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コミュニティのなかのコミュニティが、心理的安全性を高める

こんにちは。橋本です。暑くなってきましたね。朝身体がだるいので毎日在宅勤務してからオフピーク通勤するようになりました。これまじ助かる。

さて、先日、コルク佐渡島さんの『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE』を読みました。

今の時代におけるネット上のコミュニティの意義と、コミュニティを運営するにあたって何が大事かということが、粛々と述べられています。

本書によれば、コミュニティを継続的に発展させていくために大事なことのひとつは、コミュニティの中での「安全・安心」が確保されること。自分はこのコミュニティに受け入れられている、コミュニティの中で自分らしく振る舞っていいんだ、と思えること、いわゆる「心理的安全性」というやつですね。

本を読んだときは「なるほどなー、そうかもなー、大事だよねー」くらいに思っていました。

で、ですね。ちょっと話は変わるんですが、僕の勤めている会社(フローレンスというNPOです)には、いくつか社内部活動みたいなものがありまして。例えば、昼休みにウォーキングするウォーキング部、筋トレの内容を報告しあうマッスル部、とにかく何かしら音楽をやっている人が集まる音楽部、などなど。

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(マッスル部のスレ。淡々とトレーニング結果をアップしてます。男くさい)

変わり種としては「早起き部」というのもあります。

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(早起き部のスレ。早起きして「おはよう」、早く起きられたら「えらい!」と言い合う)

ちなみに冒頭の写真も、以前納会で音楽部が演奏を披露したときのもの。

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ボス(代表)がボーカルでルパン三世のテーマを演奏したのですが、なぜか終始、アントニオ猪木風にしゃくれ気味で「フンフフンフン〜・・・」と鼻歌で歌っていました。歌詞くらい覚えてこいや。

さて冗談はさておき、なんかこの、早起き部のスレをぼーっと眺めてたら、ああ、こういうやり取りが、まさに心理的安全性を作り出しているのかな、という気がしてきました。同じ社内だけど、非業務のコミュニケーション。

こういう社内コミュニティは基本的にどれも参加自由、離脱自由、入ったらこうしなければいけないという縛りも特にありません。

普通の仕事のやり取りだと、仕事としてやるべきことはやらなきゃいけない、というのが前提(当たり前ですけど)。仕事と関係ない話について「こんな雑談して、迷惑にならないだろうか」なんて気になってしまう人もいますよね。(まあこの点に関しては、うちの会社はけっこう気軽に雑談できる空気があってとてもよいのですが)

社内部活動のような「コミュニケーションで気兼ねしなくていい、でもゆるい目的はある」というコミュニティがあることは、だいぶ安心できる場を作り出すひとつのポイントなのかなと思ったのです。

他人でもない、「お友だち」でもない、仕事そのものではないコミュニケーション。そこで関係性が作られれば、仕事で一緒になったときもお互いのことがよくわかっていてやりやすいですし。

一般的な大企業でも、部署のコミュニティとは別の、たとえば同期同士のつながりなんかは、こういうのに近いのではないかと思います。

会社全体、あるいは自分の部署やチームについて、雰囲気が悪いなー、なんかやだなー、という場合は、こういう小さいコミュニティを作ってみる、参加してみるというのもアリなのではないでしょうか。あるいは、同じチームでも、雑談用のチャットグループを作ったりして、どうでもいいことを気軽に話せる環境を作ったりするとか。

働き方改革とか叫ばれてもう超バズワードですが、経営陣から目に見えやすい、労働時間規制なんかはすぐ着手しやすい一方、こういう風土の改善、みたいな観点ってなかなかないのではと思います。長く、幸せに働き続けていくためには、心理的安全性の高い職場、安全安心を感じられる職場が大事かなと。

ではでは。

あっ、絶賛スタッフ募集してます。早起き部入りたい!って方、ぜひ社員になってください。僕はこれでマジで早起きできるようになりました。


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