見出し画像

おでん

▼先日,京都での会議の後,どこかで夕食を食べて帰ろうと思い,ふと思い立って「蛸長」さんに立ち寄りました。創業139年の老舗で,数年前,一度訪れたことがあるものの,その時は別の店で食事をしたあとの二次会だったのであまり沢山食べられず,その後,インバウンドでいつ行っても行列ができていたので行けなかったのですが,先日はたまたま行列もなく,開店と同時にすんなり入れたので老舗の味を堪能してきました。

画像1

画像2

画像3

画像4

▼お品書き。下の段の「裏種(種の字が逆さまになって『ネタ』と読む)」は3種類ありましたから,合計20品です。

画像5

画像6

画像7

▼名物の蛸は甘くとろとろに煮込まれたもの。

画像8

画像9

画像10

画像11

▼裏ネタのさえずり,麸。

画像12

▼裏ネタの鴨つくね。

画像13

▼七五三結(「しめ」)のおにぎり出汁茶漬け。おにぎりには細かく刻んだ蛸が入っていました。

▼写真でお気づきかと思いますが,全品制覇しました(笑)。どのネタも見事な仕事がなされていて,一つ一つが独立した料理のようでした。お値段は決して安いわけではありませんが,それだけの仕事が施された品ですから,当然,納得のいく価格だと思います。盛り付けにしても,おでん鍋からただ取り出すだけではなく,煮え具合に細心の注意を払ったうえで食べごろのものを食べやすく切り分けたり,もう一仕事したりと手間がかかっています。真っ当な仕事に対して,真っ当なお金を支払うこと。それが客と店との良き関係ではないか,と思うのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?