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世界のテレワーク事情〜ロックダウン後の仕事の仕方はどう変わる?

こんにちは、株式会社トラベロコの椎谷です。

遂に、日本でも緊急事態宣言(日本版ロックダウン)が出ましたね!

こうなると、今まで会社で仕事をしていた人たちが、しのごの言わずテレワーク(リモートワーク)で仕事をせざるを得ない状況になると思います。

先日、厚生労働省とLINE社が共同で実施した「新型コロナ対策のための全国調査」(3月31日~4月1日に実施)によると、回答者約2,400万人の内5.6%(約137万人)の人が4月時点で仕事をテレワーク(リモートワーク)でしていると答えたそうです。

その数字が多いのか少ないのかは現時点では分かりませんが、緊急事態宣言(日本版ロックダウン)が出て多くの会社がテレワークになることを考えると、ほとんどの人がテレワーク(リモートワーク)での仕事ができないと言う現実が見えます。

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既に、世界では日本より早くに都市をロックダウンし、多くの人が自宅待機をする生活をしているという現実があります!

今回、テレワークという働き方について、既にロックダウンを経験した世界6都市の現地在住日本人(ロコ)に話を聞き、今後、非常事態宣言後の日本で起こるであろう、テレワーク事情、テレワークのコツなど、ロックダウン後の「仕事の仕方」についてまとめてみたいと思います。

そもそもテレワークとは

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方。
参照:総務省「テレワークの意義・効果」

近年、安倍政権による重点目標の「働き方改革」に関連して、テレワーク(リモートワーク)、副業(複業)などが日本政府として推し進められてきました。

また、昨年は、東京オリンピック2020に向けての準備として、約1ヶ月「テレワーク・デイズ2019」というイベントを実施し、実施団体が2200社参加したようです。

ただ、本来開催予定だった東京オリンピック2020の数ヶ月前にも関わらず、調査対象者に偏りがあるとはいえ、LINE社の調査結果のテレワーク率が5.6%というのは衝撃的な数字に思えます。

一方で、今回のコロナによる外出自粛要請によって「在宅勤務」になった方も多くいますが、「ICT(情報通信技術)の利用」ができなければ、それはテレワークでは無く「ただの在宅勤務」であり、テレワークによるメリットが享受出来ていない状態だと言えます。

コロナ以前の世界のテレワーク事情

一方、日本のテレワーク率を言う前に、世界のテレワーク事情はどうなのか、海外在住日本人(ロコ)にロコタビの公開Q&A機能を使って質問をしてみました。

ニューヨークを除いて、ほとんどの都市ではテレワークが普及していたとは言い難く、日本と同じような状況だったことが回答からわかりました。
ただ、在宅勤務(在宅ワーク)については日本よりも進んでいるようで、週に数回在宅勤務をしたり、長期休みの際はテレワークで半分仕事が出来るように、会社に行かなくても仕事が可能になる「柔軟な働き方」は日本よりもできていたようです。

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<質問>
コロナ以前のお住いの国のテレワーク事情について教えてください

<ロンドン在住日本人の回答>

テレワークはごく一部の限られた人のみでした。250人ほどの従業員中、恐らく数10名ほど、週間数日のみ等。
40代女性。会社員。イギリスに20年在住。
これについてはわかりません。ただ、日本よりはもともと在宅の人はかなり多かったように思います。完全在宅は珍しいですが、例えば、週に2回在宅、3回通勤というようなミックスの人が多いように思います。例えばこちらでは、小学校の間は親が子供の学校の送り迎えをしなければなりませんが(朝9時と午後3時半)、これをやっているのは、お父さんとお母さんが大体4:6ぐらいの割合ですので、これを見ても、普段から家にいるお父さんが多いことがわかります。
イギリスに24年在住、50代、医療従事者(助産師)
イギリスはずっと以前から自宅から仕事をしている人もいますよ!今回のことが発生し今はほとんどの会社が自宅勤務です。その点は日本とちがいこの国はインターネットが使用できないと仕事はできませんので、現在はほとんどが在宅ワークになっています。
40代、会社経営、イギリスに13年、London、Birminghamに在住

<マドリード在住日本人の回答>

スペインでのテレワーク普及事情ですが、ヨーロッパの中では低く4.3%だったのが、コロナの影響で7%以上になったということです。次のURLはスペインの大手経済プレスの記事ですが、具体的な数字はこちらをご参照ください。
マドリード在住32年、ガイド、通訳をしております。年齢は50代後半です。

<パリ在住日本人の回答>

テレワークは近年増え続けてはいるようですが、昨年の資料で8〜17.7%と、ヨーロッパ平均の20%を下回っているようです。
http://www.teletravailler.fr/observatoire/en-france
50代、主婦、旅行業(現在はロコタビの仕事がメイン)、パリ在住約27年
コロナ以前、在宅ワークは一般的ではなかったと思います。でも、正当な理由があれば可能で、在宅ワークしか出来ない所為で勤めている会社に居辛くなると言う様な事はなかったと思います。
40歳、主婦ですが、依頼を受ければ、翻訳、通訳、ガイド等サービス業をしています。

<ミラノ在住日本人の回答>

以前のテレワーク事情ですが、体感や友人の意見を総じるとあまり多くなかった印象です。
働き方改革などで、日本の方が推進を進めている印象が高かったです。
オフィス仕事をしている友人たちは、8月のバカンス時期(皆が休暇を取るのでミラノはほぼゴーストタウンと化します)に、半分バカンス、半分テレワークで自宅でリモートワークをしていました。人が少なく業務も少なくなる時期に社員の通勤の負担を考えるとテレワークにした方が良いという会社の判断だった様です。
40代、フリーランス、ミラノ市在住10年

<ニューヨーク在住日本人の回答>

僕らの暮らすアメリカ合衆国はテレワーク(ホームオフィス)化に関しては日本より10年ぐらい先を行っています。下記英文情報(2018年12月発表)によると、現在、370万人の従業員が在宅勤務だそうです。
60代、文筆業、ニューヨークに28年在住。
ニューヨークはテレワークが進んでいるのかと思いきや、実際に取材をすると実はこの街では進んでいなくて、コロナによってテレワークにシフトした企業がたくさんあることがわかりました。
40代、執筆業、ニューヨーク18年
現在、私はニューヨークのファイナンシャルディストリクトで、金融系コンサルの会社でデザイナーとして働いています。日本人は私一人しかいません。
テレワークは普段から導入されていました。支社が世界中にあったり、クライアントのロケーションもバラバラなので、普段からテレワークの感覚があり、前日飲みすぎた、などの理由でテレワークにする人も多かったです。
ニューヨーク、ブルックリン在住10年、30代、UX/UI/プロダクトデザイナー
過去8年、ニューヨーク・ブルックリンに住んでおり、後半4年はフリーランスとして仕事をしています。特定のオフィスが無い時代もあり、そのときはある種のテレワークだったのかもしれません。ただオフィスがないのでその対極であるテレワークも存在しない感じで、「テレワークしてる」と意識することもありませんでした。フリーランスの方の多くはそんな感覚じゃないかと思います。
40代前半、企業向けのコンサルタント、ニューヨークに8年

コロナによってどう変わったか、現在の働き方は。

では、コロナウイルスによってロックダウンが起きた都市の在住日本人(ロコ)達は、今回のコロナ問題でどう働き方が変わったのでしょうか。

想像通りではありますが、社会インフラに関わる業種以外で、もともと通勤をして会社で仕事をしていた人は強制的に在宅勤務になっているようです。日本でもテレワークのツールとして使われているZoomやSkypeなどで会議やコミュニケーションをとりながら在宅で仕事をするというのが現在の状況です。

観光業など業種によっては仕事がなくなったり、失業している人はいますが、生活費は国の支援があるようです。ただ、実際に減収はしていて、国もどこまで面倒をみてくれるのかについては不安があるとのことで、支援や補償の内容は違いはあれど、日本と状況としては大きく変わりはないのかもしれません。

コロナ問題によって、テレワークは当然な働き方になっていて、今後もテレワークは継続されることは、既にロックダウンをされた都市の実情をみると実感できます。

<質問>
コロナの影響で起きた(起きている)働き方の変化はありますか?

<ロンドン在住日本人の回答>

ほぼ全員テレワーク強制的になりました。(受付業務等を除く)
40代女性。会社員。イギリスに20年在住。
ほとんどの在宅可能な人が在宅勤務です。通勤していいのは、Key workerと言われる家ではできない仕事で、国民の基本的な生活を維持するのに欠かすことのできない仕事をしている人に限ります。例を挙げますと、食品や薬品を売る店の店員(食品と薬品を売る店以外は原則閉まっています)、これらの店に品物を運んでくる業者、食品や薬品の生産者、ドライバーの人達、電話やPCなどの通信関係の故障を直す人達、警察官、消防士、郵便配達の人、医療従事者、Isolationになっている人に食品などを運ぶ人達、公の交通機関に勤める人達、ガスや電気の緊急工事の人達、車の修理業者などです。つまり、普段オフィスに座って仕事をしている人はすべて在宅です。普段オフィスにいない人でも、たとえば大工さんなどは、その仕事がどうしても緊急に国民のために必要でない限り、仕事は休まなければなりません。この人達の生活費については、国が面倒を見ていますが、それでもかなりの減収になっているようです。
イギリスに24年在住、50代、医療従事者(助産師)

<マドリード在住日本人の回答>

私はガイドですので全くの失職状態ですが、スーパーや、薬局などの接客業の人々は、マスクと手袋をして働いているようです。
こちらではマスクをする習慣が全く無く、顔をかくすということを嫌う傾向があったのですが、これからは変わるかもしれません。
特にスペインの健康緊急調整センター長に当たるフェルナンド シモン氏は先週金曜日に日本的な対人交際を奨励するような事を言っていました。面白いですね。
日本では最初の感染が早かったにも関わらず、それほど現在まで広がっていず、ロックダウン自体当時は実施されていなかったのは、それは日本的な対人交際のやり方のおかげかと思われるということなのです。
つまりは、こちらでは挨拶なども頬に2度キスしたりハグしたりするのが普通なのですが、感染防止のため日本の様に対人接触のほとんどない挨拶を勧めるということのようです。
また当然ながら、今までテレワークをしていなかった会社ではこれからテレワークを実施したりしているようで、私がいつもお仕事をいただいている旅行会社でも、ロックダウン以前の23日から会社のPCを家に持って帰らせてオフィスを閉めました。またロックダウン以降もテレワーク持続を検討しているようです。
マドリード在住32年、ガイド、通訳をしております。年齢は50代後半です。

<パリ在住日本人の回答>

外出禁止令が発動してからは、テレワークが可能な業務は自宅で、それ以外は会社の証明書と外出署名所を携帯して通勤となっています。ただ、ほとんどの店舗や娯楽・文化施設などは休業、またそれによる受注減少などにより、失業や部分的失業をしている人が多数います。
50代、主婦、旅行業(現在はロコタビの仕事がメイン)、パリ在住約27年
コロナの影響で、医療関係者の方等は仕事に追われていますが、今忙しい職種以外の方は在宅勤務です。在宅勤務が出来る状態ならまだ良くて、全く仕事がなくなってしまった方もいらっしゃいます。フランスは国がお給料を保証してくれると言う事で、他国に比べれば良いのかも知れませんが、深刻な問題を抱えていらっしゃる方は沢山で、本当に全て国が保証出来るのか、少々疑問に思います。
40歳、主婦ですが、依頼を受ければ、翻訳、通訳、ガイド等サービス業をしています。フランスに14年

<ミラノ在住日本人の回答>

在宅仕事が増えました。
以前からのクライアントからの要望により、オンラインでのやりとりが主です。
以前からも遠隔地に住むクライアント用に行っていましたが、件数は本当にごくわずかでした。
私なりにメリット、デメリットを考えてみました。
<メリット>
・移動にかける時間、お金、体力の負担が無くなった→かなり嬉しい効果。片道1時間かかる場所に移動はザラでしたから体力的、精神的に楽になりました。その分準備も詰められる様になったり、新しいアイデアが出てきて良い効果を生んでいます。
<デメリット>
・通信手段でSKYPE、ZOOMを使用していますが、途中音飛びしたり聞こえなくなったりはします。音質,画質、通信環境共にさらなる改善が必要と感じます。5Gの効果に期待しています。
・空気感が感じられない→対面ではその人のやりたい事、目指す方向性などを限られた時間の中で読み取って信頼関係を築いていったところもありますので,オンラインでは「気」の様なものが幾分減る気がするのは否めないです。
・一画面しか見られないので,多角的な視点が減るのも影響しますので痛いところです。
・機器的環境的負担→通信環境の整備や,パソコンなどの機器の拡充,自宅環境の整備を整えなければと思っているところです。
・今後の集客をどの様にしていけば良いか,考えている途中です。
40代、フリーランス、ミラノ市在住10年

<ニューヨーク在住日本人の回答>

僕は、在米28年になりますが終始フリーランスで映像関係の仕事を続けてきました。家賃高騰もあって2014年以来、マンハッタンにあったオフィスを閉鎖。コロナ発生時に至るまで、ずっとテレワークです。よってコロナによる影響はほぼありません。「ほぼ」というのは仕事の性質上、取材や撮影、そしてロコのアテンドなどで市内外をかなり頻繁に移動していたので、それがなくなり、時間の使い方が変わりました。
60代、文筆業、ニューヨークに28年在住。
多くの在宅勤務者が、zoomなどを使って会議を開いています。通勤者は、朝の通勤時間が減ったのでストレスが少なくなったと言っています。
40代、執筆業、ニューヨーク18年
クライアントミーティングが全てテレワークになりました。
以前は、例えば3ヶ月のプロジェクトだったら、その内の2週間だけ現地入りして、その他の期間はZoom/Webex でミーティングでしたが、それが全部リモートミーティングになりました。クライアントワークショップも、mural等を使ったワークショップに切り替えになりました。
また、会社全体で出社禁止になったので、チームミーティングの為にオフィスに行かなくなりました。
ニューヨーク、ブルックリン在住10年、30代、UX/UI/プロダクトデザイナー
自宅で仕事するようになり、生産性は下がりました。周りの雑音は構わないんですが、カフェやコワーキングスペースと違い、その雑音が自分に関係するものなのでどうしても意識を払ってしまいます。
40代前半、企業向けのコンサルタント、ニューヨークに8年

<オークランド在住日本人の回答>

<アラート>
レベル2:入り口にアルコール消毒を設置し通常通り営業していました。
レベル3:2日間だけでしたが、テイクアウェイのみで営業していました(私はお休みでした)。
レベル4(ロックダウン):クローズです。NZ全ての飲食店(テイクアウェイも含む)が最低4週間クローズします。食料品はスーパーかコンビニ店でしか買えません。(30代、日本食レストラン、オークランド(NZ)に約4年在住


テレワーク、在宅勤務のコツ

日本より先に、ロックダウンされた都市在住の日本人達(ロコ)は、実際テレワーク(在宅勤務)での働き方を経験し、上手くテレワークや在宅ワークをするコツを聞いてみました。

回答を見ると多くは2つの事について気をつけることが重要だということがわかりました。

1)規則正しい生活
 ・朝は今まで通りの時間(定時)に起きる
 ・確りと着替えをし、身繕いは入念に(人に見られても良い格好にする)
 ・仕事をする時間などルーチンを決めておく

2.適度な運動
 ・家に閉じこもりがちなので、毎日運動する習慣をつける
 ・Youtubeのワークアウト動画を見る
 ・できるだけ健康を意識する

ロックダウンになると家にいる時間が長くなり、生活も乱れがちになるので、常に心に余裕を持った状態にしておくために、この2点のコツを意識しておくと、これからの緊急事態宣言(日本版ロックダウン)にも対応できると思います。

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<質問>
在宅勤務(テレワークなど)をされている方は、気をつけていることはありますか?また、在宅勤務のコツなどあれば教えて下さい。

<ロンドン在住日本人の回答>

気を付けていることは特にないですが、家で働き、身なりに気を使わなくなり、急なTV会議時に焦ります。。コツは、ですのでなるべく普段通りの時間に起き、身なりを整え、仕事を開始すると余裕を持った働きができますね。
40代女性。会社員。イギリスに20年在住。
これは仕事ですので、会社にいる時と変わりはありません。ただ違うことは子供がいれば子供の世話をしながら仕事はできますし、いなければトイレにいったり、Cafeを飲んだり は自由にできますよ! 
40代、会社経営、イギリスに13年、London、Birminghamに在住


<マドリード在住日本人の回答>

私は自分に当たることではないので自分の経験からお答え出来る訳ではないのですが、特にお子さんがいる方はいつもは学校は幼稚園に預けられるのにそれが不可能なので、時間帯の調整とかが大変だということを聞いております。
マドリード在住32年、ガイド、通訳をしております。年齢は50代後半です。

<パリ在住日本人の回答>

主人が会社に行ったり、在宅勤務をしたりしています。子供はネット授業を受けています。それぞれ上手く行っている様ですが、ニュースでは中々アクセス出来ずに困っているとか、ずっと家に閉じ籠っているので、家庭内暴力が非常に増えたと聞きます。自宅では難しいかも知れませんが、落ち着いて仕事を出来る空間を持てる事が、在宅勤務を成功させるコツかと思います。
40歳、主婦ですが、依頼を受ければ、翻訳、通訳、ガイド等サービス業をしています。フランスに14年

<ミラノ在住日本人の回答>

書き物等で机に向かわなければいけない時は,椅子にクッションを置いたり,締め付けない服を着たりと体に負担がない様に気をつけています。
確実に動く量は減りますので、YOUTUBEのワークアウト動画を見て運動したりと、健康にはかなり気を使います。
後は部屋の環境を整える事。朝起きたらまず家中の窓を開けて空気を入れ替える、掃除もこまめにしています。
40代、フリーランス、ミラノ市在住10年

<ニューヨーク在住日本人の回答>

取材や情報収拾のための外出も縛られ、外食、外での打ち合わせも禁じられると、完全な在宅勤務ですね。公私のメリハリがなくなるので;
朝は必ず定時に早起きする。
起きたら身繕いは念入りにする。
すぐ着替える。
できる限りおしゃれな格好をする(ズームやフェイスタイムなど突然の映像付き交信に耐えるためにも、です)
食料品などの買い出しは朝一に集中させる。1日一回に限定。
できる限り自炊する。
できれば酒量を減らす。(お酒をいつでも飲める環境なので、お酒との距離を置くようにしてください)
仕事はなるべく家族のいる部屋(リビング、ダイニングなど)でする。特にインターネットを使う作業は自室でしない。どうしてもエンタメやゲーム、ショッピング、エッチサイトなどに気をとられるので。
就業時間は朝8時から午後5時まで。
60代、文筆業、ニューヨークに28年在住。
私はコロナ以前から東京、ニューヨークでリモートワークをしています。
運動不足になりがちなので、積極的にエクササイズの時間を設けるなど気をつけています。
また在宅でも、洋服や髪型に気をつけています。やはり身なりは心がけにも通じるもので身なりを整えることは仕事をする上で大切だと思います。
40代、執筆業、ニューヨーク18年
とりあえず、今週何をするか、今日何をしたかを明確にして、ゴールと成果を設定する。そして、チーム、クライアントと、最低1日一回はコミュニケーションをとる。
ニューヨーク、ブルックリン在住10年、30代、UX/UI/プロダクトデザイナー
在宅勤務中です。ルーティンづくりを意識的にやっています。朝のランニングや、昼の散歩、食事やオヤツの時間を決める等。生活リズムを意識的に整えないとどうしてもだらだら過ごしてしまいます。
40代前半、企業向けのコンサルタント、ニューヨークに8年

その他のコロナの影響について

オークランド在住者(ロコ)の方より、ロックダウンによる現地の変化を詳しく教えてもらいましたので、最後に共有します。

その他のコロナの影響は下記の通りです。

<ロックダウン前>
・カフェにて自分のエコカップを使ってコーヒーは買えませんでした。
・各お店の入り口にアルコール消毒が設置されている

<ロックダウン中>
・スーパーや薬局は入店人数が制限され、店外の列やレジの列は2メートル間隔で並ぶ。オーガニックスーパーではオンラインで連絡先を登録しないと入店できないようになっています。物によって品薄や売り切れになっていますが、別の日に行くと補充されていて全く買えないと言う状況にはなっていません(アルコール消毒やマスク以外)。
・ドライバーさんに接触しないよう、バスは後ろドアから乗り降り、ICカード持参者のみ乗れる、キャッシュ不可、料金フリーで乗れます。
※バスはエッセンシャルワーカーやスーパーに行く人のために運行されています。
・救助が必要になるかもしれないので、海や山への外出禁止
・運動のため公園などに行く場合は他の人と2メートル離れる。
・政府から申請した各会社へ補助金が払われており、会社から各個人へ給付されています。私の会社は契約時間数の80%を給付いただいています。
・ロックダウンのおかげで感染者は減りつつあり、回復者も増えてきました。
30代、日本食レストラン、オークランド(NZ)に約4年在住

最後に

今回、日本よりも早くにロックダウンをされた都市在住の日本人の方から、緊急事態宣言(日本版ロックダウン)がされた我々日本在住者へ、参考となる様々なメッセージをもらいました。

日本ではまだ一部の都市だけが緊急事態宣言(日本版ロックダウン)となっていますが、今後エリアが拡大することも予想されます。

業種にもよりますが、会社がテレワークに消極的だったとしても、テレワークという新しい働き方に日本人の大半が対応していく必要に迫られていることは自明です。

海外のテレワーク事情を知って、これからの自分の働き方を見直すキッカケになれば嬉しいです。

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ちなみに、当社では、創業当初からテレワーク(リモートワーク)を推奨し、「時間と場所」に囚われずに仕事ができる働き方を目指してやってきていたので、今回のコロナによる働き方の対応についても、特に変わることはありませんでした。
ただ、周りがテレワークに対応してきたことで、わざわざ出向いたりする必要性が減り、オンライン会議が増えることで、逆に仕事がやりやすくなったという副次的効果はありました。


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