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【第22話】『疲労』を感じた時こそ、身体を動かす!?

はじめに
日本人の3分の2近くが生活習慣病で亡くなっています。
現代における生活習慣病は重大な問題です。
生活習慣病は日々の習慣が積み重ねられたことによって引き起こされます。
つまり、毎日の生活習慣を見直し改善することが疾患の予防につながります。
病気を未然に防ぐためにも、
病気になる前の生活習慣の改善が何より大切です。
しかし、ただ見直すだけでは改善に直結しません。
正しい知識に基づいた健康管理が重要となります。

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皆様は、「疲れ」を感じた時、 どのような方法で解消していますか?

家でゆったりする、とりあえずたくさん寝るなど、
多くの方は「身体を休ませる方法」を一番に考えるのではないでしょうか。

しかし、思い返してみてください。
「休日に寝すぎて、かえって疲れたな…」
という経験はありませんか?

これにはちゃんとした理由があるのです。

私たちが疲れを感じるとき、 

体内には「乳酸」という物質が発生しています。

「乳酸」は、身体を動かして エネルギーを消費すると発生する物質であり、
普通なら血液に運ばれて取り除かれ 時間が経てば回復するものです。

しかし、身体のめぐりが悪い人は うまく乳酸を体外に排出できず
疲労を感じてしまいます。
(休日にいくら寝ても疲れがとれないのは、 血行が促進されずにいるからなのです)

そのため、疲労回復には その乳酸を減らすことが必要となりますが、
この「乳酸」は、じっとしているよりも、
程よく身体を動かす方が早く減少します。

また、余分な乳酸は肝臓で処理されるため、
適度に身体を動かして血流を良くすると、
乳酸を肝臓まで運ぶ機能がスムーズになるのです。

疲れを感じている時こそ、 「程よく身体を動かす」ことが大切なのです。

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翌日に疲れを持ち越さないための
「アクティブレスト」とは?
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ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、
疲労を感じた時こそ、取り入れてもらいたい方法として
「アクティブレスト」というものがあります。

代表的な例として、スポーツ選手は激しい練習の最後に
軽いランニングなどで終わることがあります。

これがまさに、
動いて疲労を解消する=「アクティブレスト」
なのです。

練習の疲れを翌日まで持ち越さないよう、
軽く身体を動かしているわけです。

とはいえ、 激しい運動はさらに乳酸を溜める
ことになりますので、 10分程度の軽いストレッチなどがおすすめです。

今回は
  1,  ウォーキングの後に
  2, 仕事中・仕事終わりに
  3, おでかけの後に

シーン別の簡単なアクティブレストをご案内します。

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