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「ブルスケッタ」の小エビとカラスミのペペロンチーノ@富士吉田

 何回か書いている、もとのラフォーレをリノベしたマリオットのリゾートラインにリピートするようになり、近年は年1回くらいのペースで山中湖にもステイするようになった。ここのマリオットは、山中湖畔東側の交差点、平野からバイカーに人気の道志方面へのツーリングロードをすこし走ったエリアにある。まわりを林に囲まれたそれは静かなロケーションで、温泉にくりかえしつかっていると全身から力が抜けて、いっしょに疲れや汚れも出ていってくれるように感じる。
 何度か訪れるうちに、山中湖畔を歩き、河口湖畔も歩き、道志川の清流沿いも歩き、はたまた富士吉田の街なかも歩き(歩いてばっかりだな)、さらには138号線を南下して御殿場のアウトレットにも出かけ、富士浅間神社にお参りし、アクティビティもそれなりに重ねてきた。
 ぶらぶらしながらのランチは、どうしてもご当地の2大ヌードル、「ほうとう」と「吉田うどん」にひかれてしまい、ネットや観光パンフレットなどで調べては、人気店を訪れてきた。チェーン展開しているところ、道の駅併設のところ、民家でそのまま小さなお店をやられているようなところ(特に吉田うどん)など、思えばけっこうな数を経験した。もちろんどのお店もおいしいのだけれど、よくよく考えるとどちらのヌードルも、それほど大きな味のバリエーションがあるわけではなく、もうそろそろ「追い求め続けなくてもいいか」という気分になってきていた。
 2024年の今回、お彼岸の休日にからめてマリオットに2泊していて、どこかイタリアンかフレンチでランチを、という流れになった。ぼんやり部屋でネットで調べていて、これはあたりでは、というイタリアンに目星をつけた。わたしのこういう勘、けっこう打率高いのです。
 富士吉田市内、海外からの観光客に富士山と五重の塔の「合わせ技ビュースポット」としてブレイクしている新倉山公園からわりと近いエリアの「ブルスケッタ」に行ってみた。木造のテイストをいかした一軒家のつくり。13時ころ到着したが店内はほぼ満席、なんとかカウンター席につくことができた。ネットでは、パスタが人気とのことだが、ランチメニュー、グランドメニューをチェックして、豊富なラインナップに迷うこと、迷うこと。迷いぬいたあげく、やっぱりパスタをチョイス。「小エビとカラスミのペペロンチーノ」にする。パスタの茹で具合、エビとカラスミのバランスがすばらしく、オリーブオイルとニンニクに頼りすぎない味つけもセンスよしで、超好み。あっという間に完食する。富士吉田にお気に入りの店、発見。
 迷いぬいたグランドメニューには地産地消の食材、特に肉料理のラインナップが豊富だった。メニューをいつまでもじっくりチェックする性癖がある私は、今度は夜にきて、甲州ビーフのステーキと、これも豊富にそろった地元産ののワインリストからチョイスして合わせようと考えていた。

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