アイドルから学ぶ、場をつくるということ(1)
【アイドル現場に行くきっかけの話】
民間企業に就職し、NPOを経て教員になっていたが、30歳になったタイミングで、先生をしていたところから一転、とある教育委員会で教育改革的なことを推進する立場になっている。
先生という職業を選ぶ人は、他の仕事と比較して良くも悪くも「自分が!」という気持ちが強いように思う。
"教師は5者たれ"と言われてきたけど、やっぱり授業の主役が教師側である時代が長かった。
本当の意味で子どもが主役の授業にするためには、演出とかディレクションとかマネジメントとかプロデュースとか、そういう要素が必要だなと思った。
特に、主役が輝ける場づくりについて学ぶことが必要だと思って今年の夏は本当に色々と観に行った。
例えばスポーツ
年代も小学生、高校生、大学生、社会人とバラバラ。競技も野球、サッカー、バスケ、バレー、ラグビーとバラバラ。プロ野球ってどのカードでもほぼ毎回数万人規模で運営できている意味も魅力もわかった。
例えば舞台。
これも小学生のミュージカルからお笑い芸人の舞台まで幅広くみた。
コントを見ながら、多分先生と子どもの今までの関係性はこれに近かったなと思った。世界観に連れ込んで、子どもたちを笑わせたり考えさせたりする感覚。
例えば美術館的なもの。
美術作品の展覧会も、アニメの原画展も、ハリーポッターの新施設も、文具女子博もどれも「好き」に溢れているなと思った。
たとえば、音楽。
ボーカロイドからヒップホップまで。
オンラインでもオフラインでも、関東でも関西でも、地方でも。
一連の場づくりに対する学びの一環で、1度も見たことがなかったアイドルのフェスというものに参加することにしてみた。
(2)へ続く…
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