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「おかえりモネ」にみるコロナ後の世界

こんにちは、ロコタビの椎谷です。

昨日終了した【連続テレビ小説】おかえりモネ(120)「あなたが思う未来へ」を観て、久しぶりにnoteを更新してみたくなりました。

舞台は、宮城県気仙沼湾沖の島。東北の震災で人生に迷う主人公「百音」に、人気天気予報士の朝岡が「天気予報は未来を予測できる世界」だと話したことで、「自分も未来を知ることができたら」と天気予報士を志す。

最終回は、2020年1月に、幼馴染の亮が念願の漁船を手に入れ港から漁に出てから数年後。天気予報士になった百音が島の浜辺で、東京で医者をしている婚約者の菅波に2年半ぶりに会う。

菅波:会うの久しぶりだ
菅波:あなたとは違う時空で生きているのか。2年半会っていない
百音:私たち、距離も時間も関係ないですから
菅波:やっと会えた

菅波が手を広げ、百音と抱き合おうとする

百音:あっ!良いんですか?
菅波:良いと思いますよ。もう

菅波と百音が抱き合う

百音:先生。本当に、お疲れ様でした

その直前には、母親の亜哉子が主催する塾の子供たちと浜辺で戯れる場面。よく見ると全員マスクをしていない。

そして、菅波と百音が2年半もの間会うことができていなかった事実。「お疲れ様でした」と言う言葉で、医師である菅波が長くコロナと戦って、やっと百音に会うことができたことで、ここは、コロナが収束した世界だと言うことがわかる。

しかし、百音は菅波と抱き合うことに躊躇する。

「おかえりモネ」は、震災を乗り越えて前向きに未来へ進む主人公を描いた物語ですが、今現実として我々が直面しているコロナウィルスとの戦いも乗り越えられるという明るい未来を見せてくれます。

一方で、コロナ収束後でも、人の触れ合いを躊躇する現実を教えてくれています。

・2020年1月 りょーちん船を買う
・約2年半後 海で菅波先生とモネが抱き合う場面
※実際の映像をみたければ NHK+で見ることができます(ログイン必要)。

人が触れ合える世界は訪れるのか

ドラマ最終週のテーマ「あなたが思う未来へ」は、アフターコロナの世界について、我々が何を思う、何を望んでいるのかを考えさせてくれます。

コロナ前には、それがあること、出来ることが当たり前で、考えもしなかった事が、コロナによって、実はそれは幸せなことだったんだと気づかされた人は多いはずです。

特に、このコロナ禍で気付かされたことは、人が触れ合う、人と人が気軽に出会える機会は、本当に貴重なものだったということです。

毎年、当たり前のように実家に帰省し、時間が合えば友達と会って話をするという世界が、無くなった今。

「おかえりモネ」を観て、アフターコロナの世界でも、コロナ前のように気軽に人と触れ合うことに難しさがあり、コロナ前には戻れないと言う現実を直視し、「我々が望む未来」を思い、想像し、実現させていくことが、今を生きる我々の使命なのではと思います。

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