周辺分野の実践習得

今日は、月に一度のランニング講習でした。

工房では、「ウェイト・トレーニング(WT)」という本業となる領域の研究・情報収集・アップデートを日々継続することはもちろんのこと、その周辺分野についても継続研修を行っています。
特に、【WT】と並ぶ三本柱として位置付けているのは、【ランニング】と【体術】です。
いずれも、工房の創業者で私の師である田内の縁で、顧問•アドバイザー、あるいは指南役•師範として、各分野のスペシャリストの先生に就いて頂き、それぞれの分野で毎月1〜2回のペースで継続研修の形で実践を積み重ねています。

他の分野においては、【座禅】や【太極拳】も実践しています。
また、怪我の見方や評価手法などを理学療法士の先生に習ったりアドバイスを頂いたり、栄養の分野においては複数の顧問先においてチームを組んで身体づくりのサポートをして頂いている管理栄養士さんに相談したり、実際の栄養セミナー,栄養面談に同席するなどして知識の定着を図ったりしています。
最近では、ピラティスを研究•実践の対象として、各スタッフが実際にインストラクターのレッスンを受けに行ったりしています。

このようにして、トレーニングという核となる分野の周辺分野についても、知識を深め、さらに継続的に実践習得をすることで、本筋となるトレーニング指導において、厚みや深み、あるいは幅を持たせています。
それが、師である田内が築いた工房の特色であり、ある種の強みであると感じています。
そして、そうやってこれまで知識と経験をつけさせてもらったことで、今があると私自身が感じるところであり、それはこれからも継承し継続していきたいと思っています。

さて、そんな訳で、今日はランニング講習(研修)日でした。
私個人としては、かれこれ10年以上、同じ先生に習っています。
ここ数年は習得したことを部分的ながら、顧問先チームにおいて指導する機会があるものの、そういった機会を経験すればするほど、「餅は餅屋」という言葉の通り、スペシャリストには到底敵わないことを痛感します。
では、何の為に、毎月研修を続けているのか?
その目的の一つは、『本質を知る』ことにあります。
専門家にランニングの基礎・基本を習うことにより、正しい知識と実践ができ、そのことにより、ランニングに対する「見方(観察眼)」の軸のようなものが醸成されていきます。
そのような軸ができると、SNSや書籍などの情報に触れる際の良し悪しの判断基準ができてきます。そうすると、情報収集の速度や精度が上がり、さらに知識も確かなものになっていくという相乗効果が生まれるわけです。

また、私の場合、ランニング講習をきっかけに、日常におけるランニング実践が高じ、フルマラソンにチャレンジ(3回)しました。さらにそれに伴い、ランニングシューズも色々なメーカーのものを試して履いたりして、シューズに関する知識もこの10数年間で自然と増えています。

もっとも、知識や実践経験は、このようなスタイルでなくても、単発や複数回シリーズのセミナー•講習会•勉強会に出席することで、得ることはできます。また、今の時代、SNS(YouTube)やオンラインサロンなども発達し、様々なアプローチがあることは確かです。

そうなると、このような工房のスタイルは、時間がかかり、遠回りのようなアプローチかもしれませんが、まさに「継続は力なり」で、継続して習得したもの(知識含む)は、確かなものとして残っていきます。

指導者として現場に立つ以上、学び続けなくてはなりません。
今日習ったことを実践して、また来月の講習(研修)に臨みたいと思います。

JPFストレングス工房
鬼頭 祐介

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