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泣くことこそ精一杯の自己主張

うわぁぁぁーん
2歳の女の子がミミちゃんを抱えて
大きな口を開けて顔をくしゃくしゃにして泣いている。

初めての場所にひとり預けられた不安感。

全身でそれを発している


「あっちで絵本、読む?」
「何が好きなの? 普段、何をして遊んでいるの?」
何を声かけても全然耳に届かない。
今、置かれている状況に対するのに精一杯の様子。


20分もすると
泣いていることには変わりないけれども
誘導に従い部屋の中に移動してくれた。


大泣きしながらも
危ないところでないことは身体で察知してくれ
周りの子ども達の様子も少し見ている様子。

スキンシップを図ろうとすると身を硬くするので
軽く背中に手を置きながらも
それ以上の接触は控える

口に何かを入れたいジェスチャーをされるので
「チュパチュパとかあるのかなぁ」と探るが見当たらない。
水筒を渡すと、少し飲んで安心した様子。

そうか。
お水を飲みたかったのね。
「教えてくれて、ありがとう!」


絵本を読んでみると
絵本を見にくることもないけど
なんとなく耳にしている様子は伺え


1時間くらいかけて
ゆっくりゆっくり場に慣れて
その間にも自分の思いは少しずつ伝えてくれて


2歳でも
こんなにも自分で状況に対応しようとし
自分の思いを伝えてくれるんだなぁ。


おやつを食べたら
ご機嫌になって
おしゃべりをしてくれるようになった!♪


別れ際に泣いていると
「大丈夫かなぁ」と
親御さんは心配になるかもしれないけど・・


大丈夫。
親御さんのいない場所で
また少し成長されてるよ。



子どもが泣いていると不安になるかもしれないけど
そこが安心安全に預かってもらえる場なら
心配しなくても大丈夫。


泣いて、泣いて、泣いて・・・
そうしながらも全身で学び
対応しようとしているよ。


人間の本能って素晴らしいなぁ。





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