ヨガで腰痛

久々に稽古にお越しになったKさんがヨガで腰を痛めたとのコメント。

少し前の教室でもお話ししたけれど、ヨガで腰を痛めたという話は毎月のように聞く。ドロップインでの参加で過去数回、レッスンを受けた経験で言うと、どの場所もいわゆるダイナミックヨガではなくベーシックなクラスなのにけっこうきつかったということ。痛めない体の使い方を知らない人だと尚更しんどいであろうメニューだと感じた。

ヨガで腰を痛める原因の一つは腰が一番使いやすく緊張させやすい場所だということ。姿勢のキープが難しいポーズを取ったときに腰を反らせて踏ん張る癖が続くと痛める。もう一つは生活習慣からくる背中のこわばり。目の緊張やお腹の疲れで背中がこわばった状態で動くと、腰以外が動かずやはり腰が過剰に動いて痛める。

ヨガでデスクワークによる目、肩の疲れが取れましたという人は運が良いのかもしれない。もちろん体を動かすことで疲れが解消されることはあるけれど、目自体の調整を行った方が手っ取り早い。

良かれと思ってやっているそのヨガ、そのピラティス、そのマインドフルネスは本当に自分の体の状態に合っているのか。レベルが高過ぎないか。やり方は合っているのか。痛めそうな時に「痛めますよ」と指導してくれる人がいる場所だと良いし、痛めそうなことをしている人を見て「痛めますよ」と言える指導者でなければいけない。

整体で疲れの取り方・体の使い方を覚えればヨガでも武道でも上達は早い。整体はボディーワークを快適に行うためのボディーワークにもなる。

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