使えないハウツーに辟易している人へ 僕もそうでした
世の中にはハウツー情報ってたくさんありますよね。ネットにもたくさん転がっています。
更には「自己啓発本」なんてのもあるけど、あれは人生をよりよくいく生きる「方法」を説くある種のハウツー本だと私は思っています。
私は、そういう「ハウツー」が嫌いでした。もともとASDの特性があって自分のやり方へのこだわりが強いのもあったのですが、とにかく「世のハウツー本はつかえねえな」と思っていたんです。
私が「ハウツー」情報をうまく使いこなせなかった要因を三つ、考えました。
ハウツー本のほとんどが大人向けだった
私はハウツー本嫌いとか言っておきながら、全く読まないわけではありませんでした。
特に「時間の使い方」みたいな本です。
読んでいると絶対出てくるんです。
「飲み会は断れ」
「残業は何たら」
「○○な上司にはなんたら」
いや、知らねーよって話ですよ。当時小学生とか中学生だった私にとっては、その時点で「は?」でした。
自己啓発系の本を読む人のほとんどが会社員の大人だったんですね。
でも、ハウツー情報は大人向けばっかりじゃありません。そう、「受験のためのハウツー」が存在するんです。私がそんな「年齢的にもジャストフィットなハウツー」にも腹を立てていた要因が、次です。
発達障害だった
実は私、最近発達障害の診断が降りました。
ASDで降りていますが、検査をしてくださったカウンセラーさんによるとADHA傾向もあるそうです。
「受験のためのハウツー」は、当たり前と言えば当たり前ですが、ほとんどが定型発達の人のために書かれています。
例えば平日の時間の使い方。
学校行って、部活行って、帰ってきたら勉強。
夕食を食べて、また勉強。
11時に寝て、6時半に起きる。朝も勉強
超人か?
発達障害の人は、普通の生活でも人よりエネルギーを使うので疲れやすいそうです。そのせいもあってか、私は一日8時間くらいは寝ないと体調に影響が来ますし、寝ていない時間にもたくさんぼーっとします。
そんな時間が必要なんです。
それを考慮せず作られた受験アドバイスは、役に立たなかった。そういうことだと思っています。
ハウツー情報の使い方がわかっていなかった
今になって痛感しますが、私はハウツー情報の使い方がわかっていませんでした。
例えば「時間の使い方」と言う本があったとします。
これは、時間の使い方に悩んでいる人全員に当てはまるハウツーを示したものではない。実は、隠れたサブタイトルがあるんです。
「時間の使い方 ~いつの間にか必要ないことに時間を使ってしまっている人たちへ~」
とかね。
そう、ハウツー本には当然ながらそれを書いた人がいます。そしてその作者が「自分がつまずいたけど工夫して乗り越えたこと」を頑張って本にしたわけです。
だから、その作者のタイプと自分のタイプが合わなければ、そのハウツーは使えません。
あとは、自分の成長度合いに合ったハウツーを選ぶことも大切です。
小説を初めて書く人に「ベストセラー本の書き方」なんて渡しても意味がありません。プロットとは何か、まず短編を完成させるには、そこから始めないと。
自分のタイプ、と自分の成長度合い、グラフの縦軸と横軸が上手く合わさるところじゃないと、使えるハウツーにはなりません。
そんな「今の自分にちょうど必要」なハウツーに出会うことは、幸運以外の何物でもないと思います。
でもそれに出会ったとき、人は飛躍的に成長するかも知れません。
「よるる流小説の書き方」の使い方
私は「小説の書き方」という記事を何本か書いています。
これは、私が現在進行形で悩んでいることに対する解決法を考えて記事にしたものです。
もし私と同じことで悩んでいる人にとっては、成長への近道になると思っています。
しかし、無理に取り入れようとしないでください。自分に合わないな、と思ったら棄ててください。それがハウツーの使い方です。
どれだけ有益な情報でも、渡すタイミングを間違えると無意味になります。
無意味な情報に固執せず、先へ進んでください。
今回は以上となります。
私はカクヨムというサイトで小説を書いているので、良かったら読みに来てください。
また次回お会いしましょう!
もらったお金は雨乃よるるの事業費または自己投資に使われるかもしれないし食費に消えるかもしれない