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陽の光を浴びて

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様に大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新しい年を迎え、元日の昨日は色々と考える事ができました。
今年一年、どのように気持ちを整えていくのか。
今年一年、どんなことを考えの中心に据えるか。
今年一年、何を成し遂げたいか。
などなど…
『一年の計は元旦にあり』と言いますが――”ぼくとしては”という但し書きがつくものの――近年稀に見る『計』が出来たように感じています。

年末。クリスマス当日にぼくは自分の作業場所と寝室を模様替えしました。
色々とやることが詰まっていて模様替えは諦めていたのですが……掃除をやりはじめたら、「やっぱり変えたいな」という思いが強くなり行いました。

配線、配置……ああでもないこうでもない、と言いながら行いました。

何度もやり直して、結果、作業場もベッドも良い配置にすることができたなぁ~と自画自賛としています。

昨日。令和四年の元日の朝。
目が覚めると部屋がとても冷えていました。
いつもと違う視界に新鮮な感じを覚えました。
ベッドから出て……カーテンを開けると陽の光が射してきました。
まぶしさはなく、とても暖かい光を感じました。

「ああ。ベッドをこの位置にして良かったな」

そう感じました。
その後家族と挨拶を交わし、朝食を共にしました。
リビングにも陽の光が入っていて、気持ちの良い朝を過ごすことができました。

その後、作業場所の端末にスイッチを入れました。
机も今までとは真逆に、壁に向かうように設置をしておりましたので視界がだいぶ違ってきています。
去年の作業環境よりも集中できる環境ではないか、と自画自賛しております。

そうした中で、ぼくが座っている左側から射す陽の光に再び暖かさを感じました。

太陽の光というのは……今まで――夏に至っては「もう、暑すぎですわい」という思いの方がつよかったり、「あゝ、なんかまぶしいな」という思いの方が強かったのです。
しかし、このお正月に太陽の光のありがたさや暖かさ、明るさ、パワーといったものを今まで以上に感じたのでした。

色々な記事を読むと、太陽の光を浴びるとセロトニンというホルモンが分泌されるとか……幸せホルモンと言われているそうですが、なるほどな、と感じました。

ぼくは物書きの端くれとして、舞台演出家の端くれとして、また、ひとりの人間として言葉を使って生きています。
そうした中で『感謝』ということを書いたり、喋ったりしてきました。
もちろんそのどれも嘘ではありませんし、心がなかったとは思っていません。

しかし、昨日、陽の光のありがたさを感じた時に……
この『感謝』ということを改めて考えました。

――ぼくは太陽にすら、『ありがたい』と思っていても時には『まぶしいっす』というように……どこか感謝から遠ざかった感情を持つ事さえありました。
人間ですから、常に同じように同じ分だけ思い続ける、ということは難しいとは思います。
しかしながら。
ぼくが今改めて感じているこの『ありがたさ』を忘れないようにしたいと強く感じています。

人にもモノにも出来事にも。

ぼくは一人では何もできません。
家族や仲間、周りの人が居るからこそ色々な事が出来ていきます。
自分の思いをカタチにすることが出来ています。
そして。今。
この環境でこの言葉を書くことが出来ている。
あたりまえのようでいて――色々な事象、人の想い、過去の時間が重なってできているんだな――奇蹟のような出来事なんだろうなと感じています。

陽の光を浴びて。
ぼくはこんなことを元日の陽の光から感じました。

今年も皆様にたくさんの恵みと笑顔が訪れる一年でありますように。
ぼくも一年、また、精進して参ります♪
今年もどうぞよろしくお願いいたします☆


舞台演出家の武藤と申します。お気に召しましたら、サポートのほど、よろしくお願いいたします!