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グアテマラ一人旅 #4

深く長い眠りから覚めたら既に外は明るかった。
宿でも時差があっても問題なく寝れるのは、私の長所だ。

グアテマラ旅行の最大の目的である火山アカテナンゴの登山ツアーの前に軽く身支度を整えたて外に出たのは7時過ぎだった。
まだ涼しく、気持ちの良い気候。街には既に活気があり、路上でフルーツやジュース、朝食を売るカートが出ていた。

アンティグアの朝

グーグルマップで目星をつけていたそのカフェは昔からある老舗の様。1階の中庭席と、2階は数部屋に分かれてテーブルが配置されていた。昔からの常連さんなのかな、と想像を掻き立てられるご老人が一人でコーヒーをすすっていた。ウエイトレスのお姉さま方の制服も、昔のメイドさんの様でかわいい。

モーニングセットを注文。コーヒーとサラダにトースト。パンは自家製で、コーヒー(お代わり無料)もおいしかった。
ちなみにトイレも綺麗。セットで$6位。

日替わりサラダ、キャロットラペ

一旦ホテルに戻り、登山用に荷物をまとめ、チェックアウトしつつ、ツアーの迎えを待つ。午前9時、当然30分は遅れるだろうとなめた態度を取ったら、まさかのオンタイムで来た。車に乗り込むと納得、私が最初の一人。

アンティグアの街を一周しながら、どんどん参加者を乗せていく。
アルゼンチン人カップル、スペイン人やアジア人男性一人、アジア人女性2人組もいた。全員をピックアップしたところで高速に乗り、しばらく走る。
一度途中のスーパーでトイレ休憩。水やスナックを購入した。そこで注意事項や今後の流れを説明された。誰かのブログでキャンプファイアーができると書いていたので、あるか質問したら、環境保護のためにしませんと回答された。環境保護なら仕方がないと思ったが、後に焚き火をすると追加料金かかるからやらなかったらしいと知る。。。

再び出発し、30分もたたないうちに登山口に到着、10:30頃。他のグループも沢山いて、人気のアクティビティだと伺えた。家族経営の売店があり、木の杖を30q、トイレも5qで貸していた。一緒にきたアルゼンチン人女性が、車酔いしたらしく、お世辞にも綺麗とは言えないボットントイレにこもっていた。かわいそうに。。。

その日の食事が配られた。ランチのサンドイッチと、アルデンテを知らない世界から生まれた夕食用のパスタが入ったタッパー。お菓子の詰め合わせ。まぁまぁ重いしでかい。既に水を3L、その他もろもろ持っているので、パスタを断っている人もいた。

いよいよ登山開始。以前にペルーの高山を4日間かけて登ったことがある私は、あれよりきついことなんてないだろうとたかをくくり、荷物を減らしたい理由で登山用サンダルで挑んだ。まー、なめていた。ネットでもあまり情報がなく、行けば何とかなるかと楽観的に考えていた過去の私を往復ビンタしたい。

週末の帰りに撮った入り口。大人気アクティビティ
体感垂直の坂

まず体感垂直の坂を上り始める。高度もあり、最初の5分から息が上がる。
遅らく1時間半位そんな坂道が続く。この時点で汗だく。休憩しながらゆっくりと登る。こんな時西洋人とアジア人の身体の違いをまざまざと見せつけられる。
そんな中、最後尾には、資生堂の日焼け止めを顔にべったりと塗り、真っ白の顔をした中国人女性が、現地ガイドに引かれた馬に乗り登っていた。平安時代やん、と心の中で突っ込む。

おそらく1時間半くらい(体感4時間)そんな坂が続き、やっと急な坂道を抜けて、荒い息と大量の汗と疲労を伴い広場の様な所に到着。1/3くらい来たかなーなんて思っていたら、そこは途中どころか、まさかのトレッキングの入り口だった。

まさかすぎて笑えた

広場の巨木
トレッキング入り口のサイン




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