【雑記】最近衝撃・影響を受けたうp主
ニコニコメインに移住して一ヶ月くらい。良い合成音声実況も見つけられ、普段の動画視聴もそちらに移行。移動中・作業中にボカコレなどで音だけを聞いたりもしている。
そんなこんなで何人かの投稿者から刺激をもらうことがあった。編集面、画面デザイン、キャラの起用……。その方々を軽くご紹介。
willow8713
とらねずの人。今や数少ない大手ニコニコゆっくり実況プレイヤーの一人。その投稿速度は人間を超えており、なんと毎日投稿どころではなく2本/日。1日に2ターン行動。バケモンでは。(最近の)制作環境はYMM4とのことで、AviUtlすら噛ましていないようだ。そりゃ早い。
にしたってなんでこの人がこんなに投稿頻度が速いかというと、〈立ち絵表情変更など色々手間を省いている上に、ノータイムでセリフを打ち込んでいるから〉らしい。つまりセリフを打って(直して)いる間に次のセリフを考えている。
その様はコメントで「タルパのようだ」と言われている。
タルパ
タルパというものがある。簡単に言えば偶像を作り出すこと。漫画家や小説家が、【「勝手に動く」というキャラクター】は、恐らくこれと似たような状態なのだろう。
現状、私が扱っているキャラは
ゆっくり霊夢
ゆっくり魔理沙
ゆっくり早苗
ゆっくり妖夢
ゆっくり咲夜
ゆっくり魅魔
ゆっくり射命丸
結月ゆかり
紲星あかり
琴葉葵
琴葉茜
栗田まろん
唄音ウタ
の13名。
ウチでそのような編集――タルパ的領域にいるキャラは、〈ゆっくり霊夢〉と〈ゆっくり魔理沙〉、そして〈唄音ウタ〉のみ。
そのタルパ的領域でできた(作った)のがこれ。
相方の咲夜はタルパ的領域にいなかったものの、魔理沙がタルパ領域にいるキャラなのでサクサクセリフを打ち込むことができた。ただ、何故か制作中変に違和感を感じていたのだが……。
即編集
それと。編集速度が早い理由に〈録画内容を覚えているから、あえて間(無言の時間)を取っているから〉というものもあるようだ。録画なんて1ヶ月レベル以上の感覚で取り溜めしている私にとっては耳が痛い話だ。(「琴葉大往生ふたり」なんて撮影から9ヶ月放置してたんだぞ……)
なるほど。覚えているうちに編集をすることで、編集時に録画を見返す必要がない。これは盲点だった。実際上記の編集風景では、録画を覚えているからなのか録画を見返すこと無く淡々とセリフを打っていた。
これらの技は取り入れてみよう。
出会い
単純な話だ。「ゆっくり実況プレイ」タグの検索結果にこの人の動画が検索妨害レベルで沢山あったから。それで見てみたらハマった。
シジョウハムロ
合成音声動画投稿者。それだけなら特段衝撃を受けるわけでもなかったのだが……。
唄音ウタ実況プレイの衝撃。
唄音ウタ(通称:デフォ子)は、UTAUのキャラクターだ。最近私はしょっちゅう重音テトを曲のボーカリストに採用するので、その流れで彼女のことも知っていた。
ウタ(私はデフォ子よりもこっちの名前のほうが好きなので、ウタと呼ぶ)の中の人は、ご存知ゆっくり霊夢の声こと「AquesTalk1 女1」。
一般に重音テトやら初音ミクやら、歌唱音源から無理やりトーク(おしゃべり)させたものはトークロイドと呼ばれる。じゃあUTAU音源のキャラであるウタはどうなるか。前述の通り、本来中の人のAquesTalkは喋るために作られたソフトだ。彼女は例外的に、トークロイドの手法を使わずともAquesTalkを使うだけで〈唄音ウタ〉として喋ることができる。まるでVOCALOIDとVOICEROIDがある結月ゆかりのようだ。
やはり「AquesTalk1 女1」はゆっくり霊夢のイメージしか無いので、この声を使うには必然的に霊夢がついて回ると思っていた。
私はボイロ(広義)とゆっくり(AquesTalk)の共存を図りたい。とはいえ如何せん、ボイロ(広義)の【高頭身キャラ・トーク(シンガー)系ソフト用キャラ】と、ゆっくりの【饅頭・STG用キャラの亜種】だと世界観が合わない。ゆっくり霊夢らが悪い訳では無いし嫌いでもない。ただ少し、合わないということは感じていた。
しかし。唄音ウタの属性はボイロ(広義)の【高頭身キャラ・トーク(シンガー)系ソフト用キャラ】だ。ゆっくり……もといAquesTalkとの共存という意味では、私の狙いに当てはまったキャラと言える。
唄音ウタが仲間になりました。
ゆっくり文庫
hitohira氏が制作する【二次創作】作品群。基本は原作の再現だが、良いところで独自の解釈をねじ込み二次創作に仕立てている。
出会い
ソドーPさんの動画で「ゆっくり文庫リスペクト」という文化(ジャンル)があることは知っていた。今までもたまーにリスペクト動画や、本編を見ることはあった。しかし、ここまで大いにハマることはなかった。
そして先日確かニコニコ17周年の企画「XX年に投稿された動画を見よう」の企画でこの人の動画を見つけたから。
作品は作業用BGMにさせていただいています。
これぞ二次創作
「たまに見ていた」頃の。そのとき一番衝撃を受けたのはこれだった。ハマった今でも(見た作品の母数はまだ少ないが)、ゆっくり文庫で一番好きな回かもしれない。
東方もといゆっくり、そしてこの作品なのであまり意味はないが、ネタバレ注意をしておく。
一応私は原作の小説版を読んだことがある。
なので展開や犯人――オーエンの正体などは知っていた。文庫版ではオーエンを彼女がやっていた。小説版の解説にて戯曲版についても紹介が行われていたので、文庫版の元ネタも知っていた。後編の最後のオーエンが現れるシーンがどうなるかは容易に想像がついた。ついたけど。
これ流れるとマージで最高。オリキャラを起用せず、東方キャラの副次創作でもあるゆっくりに演じさせることで出来た技。素晴らしい。
そしてもう一つ。こっちはちょうどこの記事を書く直前に見て、大衝撃を受けたもの。
私は人並みにはホームズを嗜んでいる。ガキの頃のヒーローと言えばかいけつゾロリか怪盗ジョーカーかバットマンかホームズだった気がする。多分する。
それに加え、私は誰かが土壇場に助けに来るような「お前……ッ!」みたいなシーンに弱い。二次創作で言えば、原作の要素をうまく回収(オマージュ)したシーンにエモさを感じ、弱い。だからこそ、こんなシーンが来たら泣いてしまう。
それより前に脚色された「空き家の冒険」を見ており、【原典と異なりワトソンがホームズの生存を「空き家の冒険」開始時点で知っている】ことを知っていたのが惜しい……。
あくまでゆっくり文庫は原作の「二次創作」だ。アニメ化のように原作を忠実に再現する翻案作品ではない(アニメもアニオリとかが混じることはあるが、基本的に原作者の監修のもとで行われる……はず)。
で、何の影響を受けたん
私はSTG実況者だ。ジャンル的に劇場的な二次創作はやらないはずだ。東方二次創作は小説でやればいいと思っていた。でも心のなかで少し、劇場的な(東方に限らず)副次創作をやりたいとも考えていた。ゆっくり文庫弐であったことで、その思いが強くなったと言える。
次に。私は動画本編で影を多用している。
自分でもどっかで既視感はあるくせに元ネタがどこか分かっていなかった。今回見直して、元ネタがゆっくり文庫だとわかった。
きつねゆっくりはどうもYouTubeの動画や業者による量産型解説動画で安っぽいイメージが付いてしまった(作者のきつねさんは1mmも悪くない)。でも影をつけるだけであら不思議。かっこいいシックな素材に見えるじゃありませんか。
字幕について。私は安っぽくなるという理由からここしばらくは字幕に多くのフチ取りを付けていない。基本画面下部のクロップに頼ってるから付ける意味もない。
最近のゲーセンSTはとくに字幕背景が黒になるよう工夫している(+字幕に合わせて話者で立ち絵を表示しているので、字幕話者識別のための色すら付けていない)ので、フチ取りを置いていない。立ち絵に埋もれないように影は一応付けてあるが……。
ゆっくり文庫を見て、字幕に色付けとフチ取りを(黒1本だけだが)つけようと思った。ただし中心キャラとなるゆっくり霊夢・唄音ウタに関しては例外で今後も白。この二人は声ゆえにそもそも共演することすら無さそうだし、色が同じでもは問題ないはず。
ああ、それと字幕について衝撃を受けたこと。ゆっくり文庫の字幕はいいデザインをしており、とても見やすいと思っていた。一体どこのフォントだと考えていたら……。
メイリオだと!?
メイリオといえばMSゴシックやら創英角ポップ体とともに、素人というか初心者感丸出しになるため使用場所を誤ってはいけないことで有名なフォントだ。ちなみに私の編集ソフト「ゆっくりムービーメーカー4」でも新規キャラ作成時の字幕のテンプレ設定になっている。
太字にするだけであんなに印象が変わるものなのかと衝撃を受けた。私の動画には合わないので使用は見送ったが……。
そんなわけで
ここしばらくで影響を受けたうp主たちでした。私の動画制作スタイル(画面構図など)は安定させたいが、最近インスピレーションばかりなので無理かもしれない。
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