グアテマラ一人旅 #0

さて、次はどこに行こう。と世界地図を眺めながら妄想に耽る時間が増えてきて、やっとまとまった休みが取れる目安がついた。
一人旅はコロナ以降なので、3年ぶりくらいになる。最後はペルーのイキトスというアマゾン川のある街とトレッキングの聖地という高度の高いワラスという街だった。今までで一番と言って良いくらい楽しかった旅となり、次はペルーの南部とボリビアのウユニ塩湖!と思っていた矢先にコロナになり、あっという間に3年も経ってしまった。

ボリビアへの旅は諦めていないが、今回は10日ほどの休暇だったので、念願の旅はもう少しゆっくり行きたい。前から興味のあったメキシコのオアハカという街の近くの生のきのこが食べれる小さな村。詳しく調べるが、生のきのこは食べれる季節があるらしく、諦める。地図をぐるぐると回し、ヨーロッパ?いや、気分じゃない。やはり南米? アルゼンチン?牛肉嫌い。。。ちょっと近めのコスタリカ?物価高いって聞いたなぁ。グアテマラ?治安悪い?

本当に治安悪いかどうかは結構当てにならない。メキシコも危ないって言われてたけど、全然そんなことなかったしなぁ。と思い検索を始める。
グアテマラシティー以外はそこまで悪くないと。ありだなぁと思い、グアテマラについて調べ始める。まず国土は日本の3分の1くらい。回りやすそう!物価はメキシコより同じか少し高いくらい。悪くない。そんな中見つけたのは火山トレッキングツアー。

グアテマラは火山に囲まれた国で、自然がとても豊か。観光地でもあるアンティグアから参加できる1泊のツアーで3900メートルの火山に登れるそう。ほぼここでもう心は決まった。さらにはインカ帝国時代からのケチャ民族だけではなくたくさんの民族が今でも伝統的衣装を纏い生活している。ペルーでアンデスの民族衣装に感動して以降、中南米、南米の先住民族の細かい刺繍や色遣いが大好きになり、さらに興味を惹かれる。
世界一美しいと言われている湖があり、ある街には温泉街(!)もある。

もうこれは決定!と思い航空券を探す。また、安い。
早速チケットを取り、会社に休み申請を出す。

最初はグアテマラシティの空港に着き、そのまま1時間ほど離れたアンティグアという古都にうつり、そこに1泊することだけ決め、後は流れで動こうと決める。宿の方や旅人から情報収集できるかなという目論見で、最初の宿はアンティグアの日本人宿”ペンション田代”というところにお世話になろうと決めた(経験上日本人からの情報が一番信頼ができる)。最終的に3泊することになるくらい良いお宿だった。

出発の日。グアテマラへの直行便は夜中に着くものか早朝に着くものしかなく、早朝を選んだので、朝の3時の便。祝日だが道も空港は空いており、スムースに飛行機に乗り込む。わくわくして寝れないかもと思ったけど流石に爆睡し、目覚めた時は着陸の30分前だった。


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