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日誌「その“めんどくささ”を渇望したはず」 #1184

夏至と共に梅雨入りした関東。しかし、今日は降らず。それならそれで好都合である。さて、また例のアイツによる感染が増えてきているようだが日本がもはや数年前に戻ることはないだろう。最近、趣味の1つであるカメラに関してお店に伺って詳しい話を伺うことが多い。例え、それがインターネット上に答えがあったとしてもだ。人間として生きて、人間と関わって暮らしている。それはやたらめんどくさいことでもあると思う。一方、数年前の空白の時間に多くの人がその“めんどくささ”を渇望したはずだ。

「だから」というのも自己中すぎるが、その反動もあって店員さんに伺うことが増えた。また、失礼な表現ではあるが例えばフィルムカメラの修理やレンズの研磨などの分野だと若い職人さんがいない。多くが何十年前からご活躍されており、すでに高齢となっているのだ。ゆえに、いつお店を閉めてしまってもおかしくはない。“伝道師におれはなる!”などとは微塵も考えていないが、貴重な話を伺う機会は常に減っていく。重ねて、人と関わるのは面倒だ。でも、そこを通り抜けた先には面白さもあると思う。

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