見出し画像

出版社を知るともっと楽しい!「夏の文庫フェア」のすゝめ。「書く習慣」DAY6

こんばんは、今日もお疲れ様です。
次に日の休日が嬉しすぎて、退勤時「今日イチいい笑顔だった」と言われたゆきまるです。ひゃっほう。

マイブームというか、今一番私の中でアツいのが「夏の文庫フェア」です!

悲しいことに斜陽産業と言われる出版業界。
どの出版社さんも常に最高に読者と本のために頑張ってくれています。
改訂のたびに読みやすいフォントに代わっていたり、新資料を付け加えたり、魅力的な装丁やシリーズ展開をしたり、サイン本やグッズ展開をしたりと、本当に真摯で尊くて涙ぐましい…。

そんな愛と努力にあふれた出版業界で特に盛り上がる季節。それは…

なつ!!!

各出版社たちが総力を挙げて、自社とっておきの文庫本を売り出す夏は、いまや文庫甲子園、いや、文庫戦国時代と言っても過言ではないのです。

文庫3大勢力

「夏の文庫フェア」 
聞きなれない人もいるかもしれません。
中心となっているのは大手出版社3社です。
ここで、出版社ごとの性格を、私の独断と偏見と好みによる乙女ゲーキャラをイメージしながら紹介したいと思います。あくまで私の印象です。あしからず!

一つ!これぞ人間、これぞ社会。良くも悪しくも人間の本質をえぐる、新潮文庫
さらっとなんて読めない。一冊一冊に人生が詰まっているリアリティと重厚感。「文庫といえども書籍」の信念で原価を削っても栞は削らない。夏目漱石「こゝろ」から朝井リョウの「何者」まで、その時代の感情を描きだす。

イメージするなら、ちょっとひねくれた心理学の助教授あたり。
「結局人って自分本位だよね、そんなところが面白いんだけど」

文庫で最も古い歴史を持ち、翻訳作品も豊富。
ぜひ書店でその品ぞろえに驚いてほしい。
ノベルティはキュンタのステンドグラスしおり!かわいい。集める。


一つ!絶対感動させてくれる、青春描く集英文庫
人間模様の鮮やかさと懐かしさ。
青春小説の文庫化から始まった、心を動かす小説群と読みやすさが特徴。
小畑健さん(デスノートの人)描く「人間失格」や浅田弘幸さん(テガミバチの人)描く「銀河鉄道の夜」など、少年ジャンプと名作のコラボシリーズは、有名作品の一味違った楽しみ方を教えてくれる。

イメージするなら高校のサッカー部のさわやかな先輩。
「またドジしたのか、本当にお前ってやつは…。(そんなところも好きだけど)」

ナツイチの今年の夏のノベルティはブックバンド!
カバンの中に入れた本のページが折れなくなる。欲しい。


一冊で100倍おいしい。映画化アニメ化メディアミックス系角川文庫
前は名作とかと娯楽レーベル半々くらいのイメージだったけど、IT企業のドワンゴ(ニコニコ動画作ったところ)と統合してからファンタジー色強くなった気がする。
「竜とそばかすの姫」「鹿の王」とか、アニメ―ション映画×本で書店の売り場見るだけでわくわくしちゃう。なんかもう、KADOKAWAワールド作っちゃってる。表紙、装丁、挿絵のイラストも含めて本の世界を感じさせてくれるから、もう世界観にどっぷり浸かれる。
「何かにハマりたい!」ってときは角川にいく。

イメージするならジェンダーレスな年下サブカルボーイ。
「僕が一番かわいいって?そんなの当り前じゃん。だって君が応援してくれてるんだから!」

本を買うと電子書籍もダウンロードできる。さすがだ…。これでどこでも本を読める。


今買いたくなる!「夏の文庫フェア」


はあああ、楽しい。本のこと語るの楽しい~~。
妄想と空想に浸るの楽しいよ~。


そしてどうか落ち着いて聞いてほしい。
実はすでにちょっと書いているが、実は「文庫フェア」は本を買ってグッズがもらえるのだ。
そう、魅力的な本を買うだけで、さらにプレゼントがあるのだ。

もうたまらない。
本好きな人はわかると思うが、新しい本を買うことほどわくわくすることはない。世界を一つ手にいれたようなものなのだ。
それに加えて、もれなく栞やブックカバーがもらえる。
さらに大好きなあの作家のサイン本や、コラボトートバックや、トークイベントにも参加できるかもしれない…!

「読みたいし欲しいけど、今日は我慢してまた今度買おう」
何度もそう思って買えなかったあの本を手に入れるには今しかない!

買った本は読むもよし、飾るもよし、積ん読※するもよし!
知っていた人も知らなかった人もぜひ近々、書店に足を運んでほしい。


※積ん読(ツンドク)…買った本を積んでためておくこと。
いつか読む気になったときに読めればよし。
読む気になった時手元ににないと一生読めないから、迷ったら買うべし。


おわりに


書いていて調べることも楽しかったし、私も初めて知ってへえ~ってなる情報がいっぱいあった。
得るモノがあるのはやっぱり楽しい。
乙女ゲーのたとえはよくわからなくなった(笑)

3社以外にも夏フェアを行う出版社さんたくさんあるので、興味をもったら調べてみてほしい。
個人的には岩波文庫の特性ブックカバーが欲しい。

明日はジュンク堂行きます。
パンフレットもらって新作チェックして今年買う本を厳選しよう。
考えるだけで楽しみ!

おやすみなさい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?