東京事変はやっぱりすごい

こんばんは。いつもはどうすれば閲覧数が稼げるのか、ということを考えて記事を書くようにしているのだが、それにばかり気を取られてそもそも更新の頻度が圧倒的に落ちているので、たまには、というよりは今後も好きなことを書くくらいのライトな記事も投稿しようと思う。

とはいえ、いつもは「商社ガー」とか、「男女平等ガー」とか言ってる人が急に音楽の話を始めたらただでさえ少ない閲覧者が減ることは必至。つまりは何かしらの付加価値はないといけない。ということで、筆者の音楽の聞き方を書いていこうと思う。え?それって付加価値なの?という疑問はあろうが、そんなものは一旦胸にしまっておこう。

皆さんはジャズは聞くだろうか。ジャズの定義は難しいが、イメージで言えばトランペットがメインで活躍していたり、ベースがウッドベースであったり、小洒落たバーでよく流れているなど、人それぞれあると思う。ちなみに、筆者はあまりジャズは聞かない。

おすすめその1:ランニングベース(アーティスト:東京事変)

なぜそんな話をしたかと言うと、ジャズは聞かないものの、ジャズにおける「ランニングベース」という独特な奏法が特に好きで、それはJ-POP、Jロック、EDMなど様々な音楽における好みに共通するからだ。ベースと言えば、「いるのかどうかわからない」「いてもいなくても変わらない」と言われがちな存在だが、筆者はむしろベースラインを重視している。

ランニングベースの具体例として、有名どころを挙げるとすれば東京事変のキラーチューンだろう。

26秒から始まるAメロにおけるこのベースラインがいわゆるランニングベースと呼ばれるもの。雑な言葉で表現するなら、ノリノリな、ワクワク感のあるベースラインだ。これくらいベースが主張している曲なら、ベースの居処がわかるし、仮に消えたらすぐに違和感に気づくだろう。

東京事変のベーシストは国内屈指の名ベーシスト:亀田誠治氏。ポルノグラフィティ、いきものがかり、スキマスイッチなど多くの有名アーティストのサポートメンバーを担ったり、プロデューサーとして数々の名曲に携わっている。(数が多すぎたので亀田氏のWikipediaを見てほしい)

彼の弾くベースラインは複雑なものが多く、存在感は抜群。上記のキラーチューンのみならず、東京事変のあらゆる楽曲において彼の奏でるベースラインの虜になっているファンは非常に多い。

おすすめその2:スラップ(アーティスト:ONE OK ROCK、etc.)

続いて紹介する奏法はスラップ/チョッパー。右手をピストルのような形で構え、親指の硬い部分で弦を叩き、人差し指で弦を引っ張り跳ねた感じの音を出す、比較的激しい奏法である。

スラップと言えばベーシストの憧れと言えるほどカッコいい奏法であり、これ一つ入るだけで曲のカッコよさは倍増する。


まずはONE OK ROCKより、「自分ROCK」の初っ端のベースを聞いてほしい。イントロの真っ先に聞こえてくるのがスラップである。

かなり強く弦を叩くため、普段演奏しているよりも音のメリハリが強く聞こえやすい。一度スラップを知ってしまうと、スラップ中毒に陥ってしまう人が後を絶たない。(筆者調べ)

スラップだらけの演奏を見つけたので一応貼っておこう。これで中毒になっても筆者は責任を負いかねます。悪しからず。


おすすめその3:ハイトーン(アーティスト:サカナクション、パスピエ)

最後の勧めはハイトーン。ベースは本来低い音を奏でるため聞こえにくくなってしまうのだが、ハイトーンは比較的聞こえやすい。そして、本来低くあるべきなのに、高い音を弾いている背徳感がまたたまらない。それがハイトーンである。

ハイトーンで紹介したいのは、サカナクションの「忘れられないの」の間奏ベースソロ。

2:04~2:28でベースの草刈亜美氏が奏でるベースソロはスラップxハイトーンという、まさに禁断の果実のような、非常に中毒性の強い危険なフレーズである。このベースラインはエロい。いやらしい意味ではなく、とにかくエロい。

続いて紹介アーティストはパスピエ。一般認知度はさほど高くないが、「音楽の東大」と称される東京藝術大学でクラシックピアノを学んでいた成田ハネダ率いるロックバンドで、それぞれの高い演奏力でロックファンからの支持が厚いバンド。紹介する曲は「音の鳴る方へ」

イントロど頭からハイトーンxスラップの激エロフレーズに始まるこの曲。ベーシストは露﨑義邦氏。通称露さん。彼の確かな技術と、クールな奏法は世の人々を夢中にさせる。ちなみに、筆者の携帯の待ち受けは露さんである。男性の筆者でさえ虜にしてしまうほどカッコいいベーシストだ。

最後に

筆者流の音楽の聞き方、わかっていただけただろうか。徐々にテンションが上がり、最後の方は文章が大変なことになってしまったが、寛大な心で受け入れてほしい。

兎にも角にも、ベースに注目してみると、あなたの好きな曲も新たな顔を見せてくれるかもしれない。是非、耳を凝らしてベースの存在を確かめてみてほしい。

最後は筆者の敬愛する露さんの激エロベースで締めようと思う。(該当部分は2:17~2:19)

それではいいミュージックライフを。


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