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映画メモ02_映画ドラゴンボールブロリーはなぜ、観客に「生の実感」を与えるのか

敬愛する友人から「一生語れるくらい良いから、早く行ってきて欲しい」との熱苦しいレコメンド笑笑を、もらったので息子と甥っ子の子守りがてら行ってきました。

結論「とてつもない映像体験を、ありがとうドラゴンボール。」35歳にもなってバトルシーンだけで泣けてくるなんて思っていませんでした。完全に油断してた😭😭😭 

全100分中おそらく70分くらいは戦闘シーン。戦闘シーンにおけるアニメーション表現のオンパレード、1000本ノック、しかも指数関数的にエスカレートしていく。。

序盤のブロリーVSベジータ戦からして、こんなに飛ばしちゃって大丈夫なの、、?と心配になるくらい作画のリッチさ濃厚さ。でもそんな心配を置きざりにして、超ハイスピードで戦闘は次々に限界突破していく。。トータルで描かれたパンチ、キック、エネルギー波は軽く5桁いってそうです。

* ブロリーVSベジータ
* ブロリーVS悟空
* 阿修羅ブロリーVS悟空&ベジータ
* 阿修羅ブロリーVSフリーザ
* 阿修羅ブロリーVS XXXX

「ドラゴンボール」シリーズが発明、改良、進化させていった戦闘アニメーション表現の集大成を、お腹いっぱい、惜しむなく、これでもかと堪能させてもらいました。

一緒に行った子供達も、見せ場シーンのたびに「うっひょー!」「かっこいい!」「決まったあぁ!」などキャーキャー目を輝かせて、抱きついてきました。

男性の快楽の裏側にあるのは、移動にともなう「加速度」「反重力」の知覚であると、分子生物学者である福岡伸一さんが著作に書いていた。人間は時間に縛られている存在であるからこそ、巡航する時間を一瞬でも追い越すことができれば、時間の存在をダイレクトに感じることができる。そこに我々は最上の快感を味わう。なぜならそれは最も直裁的な「生の実感」に他ならないからだ。と。ちと難しいけど、ジェットコースターの落下中のあの感覚ですわ🤣🤣

本作は、その人間の生物学的快感を、映像と音をもって再現することに成功している。世代を超えて、野郎どもの大脳新皮質を、数秒毎にダイレクトに刺激し、ドーパミンとアドレナリンでジャブジャブの状態にしてしまうのです。。これは、おそろしい映画でもあります笑

惜しむらくは4Dを選択せず、2Dにしてしまったこと。。いやでもこれ、こんなの来週4D行きますわ!

あと、戦闘シーンでも泣いたんだけど、他にも2箇所とめどなく涙が出てきたところあって、合計3回涙腺崩壊しております。序盤の惑星ベジータでのバーダック関連と、ラストに穏やかに炸裂する「孫悟空イズム」とだけ書いておきます。これも、また良いんだよな😭😭😭

超、おすすめです。


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