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ベトナム ホーチミン滞在記⑤

今回もお上りさん。
といっても、「クチトンネル」と「デルタメコン」を巡る弾丸ツアー。
朝7時半集合で11時間という長丁場になる。
クチは、ベトナム戦争の際に南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)がゲリラ戦の根拠地としてトンネルの中で身を隠して生活していた場所で、今は戦争史跡公園となっている。
ホーチミン市街から土産物に寄って2時間弱。

最初に案内されたのがB52戦略爆撃機から落とされた爆弾の痕跡。
え、こんなに大きいの?
こんなのがあちこちに空いている。
すごい爆撃だったんだと思う。

続いて、トンネルに入る実演をみる。

狭いトンネルを網の目のように張り巡らせて、出入り口だけでなく、空気穴を開けている、深さも深いと場所では10mくらいのところもあったらしく(ここは記憶が定かではない)、通路としてだけではなく、中で暮らしていた。

空気穴

これはトラップの数々。ガイドの説明によると、相手を殺すことより精神的に参るようにするために作っていたとのこと。
ジャングルの中、雨季であれば木々は生い茂り視界が利かず、道はぬかるんでいる。このトラップで一人が怪我して動けなくなれば、誰かついて戻るしかない。
戦力は分断され、狙われやすくもなる。
実際にトンネルの中を通ったが、常に屈んだままで動くしかない。観光用のトンネルは暗いが、前後がわからなくなるほどではないし、それに行っても数十メートル。
ここで何年も戦闘を続けることは考えられない。
ベトナム戦争は1955年から1975年にかけて20年以上も続いたのだ。
しかし、彼らは戦って、そして勝った。

射撃場があって、3500円で10発打てる、とのことだった。
ライフルが多いみたいだけど音がすごい。
音1つが弾1発で、それがまともに当たるとおそらく死ぬ。
たまに連発で打つ音も響く。
海外で銃の乱射事件が起きているけれど、こんな音がするのか、と思うとうすら寒くなる。

クチは、何の知識もないまま行ったけれど是非行ってみてください。
何度も行く必要はないと思うけど、50年前の戦争を感じる場所です。

さて、ここで昼食をとって(写真はiPhoneの中)、デルタメコンまで2時間のバス乗車。それも相当飛ばしての2時間。バスの中では全員爆睡だったけれど、たまに目が覚めると反対車線をぶっ飛ばしていた。
そしてメコン川(の一部)に到着。

観光船で対岸に渡るとそこからツアー開始。
ここは盛りだくさん(に詰め込み)。
まずはハチミツ。

次に馬車。

これは後ろの馬車。

続いて現地の民謡を聴く。

果物がこれでもか、と出てくる。
豊かな国だと思う。

この後でボートに乗るけど、ボートで寝る人。

ボートいうかカヌーに乗せてもらった。
Iも僕もボート漕ぎであったから漕がせてもらえるかな、と勝手に思っていたけど、観光客で渋滞しているのでこれは難しいなぁ。
でも、心が躍ってしまうのは仕方ない。
はしゃいでいるのが分かる。

観光詰め込みの最後はココナツ飴作り工場。
皮をむいて、飴にして、包装して、売る。

盛りだくさんを2時間程度で回る。
帰りに船でココナツが出る。
甘い果汁がこれでもかこれでもか、と入っている。

これで、観光は終わり、ホーチミン市街へ戻る。
ここでも渋滞があって2時間弱。

さぁ、1日の終わりはビールだ!

この後に更に「ブン」を食べたけど疲れていて写真を撮り損ねてしまった。こうやって長い一日が終わった。

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