじく、裏の川の橋が流されてしまいました。。

この橋の写真を探したのですが、映っていたのはこれ1枚。

同じ年の4月、ちょうど小学1年生になってはじめて登校するときの写真です。赤丸で囲っている橋が、翌日には完全になくなってしまっていました。。

千種川

台風が過ぎ去り、水もひいていきました。

その後、私をいちばん恐怖に陥れたのが、

トイレ

だったのですね。

私の実家のトイレは、和式のボットン便所。汲み取り式というやつでした。

こう言う感じですね。

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トイレの下に汲取槽というタンクがあり、そこに排泄物がたまっていきます。ある程度たまったら、役場のし尿処理部署に依頼してバキュームカーで汲み取ってもらいます。

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そもそもですよ、この汲取槽が結構深いんですよ。で、消臭のためかなにかファンみたいなものが動いていて、常に「ウォーン」って音がなってるんですよ。

当時6歳の私にとってみれば、その時点でまあまあ怖いんですね。

そんなトイレにですよ、台風の氾濫によってこの汲取槽に水が流れ込み、タンクがギリギリいっぱいまでたまってしまったのです。

便器から汲取槽の中が見えるのですが、すぐ目の前に流れ込んだ水が見えています。

これは本当に怖かったです。。。

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結局、どこのお宅も同じような状況となってしまったので、バキュームカーが自宅にやってきてくれたのはかなり経ってからだったと記憶してます。

それ以来、どうも汲み取り式のトイレは苦手なんですよね。。

そんな田舎にも下水道ができ、今では実家のトイレは水洗式です。

都会に生まれた人は、汲み取り式の和式トイレというものを経験したことがないかもしれないので、この恐怖の経験があまり伝わらないかもしれませんね。

今の環境にほんと感謝しなきゃな、と思いながら当時のことを思い返したのでした。

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m



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