自分語りな自己紹介～少年期１～

治療も終わり、退院後に”その”悲劇は突然僕に襲い掛かって来ました。
学校に登校してクラスメイトに話しかけますが応対がありません。まるで僕がそこに居ない様な素振りです。一瞬何が何だか分からず一番仲の良い子に「ねぇ、皆どうしたの？」と聞いてもやっぱり無反応でした。

そうです。”いじめ”にあったのです。僕が入院している間に何があったのか分かりません。近所の年上の友達と遊んでいるから？僕が悪い子だから？
自分なりに色々と考えましたが理由は分かりませんでした。分かる訳ないですよね。やんちゃ坊主といってもまだ１０歳やそこらの子供ですから。

その日から僕の日常は暗くて、冷たくて、悲しい日常に変って行くのでした。今もあの時の孤独感を思い出すだけで辛くなるので割愛させてもらいます笑。

長くてつまらない文章ですが”自分語りな”ですから、暇つぶし程度で読んでもらえると嬉しいです。
この頃からですね。自分の意見を押し殺し、他人の機嫌ばかり気にするようになったのは。”大きい音”や”強い光”等々、とにかく細かい事を凄く気にする性格になりました。

”いじめ”にあってから僕は登校拒否児童になります。前途しましたが２歳年上の兄は中学生になり小学校には僕の味方になってくれる人が居なかったからです。初めは保健室登校もしましたが”学校＝嫌な場所”と脳裏に刻まれてしまったんですね。１ヶ月持ちませんでした。それでも両親は「学校にいきなさい！」「勉強できないと偉くなれない！」等と言いたい放題でした。

そうなってくると大変です。学校には行かれない、家にも居られない・・・どうしたと思います？ランドセル背負って学校に行くふりをして”ある場所へ向かいます。そうです。”溜まり場”に向かうんです。”そこ”には年の離れたお兄さん、お姉さんが必ず多かれ少なかれいたからです。

小学生でランドセル背負った子供がです笑。アホですよね。バカです笑。
”そこ”にいる皆はいつも笑っていて、優しくて、タバコをふかし大人っぽくて、それでいてどこか寂しいそうで。そんな皆がいる場所が僕の”いる”場所、”居てもいい場所”になって行きました。（ただ小児ぜんそく真っ只中だったので、タバコの煙でしょっちゅう発作を起こし皆に心配、迷惑を掛けていた事は内緒です笑。）＊後に発作止めの吸入器を処方してもらい持参(笑)そこまでして行くか普通（汗）

楽しい日々も長くは続かないものですね。あっという間に学校から親に連絡が行きますので。
はい。雷様です。鬼の形相でした。もう強制です。逃げられません。
でも分からないものですね。自分の”居場所”がある、そして”味方”がいるだけで強くなった気になるんです子供って。凄いですね。僕のいじめについてのクラス会が開かれました。下校前の夕方になりかける頃でした。僅か１５分程度の短時間です。あっさりしたクラス会　笑。そんなもんですよ実際。

”暴力”はよくないです。それでも納得できない。何故、僕がクラスメイトに無視されたのか？答えを聞き出すまで問い詰めました。片っ端から順番に。
勿論、担任の先生にも。すると思いもよらない答えが返ってきたんです。
なんだと思います？クラス全員が口を揃えて「ごめんなさい。」です。
いやいや、僕は、僕を無視した理由は何？って聞いてるんだよ？
誰も答えないんです。ただ「ごめんなさい」と言うばかりで他には何も。
結局は理由を聞けず下校になりました。「ごめんなさい」・・・何で？