夫婦になる瞬間を永遠に残す、千年残る手漉き和紙婚姻届を作りました
■お知らせ
【2020.11.3】CAMPFIREからクラウドファンディングを公開しました!
【2020.10.1】クラウドファンディング準備中につき、只今新規の注文はストップさせていただいております。m(_ _)m
【2019.11.25】新規の注文に対しては在庫色分のみ注文可能となっています
【2019.11.4】ロゴや動画についての話を追記しました。
【2019.8.27】注文用の専用フォームをページ最下段につけました!
【2020.11.3更新】
千年残る和紙で作成した特別な婚姻届『千年婚姻届』を広めるクラウドファウンディングを公開しました🎉 (2020.11.30まで)
ぜひ応援よろしくお願いします!
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"一生残したくなるくらい綺麗な、しかもかっこ良くて渋い、特別な婚姻届を作りたい"
1300年の歴史を持つ島根の伝統的な手漉き和紙と、出雲大社の"縁結び"で有名な"ご縁の国"の土地ブランドを最大限に活かした "Made in Shimaneの和紙婚姻届" を制作しました。
この和紙婚姻届の特徴をまとめるとこんな感じです。
■ 素材の紙は、島根県浜田市の和紙職人によって制作される『石州和紙』を使用しています。この和紙を作る職人の技術はユネスコ無形文化遺産にも登録され、作られる和紙は“1000年残った"実績があるほど耐久性が高い美しい和紙です。
■ 和紙婚姻届の上にカーボン紙を重ね、さらにその上に役所提出用の婚姻届を重ねて書くことで、書いた文字を和紙婚姻届に複写させます。一番上に重ねた提出用の婚姻届は通常通り役所に提出し、複写された和紙婚姻届は記念に手元に残すことができます。
△和紙婚姻届のプロトタイプ。可愛すぎない・地味すぎない、和紙の風合いを全面に活かしたシンプルで綺麗な婚姻届です。
千年保ち、複写式で手元に残せるこの"一生残る和紙婚姻届"を『千年婚姻届』と名づけて、将来的には生産体制を整えて、「欲しい!」と言ってくださる全ての方にお届けできるようにしようと準備しています。
△「千年婚姻届」のブランドロゴ。ご縁・和紙技術の継承・未来に続く思いなど、さまざまな意味を込めました。
1000年残る和紙婚姻届「千年婚姻届」
△試作品として刷り上がった千年婚姻届。文字にカラーバリエーションを付けました。素材の紙は島根県の手漉き和紙「石州和紙」を使っています。
実は、婚姻届は最低限の規定フォーマットさえ守れば自作した婚姻届でも全国の全ての役所窓口で正式に受理してもらえます。
千年婚姻届でも、必要最低限の書式を守りつつ、必須ではない箇所を削除することで空きスペースを大きく作って自由に使えるようにしました。
和紙婚姻届にカーボン紙を重ねて、
さらにその上に役所提出用の婚姻届を重ね、通常通りボールペンで記入します(役所提出用の婚姻届用紙も複写専用に作成しています。)
すると、カーボン紙によって和紙婚姻届に文字が複写(※1)されます。
(文字はこの画像よりももっと鮮明に複写されます。)
一番上に重ねた提出用の(普通紙の)婚姻届は通常通り役所の窓口へ提出し(※2)、和紙の婚姻届は記念として手元にずっと残すことができます。
1300年続く、ユネスコ無形文化遺産「石州和紙」を素材に。
婚姻届の紙に利用している和紙は、島根が誇るとっておきのものです。
千年婚姻届の制作には、1300年続く伝統的な手漉き和紙である「石州和紙」を生産されている島根県浜田市の和紙職人の方々に御協力いただいています。
この手漉き和紙の製作技術は、なんと『ユネスコ無形文化遺産』にも登録されています!
△均一に紙を”漉く”工程。写真は西田和紙工房の継承者、西田勝さん
△婚姻届に使う和紙も一枚一枚丁寧に漉かれたものです
お願いして和紙工房見学をさせていただいたり、和紙文化にまつわるいろいろなお話を伺ううちに「この婚姻届の紙には絶対に石州和紙を使いたい!」と強く思うようになり、相談をしてご協力いただけることになりました。
石州和紙は、「大阪商人が帳簿に用い、火災のときいち早く井戸に投げ込んで保存を図った」という話が残っているほど耐久性に優れ、また1000年前の文献に用いられたものが状態の良いまま発見されるほど経年劣化にも強いそうです。「記念として一生残す」には間違いなくこれ以上ない素材です。
「夫婦になる瞬間」を永遠の思い出に
△実際にこの婚姻届で入籍されたご夫婦の結婚式披露宴会場に千年婚姻届を飾っていただきました!
島根県は、出雲大社でも有名な、“ご縁の国”として『縁結び』を県の1つの大きなブランディングキーワードとして掲げています。
他人同士だった人たちが恋人になり、さらに関係を深めて夫婦になる(=婚姻届を出す)ということは、まさに『人の縁』であり、「島根のモノ」を使ってこの特別な婚姻届を制作することは非常に意味があることだと感じています。
通常、婚姻届は役所に提出すると回収されて手元に残すことはできません。
しかし、この千年婚姻届では、「複写式」で記入することで、提出用の婚姻届と記念用の和紙婚姻届を同時に作成することができ、和紙婚姻届側を記念に持っておくことができます。
△千年婚姻届を実際に使用し、入籍されたみなさん!
巷では、提出用とは別に記念用として二枚目を書かせる婚姻届も販売されていますが、千年婚姻届では決意を込めて緊張する手で書いた、1筆目の「夫婦になる瞬間」こそを大切な思い出として残したいという想いから複写式スタイルを採用しました。
普通なら喜ばれない、「緊張して書き損じて修正を入れた」ことすらも二人の楽しい笑い話の思い出として残せるのなら素敵な思い出のトッピングになるかもしれません。
婚姻届は今後電子化され、紙に書いて行政に提出する方式でなくなる可能性が高いです。
全てが電子文書化されていく中で、私達が本当にアナログの状態で保存したいものは何かと考えた時、国に夫婦となる申告をするこの瞬間もその一つではないかと思っています。
仮に本当に、婚姻届が電子申請になったとしても、お互いの心の整理や区切りとして、夫婦となることに実感を持つための古き良き文化として、この千年婚姻届が使われるのもいいなと思っています。
1000年も残る「思い出の瞬間」を家族で代々書き増やしていって、家系図のような使われ方もされる息の長いプロダクトになれたらこの上なく嬉しいです!
実際にこの春に石州和紙の産地 島根県浜田市を訪問され、「和紙を漉く」ところから婚姻届を制作されたご夫婦も誕生しました!
千年婚姻届の制作・販売を行うためのクラウドファンディングもそのうち開始する予定です。ご興味ある方は以下のSNSアカウントをフォローをお願いします!
Yoshida Yuta
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■ 文中注釈
(※1) 「婚姻届の複写」というアイデアは北海道上川郡東川町役場で配布されている「新・婚姻届」がオリジナルです。同アイデアの使用については同婚姻届を制作されたデザイン事務所に問い合わせ承諾済みです。
(※2)役所に問題なく受理されることはいくつかの市区町村で確認済みです。
読んでいただきありがとうございます! Twitterでもつぶやいています 👉 https://twitter.com/yutatatatata