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無料手術の弊害

割引あり

いまや多くの人が聞き覚えがある「地域猫」
地域猫にするためには、不妊去勢手術(以下、手術)を実施しなければなりません。当然お金がかかることです。

そこで、猫の手術に助成金を出す自治体も増えてきました。某基金の存在も大きいです。
地域猫活動のハードルのひとつ、手術代をクリアすることができるためとても有意義なものだと思われます。

しかし、無料手術には弊害が出てきています。
これについて解説したいと思います。
結構踏み込んだ内容なので、有料にさせてください。


元ツイ

当院はこれに同意しますし、ぜひ読んで欲しいと思い引用RTしたところ、こんな意見が。

地域猫とは

地域住民に理解され、これ以上増えないように不妊・去勢手術をして、 一代限りの天寿を全うさせるために、地域でルールを決めて、管理 されている猫たちを「地域猫」といいます。地域にお住まいの皆さん と合意の元に、地域で猫を適正に管理しながら共生していきます。 地域猫のスタイルは、猫の生息する場所、行動範囲、地域住民や ボランティアの組織単位や、活動への関わり方などによって様々で、 地域猫活動は、「地域住民」「ボランティア」「行政」の三者が協働 して進めています。

https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/iryoeisei/seikatsueisei/documents/chikineko.pdf

地域猫とはなんぞや?というはしっかり復習してください。手術をして耳カットしただけの外猫が地域猫ではありません。

ここがわかっていないと話が進みませんので、地域猫の理解についてまだ自信がない方は下のマガジンを読んで、全体像を把握してください。
地域猫は簡単なことではありません。かなり大変な活動です。

はじめに(すいっちょさんへ)

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