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#1 金公園は、「私たちの場所」|2023.3.19(sun)「SUNDAY BUILDING MARKET with 金公園」開催レポート

主催より

 「セントラルパーク『金公園』(こがねこうえん)」のリニューアルオープン記念ということで、柳ヶ瀬商店街から金公園にまでエリアを拡大することとなった、2023年3月19日(日)「SUNDAY BUILDING MARKET with 金公園」。
 初の試みに不安もありましたが、当日は天候にも恵まれ、出店者、来場者ともに多くの方々が足を運んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 今回は山梨県を中心に活動されている、フリーライターの野呂瀬 亮(のろせ りょう)さんに取材、レポート執筆をしていただきました。以前コンタクトを頂いたのがご縁で、一つの節目ともなった本開催の様子を丁寧に記録してくださっています。
 ぜひご一読いただけましたら幸いです。


柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社


Report text & photo by 野呂瀬 亮

 少しづつ春の訪れを感じさせていた晴天の2023年3月19日(日)。柳ヶ瀬商店街と、JR岐阜駅・玉宮エリアとを繋ぐ金公園(こがねこうえん)を会場に「SUNDAY BUILDING MARKET with 金公園」が開催された。この日は“まちと人がつながる憩いとうるおいの空間”をコンセプトにリニューアルオープンした「セントラルパーク『金公園』」のオープン記念イベント。1ヶ月間にわたって様々なイベントが開催される中、待望の第3日曜日となった会場には、リニューアルオープンを祝う多くの人々が足を運んだ。

 都心と緑、公園と商店街が交差する新しい1日の始まり。リニューアルした金公園には55店ものキッチンカーやブースが並び、爽快な風が吹き抜ける広大な「芝生広場」のある南エリアには、老若男女問わず多くの人たちが思い思いの時間を過ごす。公園全体を見渡すことができる「小高い空間」や、瑞々しい声が行き交う「噴水」には子どもたちの元気な笑顔が溢れていた。

 金神社を挟んで北エリア「多目的広場」には多くのベンチや休憩スペースが設けられ、程よいスケールで居心地の良い“交流の場”が広がる。清々しい日差しが映える白い石タイルの上、マーケットテントの間を練り歩く人、フードやドリンクを片手に腰を下しゆっくりと談笑する人たちの姿が印象的だった。

 サンビル等のイベント時には一定数の来訪者数を獲得しながらも、それ以外の来訪者、滞在、回遊時間の加増に関してはまだ課題を残す中心市街地。“訪れる全ての人が主役”そんな想いが表現された今回の「セントラルパーク『金公園』」リニューアルを通して、公共空間を日常的に活用する来訪者や、敷いては居住者の増加に寄せられる期待は大きかったようだ。

 と言うのも、遡ること約3年前。岐阜市が主催する「まちなかパブリック活用事業」の一環で展開された「OPEN SPACE LABO(オープンスペース・ラボ)」で得られたポジティブな反響が、今回の金公園リニューアルにあたって一つのきっかけともなっているのだと言う。次の記事ではそんな来訪者たちの声を取り上げながら、運営を担った「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」の行った様々な施策について触れていきたい。


次の記事「#2『OPEN SPACE LABO』が教えてくれたコト」はこちら


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