実際に体験してないことはどのくらいまで書いていいんだろう 小説の書き方

小説を書いている時に、自分の実体験とかけ離れすぎて書けない場面に出会ったことはありませんか?

私はあります。

でも、自分が体験したことしか書いちゃいけないなら、この世の小説はみんな私小説になるはずです。そうなっていないという事は、当たり前ですが、プロの方たちは多少は自分の体験していないことを書いているという事です。

じゃあ、どれだけ実体験とかけ離れたことを書いても許されるんだろう。私が書くときに意識していることを上げていきます。




比喩表現を使う

以下の小説は、実体験を比喩を使って書いたものです。

ある意味では私小説ですが、実際に魔法のような木があったわけではないので、フィクションでもあります。

実際の体験や、社会情勢の風刺を、そのまま書かずにSFやファンタジーなどありえない設定にのせて書くという方法もあります。

実際のことをそのまま書くより、奇抜な設定が実は実体験に基づいていた、という方がインパクトもあるのではないでしょうか。


とにかく調べて書く

実際に体験していなくても、ある職業などについて調べまくって書く方法もあります。

これは一人称よりは三人称に向いているかもしれないですね。

「そこで何を感じたか」は、調べても詳しく書けるかどうかは分かりませんが、出来事を追うような小説だったり、心情をそのまま書かず想像させるような書き方ならうまくいくかもしれません。


お隣さんを描く

私は「男女どちらでもない」という性自認なのですが、「体は女の子、心は男の子」な人を書いたことがあります。

自分と違う境遇ですが、自分の性別が決まらないような不安定な時期の気持ちなんかは少し経験しました。

自分と全く同じ境遇でなくても、「お隣さん」の気持ちなら書くことができるかも。


まとめ

実体験が多い方が書ける幅は増えますが、調査力と想像力で補うこともできます。

自分と主人公の近さによって、小説の雰囲気も変わってくるでしょう。

どれくらいまでなら想像で書いてしまうか、じぶんの基準を持っておくと、それが自分の作風の決定につながるかもしれません。


筆者について

カクヨムで小説を書いています。読んで~

また次回お会いしましょう!

もらったお金は雨乃よるるの事業費または自己投資に使われるかもしれないし食費に消えるかもしれない